森川由綺・愛の架け橋シリーズ『我悪鬼羅刹なり−その1−不破地獄変−』 投稿者: 紫炎
「カメラッスタンバイ!!」
「本番いきまーす5、4、3、2、1」

カシャッ

「こんにちはお茶の間の皆さん、毛も生えていないちっちゃい子から、死にぞこないのお年寄りまで…みんなのアイドル森川由綺ですっ」

森川由綺・愛の架け橋シリーズ『我悪鬼羅刹なり−その1−不破地獄変−』

「こんにちはみなさん、森川由綺です…先ほどは不適切なお言葉が入ったことをここにお詫びします…お詫び…おわ…んだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スポットライトの中央にいる森川由綺…彼女は普通のアイドルにはない可憐さと素朴さと気品を兼ね備えていた…
「なんで『毛も生えていないちっちゃい子から、死にぞこないのお年寄りまで』が不適切なんじゃああああっ、『毛も生えていないちっちゃい子から、死にぞこないのお年寄りまで』がっ『毛も生えていないちっちゃい子から、死にぞこないのお年寄りまで』がいかんのかあっ、この天下の森川由綺が『毛も生えていないちっちゃい子から、死にぞこないのお年寄りまで』っていってんだぞっ、ああんっなめとんかい●本テレビッ、ベルセルクはよくてこの森川由綺はあかんのかあっ」
その彼女の花の様な唇から流れる声はまるで小鳥のさえずりのようであった…
「ベルセルクあれで終わりかいっなめんな日本テ●ビッ、パックを出せえええええ!!」
「ああっ駄目です由綺さんっ日本テ●ビじゃまったく伏せ字になってません…それにそういうことは制作サイドにおっしゃらないとっ!?」
可憐ながらもその身に雄々しさをもつ由綺に弥生は惹かれていた…愛していた…
「ハアッハアッ…いやベルセルクは良かったわ…私が許せないのはアンコー…」
弥生は滑らかにして純真な由綺の唇を自らの手で塞いだ…
「そっそれ以上はいけません…ほらお茶です…これを飲んで落ち着いて下さい…」
「ふんっ弥生…あんたにしては気がきくじゃないっ…ほらっよこしなさいよ」
「はい、恐れ入ります…」
まるで小川のせせらぎに似た流れる様な動作で由綺は自らの口に湯飲みを運んだ…
「ゴクッ」
………
「ダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
由綺の口から流れ落ちるお茶はまるでナイアガラの滝を彷彿させるほどにダイナミックで、それはまるで大自然の前には人はこんなにもチッポケなんだと教えているとすら感じさせた…
「由綺…さん……?」
「ぬるい…」
「えっ」
「ぬるいって言ったのよ…」
「すっすみませんっ今そぐ沸かし直して…」
「もういい…由綺やる気無くした…つまんないっ、帰る!」
その帰りかたはまるで金の装束で着飾られたナウマンゾウのような…あーー疲れたっこの表現ヤメヤメッ…普通にいこ…由綺はどんっどんっと地鳴りを上げ、スタジオから出ようとした…しかしその時っ
「はははは、ご機嫌ななめだな由綺ちゃん」
「あっあなたはっ」
「……(ピクッ)」

CMその1

「最近のリーフは変わりました…」
「リーフおもしろいです」
よろこぶ(株)アクアプラス・ソフト開発事業部(リーフ)主任 高橋 龍也さま
「そうかおもしろいか、おじさん(爆)安心しちゃったよ」
ぴかーーーーーーーー
「はっはっはっはっ、う・そ・だ・よっ」
「リーフなんてつまんねーよ」
「えっ?」
「さー帰ってmsxやろーぜ!!」
「帰ろっ帰ろっ」
「まっ、待ってくれっ」
ガラッ
「!?」
崩れた崖から落ちる(株)アクアプラス・ソフト開発事業部(リーフ)主任 高橋 龍也さま
「うわーーーーーーーーーーーーーーーー」
ガタンッ
「はっ」
「あのー脚本を…」
「夢か…あっツメ割れちゃった」
「脚本………」
がんばれ(株)アクアプラス・ソフト開発事業部(リーフ)主任 高橋 龍也さま(爆)

