ボードキャプチャーマルチ第2話 投稿者: 紫炎
『メモリーボード』
その封印が解かれるとき
この世に災いが

−前回の話−
東鳩市南東鳩三丁目に住む藤田マルチは小学4年生…
父と兄と三人で暮らしていた彼女はひょんなことから
魔法少女にさせられメモリーボード探しを任命づけられてしまう…
現在持っているボードは『クマ』のみ…そんなマルチの前に
新たなるボードの気配が…

キャプチャー2…『マルチ登場・後編』

ここはleaf学園小等部4−3の教室… leaf学園といっても
あのleaf学園とは系統が違うものである…多分…
「ボードの気配…ですか?」
「はい、あの路地で確かに感じたんです…どういうボードかは
分からなかったんですけど…」
窓際の席でマルチとレミィが話し合っていた…
「それじゃあ今日の放課後にでもいってみましょうかっ、
そうしまショウ!マルチちゃんっ!!」
「はい…あのレミィさん……」
「なんデス?」
マルチは何かに脅えていた
「やっぱり着るんですか…あれ…」
「当然デスっビデオに収めるんですからそれなりの衣装は必要デス!!」
「あうう…そういうモンですかぁぁ?」
「そういうもんデスっさあマルチちゃん、がんばっていきまショウ!!」
「はい…」
ちなみにレミィの言っている衣装とは……ボンテージである…
しかも手作り…何者だこの女は……
「ホームルーム始めるぞー、みんな席に着け!!!」
  担任の耕一先生が入ってきた…余談ではあるが
この耕一先生の原作バージョンは武田先生といって小学4年生を
恋人にもつ超ロリコン教師である…ということは順当からいくと
この話のお相手は初音ちゃんであろうと容易に推測できる
であろう諸君(ニヤリ)…以上
「おうっ先生が来てしまいました…それじゃマルチちゃん…
この話はまた後で……」
「それじゃあ、また後でですね…」
  そういって2人とも席に着いた…
「それじゃあ出席をとるっ、相田っ!」
「はいっ」
「藍原っ」
「はいっ」
  ……………
「次っ柏木っ!!」
  ……
「柏木…あれっ今日…休みなのか…おーい初音ちゃーん」
  ガラッ
「はいっすみません…遅れました」
「あっやっと来たか、遅刻だぞ初音ちゃ……」
「どうしました耕一先生?」
  そこには○○歳ぐらいのおば…いやお姉さんが立っていた…
ただ普通と違うのはその人はランドセルを背負い、
安全帽をかぶっていたということだけだ…その人の名は……
「ち…千鶴さん…どうしたんですか……その格好は……」
信じられないような顔で耕一は千鶴に聞いてみた…
あきらかにそこにいたすべての生徒が『嘘だろ…』と思っていた、
 エルクゥナイトのときでさえ高校一年生と偽っていて
大ヒンシュクをかっていたのに(rossoさんすんません)…
まさか小学4年なんて恥知らずなことを……
「どうしたって…耕一さん私、ここの生徒ですよ」
「ははははっ千鶴さん冗談ばっか……ウソ…でしょう?」
耕一は念のため聞いてみた
「なにが言いたいんです…耕一さん?」
急速に千鶴の気が上がっていく…すでにスタンドの射程圏内2Mに
入っていた耕一は次にくる確実な死を予感した

