ボードキャプチャーマルチ第4話 投稿者: 紫炎
『メモリーボード』
その封印が解かれるとき
この世に災いが

−前回までの話−
東鳩市南東鳩三丁目に住む藤田マルチは小学4年生…
父と兄と三人で暮らしていた彼女はひょんなことから魔法少女にさせられ、
保科にメモリーボード探しを任命づけられてしまう…
こうして保科とマルチのメモリーボード探しは始まったのでした

じーーーーーーーー
「ふんふんふん!!」
じーーーーーーーーー
「ここも洗っとこ(ゴシゴシ)」
じーーーーーーーーーーー
「(ざぱーーーん)ああすっきりした!!!」
じーーーーーーーーーーーー
「何してるんですか…お兄ちゃん?」
「えっ?」
ここは藤田家のお風呂場…マルチに呼び止められた浩之は鼻血を出していた……
そして風呂のなかにいるのは……雅史パパだった……
ガラガラ…
「んっ…騒がしいと思ったら2人ともここにいたんだ!!浩之もマルチちゃんも一緒に入る?」
ぶしゅーーーーーー
「おっお兄ちゃん!?」
浩之は血の流しすぎで倒れていた…

キャプチャー4…『学校の怪談編』

「ふえええ…幽霊さんですかぁ?」
ここはleaf学園初等部、放課後、4−3の教室、マルチたちは学校の怪談を話していた
「うんっ先輩たちの話なんだけどね、他にも夜中に歩くホルマリン漬けのねずみとか、
裏から三番目のトイレには花子さんがいるとか、1−5の前の壁の染みから血が吹き出すとか……」
「真夜中出歩くボブ=ディランとか、ホルマリン漬けになった和田勉とか、襲い掛かってくる
ガチャピンとか、それをフォローするムックとか…」
「ひええええええ!!!!!!!!!!」
「って、ちょっと誰よっ、さっきから変なこと言ってるやつはっ!?」
「なにかな?」
女の子たちの集まりのなか、なんの違和感もなく英二さんがいた…
「にっ兄さんっ!?」
「はっはっはっ、どうした理奈…暇だったので混ぜてもらおうと思ったんだが」
「……この…」
顔を真っ赤にして理奈は怒った。この男はいつもそうなのである、ひょいひょいっと現われては
おかしな嘘を言って去っていく…それでいて女の子には受けが良く、男の子の間ではカリスマ扱い
なのだから訳がわからない。
「と・も・か・くっ兄さんはあっちいってよ!!せっかく盛り上がってたのに笑い話になっちゃった
じゃない!?」
「でも今の話を聞いて泣いてる子もいるみたいだけど」
「へっ?」
そこには…
「えぐえぐ…ガチャピン…ガチャピンはいやですー!!」
「マッマルチ……」

そしてその日の夜…
「ここが噂の体育館やな」
「うう…お化け恐いです」
ジャラ…
「お化けとちゃう!きっとボードやっ、逃げようとせんときりきりせんかい!!!!」
ジャラッ
「ところで…」
「ん…?」
ジャラッ
「この首輪、なんです?」
「ファッションに決まってマス!!!」
「……」
ここはleaf学園第2体育館前…そこにはマルチ、保科、レミィがいた…
そしてマルチの格好は…あいかわらずのボンテージと…
ジャラッ
鎖つきの首輪だった
「うう…ますます変態さんになってます」
「ほらっさっさといくでっ!!」
グイッ
ジャラジャラ…
「あうっ引っ張らないでください…」

