SS戦隊”サクシャマン” 投稿者:健やか
前科までのあらすじ
 ・・・恐怖、不安、背信・・・今回は「やっちまった」の一言に尽きます。最終回
 です。もう言うことありません。それでは・・・どうぞ。
 (ぜんかいって、「い」が抜けると恐いことになるのね、ATOK(笑))

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鈴木 静さん「さて・・・」
 dyeさん「いよいよ、ですね」
Runeさん「う、お、お、お、お、お、お、お、お、お、お、おお・・・お」

       < S S に 倒 れ ・ ・ ・ の 巻 >

此処は、総会屋事務所。
先ほどまで、サクシャマンと総会屋社員との激烈な戦闘が行われた場所だ。
そして、大半のサクシャマンが倒れ、総会屋も残すところ社長とバイトだけだ。

ちづら〜さん「あうあうあうあう。どどど、どうしようかヒトシくん!?」
 ヒトシさん「そそ、そうですね、とりあえず冷蔵庫に隠れるってのはどうです?」
ちづら〜さん「それは良いかもじゃなく、寒い寒し、サムシング」
 ヒトシさん「しゃ、社長、呆けてる場合じゃないですよ!!」
ちづら〜さん「じゃ、じゃあ、淋しんぐ」
 ヒトシさん「いや、だぁかぁら・・・」

と、その時。

鈴木 静さん「ここかぁぁぁぁぁぁーーーー!!」

ばぁぁーーーーーん、と、鈴木さんが総会屋事務所会議室に入り込む。

ちづら〜さん「ぎゃああぁぁぁぁぁ!!!」
 ヒトシさん「お、お、犯されちゃうよぉぉぉ〜〜!!!」
 dyeさん「おひおひ・・・」
Runeさん「・・・もしかして、副隊長を怖がっているのでは?」
鈴木R静さん「ふ・・・私の熱い鼓動は、ハイド君だけのものだよ・・・」
Runeさん「・・・」

やはり、一筋縄では行かない人である。

 dyeさん「とりあえず、どうしましょう?」
鈴木 静さん「そうだな、逮捕しておくか、とりあえず・・・」
Runeさん「戦わないんだな」
ちづら〜さん「え? いいの?」
 ヒトシさん「よかった・・・危うく『知恵理ー・武六差無(ちぇりーぶろっさむ)』
       を乱射するところだった・・・」

しかし、そうは問屋が下ろさない。
ひゅん!! という音と共に、鈴木さんの足下にある物体が突き刺さる。
 
鈴木 静さん「うっ!! こ、これは!!!」

それはまさしく、暗殺器「マルチモップHG(ハイグレード)」

鈴木 静さん「と、言うことは・・・!!」
 セリスさん「お久しゅう・・・皆様・・・」
 dyeさん「セ、セリスさん!?」
へーのきさん「私もいますよ・・・」
 ヒトシさん「へ、へーのきさんまで!!」
ちづら〜さん「戸、斗、渡、言うことは・・・!!!」
へーのきさん「ええ、来ておられますよ、あのお方も・・・」
??????「フフフ・・・久しいな、諸君・・・」
Runeさん「あああ、あんたわぁぁぁぁぁーーーー!!!!!」

――――――――――――――その頃、UMA邸では・・・

 UMAさん「ははははははは!!!」
 菖蒲ちゃん「あはははははは!!!」
   霞さん「くすくすくす・・・」

一家団欒、平和な一日が続いていた・・・。

――――――――――――――その頃、某岡山では・・・

  静耶さん「いよおおっっしい!! 楓ちゃんカードゲッチューーーー!!」

こちらも、相変わらずのようだ。

――――――――――――――その頃、風見邸では・・・

 ひなたさん「ゲ、ゲ、ゲ、ゲゲゲの外道メテオォォォォォーーーーー!!!!!」
 美加香さん「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!」

見慣れた、いつもの風景だ。

隣の住人さん「ちょっと、静かにしてもらえませんかね・・・」
 ひなたさん「外道メテオォォォォォッ!!!!」

どかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
・・・そう、いつものことだ。

――――――――――――――その頃、岩下邸では・・・

ちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちく、
ちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちくちく・・・・。

岩下 信さん「あいたっ!! っつー、指、さしちゃった」

岩下さんが裁縫をしていた。

――――――――――――――舞い戻って・・・事務所へ

Runeさん「あああ、あんたわぁ!!」
??????「チルチル、ミチル、志保の道・・・」
 dyeさん「まさ、まさか、こんな事をするなんて・・・」
??????「イバラの恋の、並木道・・・」
鈴木 静さん「信じられん・・・作者の奴・・・」
??????「彼女の道を・・・彩るは・・・」
 全員さんで「「「「「「アヲ紫様!!!!!」」」」」」
 アヲ紫さま「そう、私だ・・・」

何と、ラスボスはあのアヲ紫様だったのだ!!!