その頃…耕一の恋人の座を奪われた初音は自宅で
その短い命を終えようとしていた
「耕一お兄ちゃん…世界が赤く染まっていくよ……」

カチッ
「マルチちゃんっよく似合いマスよっ」
「けったいな格好やな…まあええ、いくでマルチ!」
放課後、保坂を呼んで体育館倉庫でマルチはボードを
捕まえるための準備をしていた
「ま…まだ夕方ですよ…このまま出てったら変態さんに
なってしまいます」
ボンテージ姿にハートのスティックをもったマルチは明らかに
マニア向けであった
「細かいこといちいち気にせんと、さっさと行かんかいっ!!!!」
  保坂がキれた…
「はっはいぃ!?」
ガチャッ
「!?」
倉庫の扉を開けるとそこには一人の女の子がいた
「こんにちわ…マルチちゃん」
「あっこんにちわ…あのどこかでお会いしましたっけ?」
挨拶をかわすマルチの前に保坂が慌てて飛び出すっ
「マルチっなに挨拶しとんねんっ、こいつはメモリーボードやっ」
「えっ!?」
マルチがその少女を見るとあきらかに人とは違っていた…
犬耳に…尻尾…そう、このボードは
「…私は『犬』のメモリーボード…あかり、マルチちゃん
アナタが私の主人に相応しい人か試させてもらいます」
「えっ!!!!!!」
「来なさいっ矢島っっっ!!!!」
ドッォォォォォォォォンッッッ!!!!
「なんやこれはっ」
あかりの前に閃光が走り、そしてそこには犬が現われた
「はっ、はっ、はっ」
  息が荒い…それはたしかに犬であったが顔は間違いなく矢島である…
「やりなさい矢島っ!!!」
「わうううううううう!!!!!!」
いかにあかりでも矢島の前でだけは強気である…当然である…
自らの下僕になんの遠慮が必要かっ!!
「あううっ止めて下さいい」
「マルチ、ボードやっ、手に入れたボードを使うんやっ!!!」
「はっはいぃぃ!!」
  マルチはスティックに『クマ』のメモリーボードを増設すると
呪文を唱えた
「メモリーボードよっその力を我に示せっ!!!!」
カッ
「ワウッ?」
「こっこれはっ!!!」
「メモリーボードを発動させたのっ?」
「マルチちゃんがっ」
ポンッ
・・・・・・・・
「クマ…のきぐるみ…?」
  マルチはボンテージからクマのきぐるみへと変化していた
「はうっなんですか…これ?」
「あちゃークマのメモリーボードの力ってそういや、
きぐるみ着れるっちゅうだけやったわ」
「なんの役に立つんですか?」
「かわいい…そんだけや」
「意味…ないデス」
一瞬たじろいだ矢島だが…すぐに立ち直りマルチを攻撃しようと
していた…しかしっ
「待って矢島…止まりなさい」
「ワウッ?」
あかりが矢島を制し、マルチの前に歩み寄った
「あ…あの、なんでしょうか?」
「く…くま……可愛い」
「えっ」
「くまっ、くま可愛いのおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
あかりは完全に理性を失っていた…そしてついには
あまりの恍惚感に倒れてしまった
「だっ大丈夫ですか…?」
  マルチは心配そうにあかりを抱き上げるがそれはあかりの
ボルテージを上げていくだけだった
「はあはあ…マルチちゃん…いいよ…その格好」
「あのーそれで試すってのは?」
「合格…マルチちゃん、私を呼ぶときはそのきぐるみでね…」
「はっはい…分かりました」
それを聞いたあかりは満足そうに微笑んでボードに戻っていった…
しかし矢島の立場はどうなる?
「矢島に人権はないの…ただの下僕だから」
『犬』のボードからそんな言葉が響いてきた…無論、後ろで
矢島は泣いていた…おそらくベヘリットがあればゴットハンドが
呼び出されてたであろう…そして傷心したまま、矢島も消えていった……
「やったなマルチ、これでボード2枚目ゲットやっ!!」
「はいっ」
「ビデオもばっちりとれてマスっ…さっそくお家帰って見てみまショウ!!!」
「ん……あれ、倉庫の奥に誰かおるで?」
「えっ!?」
マルチたちが振り向くと暗がりに誰かが天井からぶら下がっていた
「あれっこの人は……こっ耕一先生ですかっ?」
そう…そこにいたのは千鶴さんにお仕置き(拷問)され続け
今現在もロープで足を縛られ釣り下げられている耕一であった…
「こいつ…生きとるんかい?」
「はうっわずかに息してますっ」
  朝から授業の終わりまで拷問され続けていた耕一だが
今、虫の息なのは別の理由からだった…それは……
「千鶴さん…料理って愛情だけじゃ…駄目なんですよ………グフッ」
直接の原因…それはさすがにやりすぎたと感じた千鶴さんが
お詫びとして自らの手料理を耕一にふるったのでした
…チャンチャン…
「どうでもいいから助けて…」

続く…

−今回手にいれたメモリーボード−

『クマ』−くまのきぐるみを着れる…それだけ…
またこれと同時に『犬』のボードを使った場合、
『犬』の攻撃力と忠誠度がかなり上昇する

『犬』−攻撃用ボード、犬チックであるあかりを召喚する…
あかりは矢島をファンネルとして使い、戦うことができる…
ただし、くま関係のものは攻撃できない…また恐い話も駄目!!

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こんにちわーーーー紫炎です!!!
いやーー原作とはかなりずれてきました…
にしてもボードの名前決めんのに苦労します…誰か考えて!!
ちゃんと話に出しますから!!…それでは疲れたし…さー寝るか!
いや感想いこうか・・・

>貸借天さん。
>LF98(1)
さきは長いっすね・・・30人以上のキャラクターどう料理
していくのか楽しみです

>仮面慎太郎さん
朝起きると・・その後の彼の人生はいったい?

>くまさん
>真・鬼伝説
いいっすね英二さん・・・leafんなかである意味一番謎な人ですな
BCマルチの3話で希望通り英二さんを出す予定です…今はただパートナー
を理奈か由綺か、どっちにしようか悩んでます

> vlad
>関東藤田組 英雄 
ええ話です・・・そーいやこれの元ネタってなんでしたっけ?
なんとなく5、6年先の藤田組を見てみたい気がしました

 >流 さん
>夏の海
こういうネタ好きです・・・雅史と浩之・・明日はどっちだろう?

>ESPさん
群がるくまの山…その頂上にて玉座に座るあかり…そんな光景が
目に浮かびました

そんなわけで他に感想を送れなかった人…すんません…
次回に回します…ではっ!!!