ガラガラ…
「失礼します…だれかいませんかー?、どなたもおりませんねー?、それでは失礼しましたー」
ガラッ
「あほおおおおお!!!!!」
バキッ
「あううううう!!」
「いきなり帰ろうとしてどないすんねんっ!きりきりいかんかいっ!!」
マルチは保科にどつかれた
「はっはい…」
バシュッ
!?
「なんやっ?」
「今…何か音がしまシタ…」
バシュッ
「ひっ帰りますぅぅぅぅ!!!」
「まてぃ!!」
グイッ
「あうっ!?」
「よく聞いてみい…この音……」
バシュッ
「ボールの跳ねた音や」
「はうっ…本当です」
「まだ部活やってる人がいたなんて、ミステイクね!」
バシュッ
「4本…」
「なんや?」
バシュッ
「5本…」
バシュッ
「6本…駄目…ボールが足りない……」
そこにいたのは……
「3点…です」
「2点、こんなのファントムじゃないデス!」
「0点やっ、皿の変わりにボールやなんてベタベタすぎておもしろくもなんともないわっ!!」
「えっ?」 
「没っちゅうことや…」
結構辛口の批評であった
「ひどい、怪談で続いてたから…仕方なくやったのに、一生懸命やったのに……」
そこにいたのは 新城沙織こと、さおりんであった…
そして彼女は……泣いていた
「くっ…まあいいわ、あなたが次のマスター藤田マルチさんね…私の名前は新城沙織!!
そしてボード名は『火炎きゅ…」
ボソッ
「『タマ』やなっ」
「う』……えっ?」
「おー『タマ』ですかっ!!」
「『タマ』…そうですか」
レミィとマルチは納得した
「違うっ私のボード名は『火炎球』よっ!!!!ちょっと委員長っ変なこと教えないでええ!!」
「どーでもええわっ、やってまえマルチ」
「はい…」
マルチはメモリーボードを取り出し、増設した
「メモリーボードよっその力を我に示せっ!!!!」
カッ
「こんにちわマルチちゃん(ぶすっ)」
使ったボードは『犬』!あかりと矢島が出てきた…だがあかりは不満そうだった
「どっどうも…あのどうしたんですか?」
「クマ…クマちゃんの格好じゃないよマルチちゃん」
「えっ」
「帰る私…矢島置いてくから適当に使って…」
シュボン…
あかりは去った
「わうーーー」
矢島は悲しそうだった
「行くわよおおおおおおおお!!!!!!!」
「わうっ?」
「光になれええええええええええええええええええええええ!!!」
ドゴォォォォォォォン!!!!!!
「わあおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんっ!?」
さおりんの放った炎のボールによって矢島は跡形もなく吹き飛んだ…
「役立たずな奴や…」
正当な評価だった
「でも手強い奴やで、沙織は…」
「ふふ……あなたも受けてみる?…私の必殺『ひのたまスパイク』を……」
「うう…後、手持ちのボードは……」
『イヤーズ』、『薔薇』、『くま』のみだった…そしてマルチが選らんだのは
「メモリーボードよっその力を我に示せっ!!!!」
カッ
「マルチっそのボードはああああああ」
「へっ?」
「マッチョオオオオオオ!!!!!!!!!」
『薔薇』…マルチは『薔薇』のボードを選んだっ…そしてその効力は
『マッチョ100人召喚』…である
「えっ?・・えっ?」
ズラズラズラッ
総勢100人のマッチョがさおりんを取り囲んだ…そしてポーズを決め始めた
「ふんぬっ」
「ぬううううう」
「うっしゃあああ」
「いっいやああああああああああああああああああああああ」

ここはleaf学園第2体育館前…そこにはマルチ、保科、レミィがいた…さおりんは死んだ
みんな放心していた…
「あれが『薔薇』…ですか?」
「まだ…封印は解かれとらん…あれは第一段階や、真の力はあんなもんじゃ…」
「だっ第一…!?」
「男がおらんで助かったわ…まったく…マルチ」
「はい…」
「2度と使うな…」
「はい…」
だがマルチは予感していた…いずれこの封印が解かれる時が来るであろうことを…
『薔薇』…その真の力はいまだ不明である……

とりあえず『火炎球』ゲット!!

続く…


−今回初めて出てきたメモリーボード−

『火炎球』−新城沙織こと、さおりんを召喚するボード
中・遠距離専門の攻撃用ボードで炎を属性とする……
ちなみにお化けは大嫌い!!!
提供者−八塚崇乃さん

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ども紫炎ですっ、
感想いきます

>『芹香先輩の薬』 
>久々野 彰さん
飲みすぎは身体に毒ですな・・注射じゃないのが残念です…ふふ…ふふふふふふ(壊れてる)

>寒い予感 
>貸借天さん
>浩之:「お前をコローーーーーーーーース!!!!!!!!
GO!!!!!!

>夏の扉
>くまさん
にゃーと聞くとコウモリ猫を思い出すにゃー
楓ちゃんごくろうさまにゃー

以上です、感想にもなってませんね…はははは

まだまだBCマルチのボードは募集中です!!
私を救うと思って誰か送って!!プリーズ!!!!
それではっさらばじゃっ!!!!(シャルロット姫風)