設定:To heart
主人公:浩之
レミィネタっっ
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<レミィ遊園地へ行く>
今日はレミィとデートで遊園地に来ている。
日本で二番目にでかい遊園地、リーフランド。
一番の所はネズミが闊歩しているが、ここのキャラクターはほとんど人間だ。
向こうで子供達に風船を配ってるのは、マルチというキャラクター。
あ、こけた。子供したじき・・・そーいうキャラクターらしい・・・
「Oh!すごいネ!ヒロユキ、あれはなに?」
レミィも楽しそうでよかった。
大きな目をキラキラさせて、オーバーアクションをふまえて俺に聞く。
「ああ、ゲーセンだ」
「Really?行こうヨ、ヒロユキ!」
「お・・・おい、そんなに引っ張るなってっ」
レミィのやつ、ちょっと興奮気味だな。
かという俺も少し血が騒いでるけど。
「ヒロユキ、あれは何?」
指差した方を見ると、輪投げとか出店のようになったゲームがあった。
「あれは、輪投げだな。輪を投げて商品にすっぽり入ったら貰えるんだ」
「Oh!すごいネ!あれはあれは?」
子供のように瞳をキラキラさせている。
こうも喜んで貰えると、さそったこっちが嬉しくなる。
「ああ、あれは弓矢を的に当てて、点数がいいと商品を・・・弓矢?・・・ゆみやあ!」
「オジサン、一回やるネ」
うわああ!既に弓矢を手に取っている!
「・・・・・・・・・・」
「レ・・・・レミィ?」
だ・・・大丈夫かな?
「フッフッフッ・・・」
レミィは弓をつがえたまま、音も立てずにスーっとこちらを向く。
さすが狩猟者・・・って、感心してる場合ではない。
「何処に行ったかと思えば・・・こんな所にいたのね・・・可愛い、獲物ちゃん・・・」
うわああ、やっぱり、いっちゃってやがる。
「レレレミィ!俺だ!これで何回目だと思ってるんだ!!」
「いまさら命乞い?・・・貴方は運命をもう変えられない・・・」
ううう、ここでレミィに何を言っても届かない!
ああ!そうだ、あれがあった。
俺はポケットをまさぐった。
あれから大事に持ってるんだ。お守りとして。
「レミィ!これを見ろ!」
「あきらめるネ!」
シュッ
「・・・・・」
それを見たレミィの目に優しさが戻る。
「レミィ?」
「ヒロユキ・・・またアタシ、やっちゃったネ・・・」
よかった、普通のレミィに戻った。
お願いのビン・・・またこいつに助けられた。
「いいって、こうして俺も無事だし」
「ゴメンネ、優しいヒロユキ大好きヨ」
そう言って俺に抱きついてくる。
・・・めでたしめでたし、で終わればいいんだけどな。
多分俺は、今、世界で一番間抜けな男だと思う。
なんせ、おでこに先がゴムの吸盤になった玩具の弓矢くっつけて、女の子を抱きしめてるんだから・・・
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(後がきっしゅ)
う〜〜ん・・・我ながらベタベタ(;_;)
しっかし、リーフ図書館に俺の作品が載ってたのは驚き(^^)
久々野さん、どーか、「最後の日」ものっけてくださいぃぃ。
お気に入りのSSなんですが、すでに忘却の彼方なので(^^;;;
さって、次回予告です。
次回は千鶴さんネタっっっ
鬼を制御できるか否か試される耕一。
鬼は耕一の心の中から話しかける・・・
友情出演のあるキャラクターも付いて、一粒で二度美味しい!
次回!「鬼の覚醒」お楽しみにっっっっっ
あ、それと二行SSはこれに関係なく入れます(^^;;;