Runeさん「あああ、勝てねぇ。無理だよ、俺達じゃ・・・」
鈴木 静さん「く・・・リーダー・・・あんたなら、どうする・・・?」
 dyeさん「・・・・・・・・」
ちづら〜さん「ほえぇーーーー」
 ヒトシさん「あわあわあわ・・・・」
 セリスさん「さて、皆さん。皆さんはよく、シナリオ道理に動いて下さいました」
へーのきさん「・・・結果、皆様には美しきSS使いの魂が宿りました・・・」
 セリスさん「今度はそれを・・・アヲ紫様に捧げていただく!!」
鈴木 静さん「な、何故今更なのだ!!!」
 アヲ紫さま「・・・」
 dyeさん「応えて、くれないのですか・・・」
 セリスさん「行くぞ!!」

そう言うと、セリスさんとへーのきさんがSSの詠唱を始める。

 セリスさん「『マルチ、ママルチ、チンチロマルチ・・・』」
へーのきさん「『おむつにお風呂に離乳食・・・』」
 セリスさん「『可愛さ余って、ヤバさ五百倍・・・・・!!!!!!』」
へーのきさん「『ちゃんと見てなきゃ、危ないの・・・』」
 セリスさん「『こころ、やさしさぁぁぁぁああああああああぁぁぁ!!!!』」
ヘーのきさん「『コ、ソ、ダ、テ、奮戦記ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!』」

どぎょおおおおおんん!!!
二人の壮絶な一撃が、サクシャマンと総会屋のメンバーに襲いかかる!!

Runeさん「うわあああああああああああああああ!!!!」
鈴木 静さん「ぐあああああ!!!」
 dyeさん「うわっ!!!!!!!!!」
ちづら〜さん「ほえほえーーーーーーーー!!!!」
 ヒトシさん「ひぃぃぃ、無差別攻撃じゃーーーーん!!!」

どごふぁあああああああああああああああああああんん!!
爆風によって、総会屋事務所の屋根が吹き飛び、屋台骨までが露になる。

 セリスさん「っふふふふ・・・美しい・・・マルチな炎だ・・・」
へーのきさん「決まってしまいましたか・・・」
 アヲ紫さま「(・・・・・・いや、やりおるわ)」

爆風によって上がった埃が徐々に落ち着きを取り戻す。
そして・・・。

 アルルさん「みんな、大丈夫にょ?」
久々野彰さん「情けない奴らだな。しっかりしろよ」
西山英志さん「ふ、甘い甘い・・・」
マイクDさん「やあ、間に合ってよかった」
Foolさん「ホント、やばかったな」
ジャザムさん「だから言ったろ? 俺のボディーは役に立つって」
鈴木R静さん「み、みんな!?・・・」
 ヒトシさん「あああ、久々野さんに、ジンさんも・・・」
 dyeさん「無事・・・だったんですか?」
 健やかくん「何とか・・・ですけど」
ちづら〜さん「た、た、たすかったーーーー・・・」
Runeさん「よおっっっっっっっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!! みんな揃ったんだ
       一発かましてやろうぜぇぇ!!」
 アルルさん「やるにょ!!」

そして、サクシャマンと総会屋は手を取り合った!!

 セリスさん「よ、予想外のファクターが発生してしまった・・・・」
へーのきさん「しかし、やるしかあるまい・・・」
 アヲ紫さま「いや、私がやろう・・・」
 セリスさん「!! し、しかし・・・」

すっ、と、セリスさんをヘーのきさんが止める。

へーのきさん「(嬉しいのだよ、この人は。SS書き達がどんどん強くなるのが)」
 セリスさん「・・・」
へーのきさん「(自分で、楽しみたいのだ。彼らとの最後の一撃を・・・)」
 セリスさん「・・・わかった」

そして、二人は後ろに下がる。

 アヲ紫さま「すまんな・・・」
へーのきさん「いえ・・・」
 セリスさん「構いません」
 アヲ紫さま「では、行くぞ!!」

アヲ紫さまがサクシャマン達の方を見る!!

 アルルさん「来るにょ!!」
鈴木 静さん「よし、みんなの技を、一斉に放つんだ!! それしか勝ち目はない!」
Runeさん「いっっくぜぇぇぇぇいいい!!」

へーのきさんとセリスさん、ちづら〜さんを除いた全員が。
自らの技の詠唱に入った。

 アヲ紫さま「『志保志保、素直になれない可愛い奴よ・・・』」
 アルルさん「『セーラー服は、男の憧れ・・・』」
鈴木 静さん「『ちょうちょさん、ちょうちょさん、よかったですぅ・・・・』」
Runeさん「『俺の右手が真っ赤に燃える!! SS書けと轟き叫ぶ!!!』」
Foolさん「『隠れた迷作、いくつもあるが・・・やっぱりこれが一番だ!!』」
 ヒトシさん「『長い長い道のりでした・・・やっと此処まで来たんです!!』」
 dyeさん「『私の始まり、私の原点。全ては、此処から・・・』」
西山英志さん「『楓楓楓楓楓楓楓楓・・・』」
久々野彰さん「『皆様長らくのご愛顧有り難うございましたですハイ・・・』」
マイクDさん「『実は私もP・N一度変わっておるんですよ・・・』」
ジャザムさん「『やっぱ俺って魔人ゴーーーーーー!?!?!』」
 健やかくん「『僕も一応、ふつうのSS書いてるんですよ、皆様(笑)』」