CMその2

マルチに飛びつこう
ゴーゴー
マルチに飛びつこう
ゴーゴー
マルチに
マルチに
マルチに
マルチに飛びつこう!!!!
みんなで行こう来栖川エレクトロニクス開発

「本番入りまーす」

「はははは、ご機嫌ななめだな由綺ちゃん」
「あっあなたはっ」
「……(ピクッ)」
そこにいたのは
「あなたは歩くカリスマッ、ロリコンでシスコンで何を考えてるんだか分かんない道楽人間のっ緒方英二さんんんんん!!!!!」
弥生はあまりの衝撃に興奮を押さえ切れなかった…いや実際ちょっとイってた…頭が…
「篠塚さん」
「はい…」
「てきとーなこと言ってると飛ばすよ…」
「すみません」
弥生さんは正直に誤った…いや謝った…
「それで由綺ちゃんっ仕事は…」
「はいっがんばりますっ」
由綺は天使の笑顔を英二さんに向けていた…
「えっあの…由綺ちゃん今帰るって…」
「何いってるんですか、私の生きがいですよっこの仕事は!!!!」
「んっそーかそーか分かったよ由綺ちゃん、それじゃ仕事がんばってくれよっ」
「はいっ」
まさしく清純派の王道を行く笑顔を由綺は振りまいた
「うんうん、それじゃ篠塚さん、由綺ちゃんをよろしくねっ」
「はい」
「それと由綺ちゃん、今日は理奈も来てるから会ったらよろしく言っといてよ…」
「はいっよろしく逝っときます(爆)」
英二さんはスタジオの出口に向かっていった…ホントなにしに来たんだこの人…
「おつかれさまでしたっ緒方さん…」
「さよーならー、また今度料理誘ってくださーい…なるべく高いとこ…それとプラダのバッグも」
「わかったよ、じゃあね由綺ちゃん」
ガチャ…バタンッ
「いっちゃいましたね緒方さん…」
「……」
「由綺さん…?」
「けっシスコンがっ!バーーーカッ、バーーーカ」
「……………」
……私はなぜこの人が好きなんだろうか…弥生は本気で考えていた…
「それじゃ…弥生さん」
「はいっお仕事ですねっ」
「何いってんのバカッ」
「はっ?」
「あんた何年私に付き合ってんのよっ」
「1年ですが…」
「あーいえばこーいうわね、まったく…えーーーーい、来てんのよヤツが…殺るしかないでしょ…サクッと…そうサクッとね……ワタシ的に…」
「ヤツってまさか…?」
「緒方…理奈……くく…戦って死ね」

続く…

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紫炎です…俺ってギャグ向いてないんすかね?…えっと話の内容はデビル由綺がWAの女の子を陵辱…いっいや、なぶり殺し…あれっ違った、たしか売り飛ば…ああそーじゃねえ…な内容で続きます…とりあえず理奈ちゃんの次の標的を募集中…誰も送ってくれなかったらサイコロで被害者を決めます…なんか惨めや………その後、すべてのヒロインを地獄に叩き落としたあとはTHへと続こうかと思ってます…(いやまずいってマジに…)
にしても由綺ファンの方すみませんっ、まるでキャラ違います…やばすぎです……これから悪い意味で性格が変わっていくと思いますんで注意してください…けっして石は投げないでね!
次回、森川由綺・愛の架け橋シリーズ『我悪鬼羅刹なり−その2−修羅降臨変−』に続きます…命(みこと)ともどもよろしくお願いしますだ
それではあのCMネタ…高橋 龍也さんが見てないことを祈って(大丈夫だよな……?)アデュー