マッサージ 投稿者: 白野佑凪
設定:痕
主人公:耕一
初音ネタっっっ
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<マッサージ>
 今年の夏も柏木に来ている。
 と、いうか、長い休みになると必ず来ている。
 もちろん初音ちゃんに会いに。
 千鶴さんも、梓も、楓ちゃんも、俺達の仲は理解してくれている。
 だから、初音ちゃんも俺がいる間、ずーーっと甘えてくれる。
 ・・・って、のろけてる場合じゃないのだ。
 今年は夏休み開けると即再テスト・・・
 だからこうして柏木家に来ても勉強をしている。
 初音ちゃんは俺の横で漫画を読んでいる。
 最初、勉強の妨げになるからと言って、自分の部屋から出ようとしないので抱き上げて連れてきた。
 途中、梓に合って「あんたの鬼は気温を上げるな」と言われたが気にしない。
 うーーん、でも少し疲れた。
 「ちょっと休憩しようか」
 そう初音ちゃんに言うと。
 「うん!」
 嬉しそうな笑顔が返ってきた。
 「ううう、背中痛い・・・そうだ、初音ちゃん、俺の背中を踏んでくれないかな?」
 よく、父親が子供にやらせるあれ。
 俺もよくオヤジの背中に乗ったのは覚えてる。
 「うん、いいよ。横になって」
 俺が横になると、初音ちゃんがよろよろしながら乗ってくる。
 「わととっ・・・気持ちいい?お兄ちゃん?」
 「う・・・うー・・・気持ちいいー・・・」
 ちょっと軽いけど気持ちがいい。
 「そうだ、初音ちゃんの鬼って覚醒した?」
 「え?うん、覚醒したよ」
 柏木家の血には鬼の血、エルクゥの血が受け継がれている。
 女には想像を絶する力が宿るだけだが、男は・・・
 俺はその血を制御できる。
 「そうかー、初音ちゃんも覚醒したか。見たい見たい」
 「え、でも・・・」
 初音ちゃんは恥ずかしそうにうつむく。
 「ちょっとだけ。ね、ちょっとだけ」
 「う・・・うん、分かった。ちょっとだけだよ?」
 初音ちゃんは自らの鬼を呼び醒ました。
 部屋の温度は急激に下がる。
 初音ちゃんの足下の床はミシミシと音を立て・・・
 違う、俺だ。
 「あだだだだだだだだだだだだだだぁ!!!!!」
 「あ!お兄ちゃん!!」
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(後書きっす)
 ・・・・・・・・
 (なあ)
 ・・・・・・ん?
 (今回のSS、お前にしては長くないか?)
 ・・・・・・ぎくっ
 (ぎくって・・・声に出して言わんでも。自分の萌えキャラだけは長く書きくさって)
 うぐ・・・・
 (マルチ一直線とか言いながら初音にも手だして)
 ・・・・・うううう
 (わいは知っとるで!芹香も千鶴も好きやろ!)
 はううううっ・・・
 (ナメクジみたいになってないで、はよ次回予告いけや)
 ひいいいいい・・・・
 (なんや!次回分、考えてないんかい!)
 だってぇ!今まで実家に帰ってたんだもん!
 ええい!次回予告!
 たぶん千鶴さんネタ!たぶんギャグ!たぶんたぶんたぶんそおじゃそおじゃなぁい♪
 (いいかげんやなぁ・・・)
 んで、いつからその方言を?
 (・・・・・・・・・)