キィィィィ・・・・・・ィィィィィン!!!
空気が張りつめ、気圧が下がる。
技が、発動する・・・。

 アヲ紫さま「『志保完結版SSコーナーオリジナルバージョン!!』」
 アルルさん「『セーラー服娘、千鶴ちゃん!!!!!!』」
鈴木 静さん「『わるちのなつやすみっ・・・!!!!』」
Runeさん「『超起動武闘伝、エルぅぅぅぅ!!!!!!』」
Foolさん「『バ、ラ、リ、ア、ン!!!!!!』」
 ヒトシさん「『ちぇりー・ぶろっさむ!!!!』」
 dyeさん「『シリウス・・・』」
西山英志さん「『炎宴の後!!!!!!!』」
久々野彰さん「『電波戦隊”デンパマン”!!!!!!』」
マイクDさん「『なぁぁぁ、べぇぇぇ!!!!』」
ジャザムさん「『スパリフ大戦、前書き突っ走りヴァージョン!!』」
 健やかくん「『未来!!』」

かっ!!!
どぎゃおおおおおお・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っん!!!!!
総会屋事務所の空気が一瞬にして圧縮され、それぞれが放った技がぶつかり合う。
一対、十一で。

 アルルさん「にょおおお、なんてぱうわーにょおおおお!!」

ごごごごごしゃああああああああぁぁぁぁぁ!!!
十一のSS使い達のパワーをもってしても、押されている。

鈴木 静さん「く、く、くそぉ!!」

しかし・・・。
ふっ・・・と、アヲ紫さまのパワーが消えた。

マイクDさん「なにっ!?」

どぎょおおおおおお!!!!
対立する力を失ったSS使い達のパワーは、間違う事無く進んでゆく。

へーのきさん「あぶないっ!!!」

・・・間に、合わなかった。
アヲ紫さまは、消えてしまったのだ・・・。

Runeさん「どうして・・・?」
 セリスさん「あの方は、元々こちら側の人間ではないんだ・・・」
へーのきさん「そう、もっと大きな世界の人なんだ」
 セリスさん「あの方は、SS使い達が育っていくことに、楽しみを感じていた」
へーのきさん「だから俺達は、あの人に力を貸したんだ」
Foolさん「そう、だったのか」
ジャザムさん「熱きSS使いの魂のために・・・」
久々野彰さん「私たちは、もっと精進せねばならない、ということですね」
西山英志さん「まぁ、何にしろ、とりあえずは・・・」
 健やかくん「終わったって事ですね」
鈴木 静さん「ああ・・・。長かったな」
 dyeさん「ええ、そうですね。さて、皆様・・・」

  全員一同「お疲れさまでした!! また、お会いしましょう!!」

 ヒトシさん「・・・あれ、何か忘れてるような・・・」
ちづら〜さん「ん〜〜〜ん〜〜ん〜!!(私を忘れてるんだよう!!!)」

SS技の余波を喰らったちづら〜さんが、一人地面に頭を突っ込ませていたのでした。

ちづら〜さん「んんんん、んん〜〜〜!!(い、き、が、出来なーーーい!!)」

ちゃんちゃん♪♪


                       < お し ま い >
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筆者あとがき
 ・・・・・・・・・・・やっちまった。もう駄目だろう。あのお名前を勝手に出し
 た時点で僕の命は消えそうだ(汗)。オフィシャルでこれをやったら・・・・(爆)。
 多分みんなにも、「何やってんだこいつ」と思われただろう。突っ走ってしまった。
 ・・・若気の至り・・・じゃ、だめ?(笑)

 というわけで、凄いことにおしまいです。ちょっと勝手にしすぎましたね(苦笑)。
 感想は・・・もうええですわ(爆)。勘弁して下さい。すんまへん、ほんまにー。

身勝手を許して・・・感想パスです・・・今回は・・・
このSSは、御覧のスポンサーの提供でお送りいたしました・・・・なんてな(笑)。

『廊下翔るレッドブラッツの微笑み:byアルル』
『現代SS耽美派の先駆け:by鈴木R静』
『揺りかごから墓場まで:by久々野彰』
『楓:by西山英志』
『優しさに魅せられて:bydye』
『過去の陰より生まれし者:byFool』
『チェリーの実は旨い:byヒトシ』
『静かなること楓の如し:by静耶』
『格闘SSの大家:by岩下信』
『紙おむつ:byへーのき=つかさ』
『マルチ一発:byセリス』
『「最強」の二文字を:byジン・ジャザム』
『此処ではローンと妻子持ち:byUMA』
『僕は此処の住人では・・・:byちづら〜』
『なべやかん:byマイクD』
『さらっとダーク:by風見ひなた』
『踊るマリオネット:by赤十字美加香』
『夢:byRune』
『先行き不透明:by健やか』

そして・・・

『勝手にお名前拝借してすいませんでした:to青紫様』

多分見られていないとは思うが、一応詫びを入れておかないとね(笑)。
今までのご愛顧、有り難う御座いました。作者さんの皆さん、ゴメンね、ずっと。
それでは、また。