森川由綺・愛の架け橋シリーズ『我悪鬼羅刹なり−その2−修羅降臨変−』 投稿者: 紫炎
人はどこから来て…どこへ行くのか?
何を求め…なぜさまようのか……?
行き着く先は…信じた意味は?
求めさまよう人々の道標…それは何?
「んなもん知らないわよっ…いい、よく聞きなさい…私が一番!!私がすべてっ、
すべては私のものよっっっっ!!!!!!」

唯我独尊…そう彼女の名は……

森川由綺・愛の架け橋シリーズ『我悪鬼羅刹なり−その2−修羅降臨変−』

「理奈ちゃーーん、もうすぐ本番入るから準備してねええ!!!」
「はいっプロデューサー!!」
「それじゃスタジオで待ってるから!」
ガチャッ
「ふう…」
もうすぐ本番か…兄さんももう少し、スケジュールに隙間あけといてくれてもいいのに…て…
はは、みなさん、こんにちわ…私、緒方理奈!アイドルになるために生まれてきた女って
いうのかな?…ふふ…いっしょのプロダクションの由綺ちゃんとは不仲との噂ですが
そんなことまったくありません!私たちとっても仲良しなんですよ!!!!

「けっなあにケツの青いこといってやがる…んなもん演技に決まってんだろ…このアマちゃんがっ」
「もお止めましょうよ由綺さん…」
理奈の控え室の外では由綺と弥生が聞き耳を立てていた…
「なによぉ…あの勘違い女をこのまま、のさばらせておく気なの弥生さんは?」
「い…いえそういうわけでは……」
「チャンスは最大限に生かせ!!」
「うう………」
「仕掛けはすましたわ…食いつきなさい!そして終わるのよ緒方理奈!!!!」
すでに由綺の闘気はマックスボルテージを迎えていた…背後に転がっている注射器は
元気の証!!!!!(いやまずいって)
「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!!!!!!」
「ゆっ由綺さん、大丈夫ですかあああ??」
「ふふふふふふ…こっこれ以上このネタをふるのは止めましょう…弥生さん」
「はい…薬やりますか?、それとも人間止めますか?…ですね」
「うむ…」
セリフ…間違ってる……

とその頃、控え室では…
「うーーーーん」
控え室の中心に置いてあるでっかいダンボール箱、自分宛てのファンからのプレゼントらしいのだが
怪しすぎる……
「絶対…やばいわよねえ…これ……」
だが自分の控え室まで届けられた品物である…当然チェックはされているハズだ、
「取りあえず差出人は?」
『藤井冬弥』
「あら冬弥君」
理奈の顔が少し赤くなった…
「ううん…駄目よ……あいつには由綺っていう恋人がいるじゃない…私は……」
理奈は少し悩んだ後…
「まっプレゼントを貰うくらいならね…いいかな?」
と、箱を開けた
うじゅる…
「へっ?」
ガシッ
「なによこれっ?」
触手が理奈に絡み付く
うじゅるうじゅる…
「これってもしかして………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
「オクトパスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!?」
うじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅる
「いやあああああああ、吸盤恐いぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

その頃…外にいた由綺と弥生は…
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!」
「ゆっ由綺さん、もう止めてくださいっ!!!」
「でっ職業と住所は?…アイドル?…冗談でしょう?」
由綺はドラッグのはまりすぎでDIOになってた
弥生は必死で由綺を押さえつけていた
そしてその横では…麻薬取締法違反の容疑で由綺を捕まえようとしている警官がいた………

その後
プロデューサーが控え室に入ったときには緒方理奈の姿はなかった…『親友』の森川由綺は
こう言う
「彼女は海に帰ったんです…遠い海に……」
その目はどこか虚ろで…遠くを見ていた……

一方、弥生は……
「でっいつから薬に手を出してたんだ…入手先は?」
「うう……私はやってません……」
警察で取り調べを受けていた

そして理奈は……
「ここ…どこ…?」
そこは火星だった………

続く…

次回予告
次の標的はだーれだ?
「次は…観月マナ…あんたよ!!!!」
「えっどうしたのお姉ちゃん?」
「問答無用!!!」
グシャッバキッドカッザシュッ!!!!
「うぎゃああああああ」
と…そのとき後ろから声が届いた
「君は森川由綺だな……」
「なによアンタは?」
「君も聞いたことぐらいはあるだろう…僕の名前はブギーポップ…周囲に異変を察したとき
自動的に浮かび上がる者…だから不気味な泡(ブギーポップ)というのさ」
「でっそれがどうしたの?」
「君は危険だ…ということさ…森川由綺……悪いけど消えてもらうよ」
「できるかしら…私はマンティコアやイマジネーターとは違うわよ!!!」
「倒してみせるさ…そのためのブギーポップだ」
ザッ
そして戦いは始まる
次回『ブギーポップリターンズ  VS森川由綺』をお楽しみ下さい…

嘘です……次回はポルナレフ復活記念スペシャル
森川由綺・愛の架け橋シリーズ『我悪鬼羅刹なり−その3−月下深淵変−』
です…お楽しみに!!!!


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うぃーす紫炎です!!!
由綺…WAの由綺とはまるでちがうもんです…どうかご了承下さい……
それでは次回をお楽しみに!!