有名どころ 投稿者: 白野佑凪
設定:痕
主人公:耕一
千鶴ネタっっ
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<有名どころ>
 緊急事態だ・・・
 千鶴さんが梓に隠れて料理を作った・・・
 「・・・・・・」
 料理を目の前にして無言の楓ちゃん。
 「お、おいしそうだよね?」
 疑問系でほめる初音ちゃん。
 「そ・・・そうかもねぇ?」
 初音ちゃんの問いに曖昧に答える俺。
 「・・・・・・あ、ああ・う」
 さっきまでは料理をボロクソに言っていた梓、今は恐怖に震えている。
 そう・・・千鶴さんの鬼が覚醒している。
 夏の真昼にはちょうどいいくらいに部屋の温度が下がる。
 なんて思うわけもなく・・・
 目の前に広がる料理。
 キノコのパスタ。
 キノコ・・・またか、またキノコが来たか!
 「もう、今度は大丈夫よ。セイカクハンテンダケじゃないから」
 「よ、よかったぁ〜」
 「・・・・ふぅ」
 「そ、それなら大丈夫かな」
 「まあ、パスタなんて茹でるだけだからね」
 みんな思い思いの事を言う。
 「ソースも缶詰の使ったから味付けは大丈夫よ」
 『おおおおおおお!』
 みんなから歓喜の声が聞こえる。
 部屋の温度がまた下がる。
 『・・・・・・・・』
 みな貝になる。
 「じゃ、私、食べてみようかな」
 勇気のある初音ちゃんが一番に手をつけた。
 「ん!美味しい!おいしいよ」
 俺も食べてみた。
 うん・・・結構いける。
 しかし、このおいしさが恐い・・・
 「でも、何のキノコ入れたの?」
 みんなが半分ぐらい食べたときに楓ちゃんが聞いた。
 「えっと、有名なやつよ。名前知ってたから・・・」
 少し考えた後、千鶴さんはこう言った。
 「ああ、思い出した。ベニテングダケ」
 「・・・・はけぇぇぇぇ!!!今度は命にかかわるぞぉぉぉぉ!!!」
 この日、柏木家のトイレもしくは洗面所は修羅場とかした。
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(後がきっす)
 (しっかしな、こんなネタ使い古されてるぞ)
 ん・・・んー、俺も書いてるときにそーおもった・・・ふぅ
 (何、今のふぅ。あ、分かった、また短編小説コンテストで落ちたんだろ?)
 う・・・・・ううう
 (才能もないくせに出すから)
 ううううう・・・・(男泣)
 (いいかげんに、目を覚ませ)
 ううううううううううーーー
 (参加賞の原稿用紙100枚も貰えてよかったのー)
 うわああああああああん(走り去る)
 (お、おい!お前が走り去ったら次回予告どーなるんだ!おい!コラっ!)