設定:痕
主人公:耕一
千鶴&楓ネタっ
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<鬼の覚醒>
楓ちゃんは心配そうに俺を見つめている。
「大丈夫だよ。必ず鬼の力を制御してみせる」
俺の目を見つめ、静かにコクンとうなずいた。
「耕一さん、あなたの鬼はきっと私に感応して目を覚まします」
千鶴さんは自分の鬼の力を呼び覚ました。
彼女の足下の地面が徐々に押しつぶされていく。
虫達は鳴くのをやめ、あたりの気温は二度ほど下がった気がする。
・・・ドクンッ
俺の体内で眠っていた何かが、目覚め、脈動し、うごめいた。
俺の鬼の力・・・?
・・・ドクンッ
・・・ドクンッドクンッ
・・・ドクンッドクンッドクンッ
俺の心の奥の檻に閉じこめていた鬼・・・
今、錠が外れ、檻の出口が軋み、音を立てて開く。
・・・ぷはあああ、やっと出られましたぁーーー。
え・・・えっと、鬼?
・・・ご主人様・・・やっと会えましたぁーーー。
え・・・えーとぉ・・・
・・・ご主人様!私のご主人様!!
「えっ・・えっと・・・楓ちゃん!俺、鬼の力、制御できそうだよ!」
「耕一さんっ!」
・・・あ〜〜〜、浮気はダメですぅ〜〜〜。
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(あ・と・が・きっ)
やってしまった・・・・・
今度こそ・・・マルチファンに殺される・・・・
俺だってマルチファンの一員なのに・・・
(綺麗な体じゃ死ねんな)
え”え”え”え”!!そんなっ
人類皆兄弟!愛は地球を救う!祭りは金魚をすくうだろ?
(それに、最後のセリフ。マルチなら主人の浮気も許すんだぜ。
「ご主人様が幸せになれるなら」とか言って)
そうだよな〜。
はぁぁいい娘だよなぁ〜マルチって(はぁぁいい娘だよなぁ〜マルチって)
(って、二人してホンワカしててもしょうがない!次回予告行け!)
あっそうだな!
では!次回予告!
かおりの無惨な姿に怒る梓。
梓の鬼化を目の前で見た耕一。
本当に耕一は目覚めないのか!
次回!「梓バットエンド千鶴風」をお送りします!
(またねー)
で、あんただれ?
(・・・・・・・・)