SS戦隊”サクシャマン” 投稿者:健やか
前回までのあらすじ
 最近、書くペースが遅い。ここの流れが速いから別に気にしてないんだけど、あん
 まり遅いと話が終わらんしな。何とか中途半端でなく、キチッと終わらせたい。
 このSSを読まれる方へ。これは続き物です。登場人物は、ここの作者さんと読者
 さんです。読まれる貴方、感想下さると嬉しいです、いやホント(笑)。
 それでは今日も今日とて、いってみましょう!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    < 最 近 カ ッ プ ル 多 く な い ? の 巻 >

鈴木静さんが無断外泊(実は、しょっ引かれていたのだが)した日の翌日・・・。

―――――――――― 某○立大学、学生食堂にて・・・

 dyeさん「よ・・・っと」

dyeさんは、サクシャマンのメンバーとなった今でも、唯一大学に行き続けている
人物だった。この人は成績が優秀だったため、大学側から特別奨学生として、無料で
授業を受講しているのだった。勿論、大学ではちょっとした有名人である。

 dyeさん「いっただっきまーす。パクパクもぐもぐ・・・・」

dyeさんは、美味しいものには目がない。だから、ここの学食でも、気に入ったメ
ニュー以外には頼もうとはしない。

  静耶さん「あ、dyeさんじゃないですか」
 dyeさん「は、ひふやふぁん(作者訳=あ、静耶さん)」
  静耶さん「今お昼ですか? 遅いですね」

時計の針は、短針が2、長針が1をさしていた。

 dyeさん「ああ、さっきまで、ゼミの担当教師と卒論のテーマについて話し合っ
       ていたんだ」
  静耶さん「へぇー。で、決まったんですか?」
 dyeさん「うん、まあね」
  静耶さん「で、何なさるんですか?」
 dyeさん「えーと、『主人公達の脳味噌』っていう題目」
  静耶さん「・・・えっと、それは何を・・???」
 dyeさん「うん。とある小説にでてくる主人公達は、どうも行動に一貫性がない
       んだ。で、それを心理学的に分析すると・・・」
  静耶さん「あ、いや、もういいです。ちょっと難しそうだし・・・」
 dyeさん「そう? 結構、面白いと思うんだけど・・・」

そう言って、食事を済ませたdyeさんが、食器を持って立ち上がる。

  静耶さん「そういえば、昨日西山さんとお会いしたんです。日本橋で」
 dyeさん「ああ、聞いているよ。岩下さんにもあったそうだね」
  静耶さん「はい。でも、あのお二人、これからどうなさるんでしょうかね?」
 dyeさん「さー。どうだろう。まぁ、仲良くやっていきそうだからいいんだけど
       ・・・。結婚・・・するのかな?」

そう発言したdyeさんの目は、何故か光ったように見えたのは、静耶さんの気のせ
い・・・・かも・・・しれない・・ね。

―――――――――――――― 所変わって某「理意府荘」

西山英志さん「・・・・」
岩下 信さん「はい、あーーーーーん」
西山英志さん「あーーーん(ぱく)。モグモグ。うん、おいしいよ」
岩下 信さん「きゃーーーきゃーーー!!!」

岩下さんが、西山さんと至福の時間を過ごしていた・・・。

―――――――――――――― 再び某大学・・・

 dyeさん「さて、と。行くとするかな」
  静耶さん「??・・何処に行かれるんです? もう授業ないんですか?」
 dyeさん「いや、ちょっと色々あってね。これから大阪の警察に行かなきゃなら
       ないんだ」
  静耶さん「警察・・・ですか? ハッ!!! まさかdyeさん、若さ故にヤッ
       ちゃって(?)、罪悪感から自首を・・・!?」
 dyeさん「ちゃうわっ!!! ・・・いや、知り合いがちょっとね・・・。身元
       引受人が必要らしいんだ」
  静耶さん「大丈夫!! 僕が面会に行ってあげますから!!」
 dyeさん「だから違うって・・・」

そうして、dyeさんは大学を久しぶりにサボった。

――――――― またまた変わって、某ウィークリーマンションでは・・

 美加香さん「あの、ひなたさん」
 ひなたさん「なんですか?」
 美加香さん「お昼御飯・・・作ったんですけど・・・」

そう言って、いそいそとお皿を並べ出す。そんな美加香さんを見ながら、ひなたさん
は、ふっ、と笑った。

 ひなたさん「美加香・・・」
 美加香さん「は、はい・・・」
 ひなたさん「君の作った料理なぞ、食えたモノだと思うのですか?」

ガガーーーーーーーーーーン!! 効果音が聞こえてきそうな程、驚愕した表情にな
る美加香さん。

 美加香さん「そ、そんな・・・酷い・・・。た、確かにこないだは、食べれる材料
       を使ったのに、いつの間にか器まで溶ける料理になっちゃいましたけ
       ど、あれからお料理教室に通って、十分」
 ひなたさん「やかましわぁっ!!! その前科だけで十分ですよ!! それに、一
       度や二度、お料理教室に通ったとしても、それがどれ程の効果を持つ
       のかわかりませんよ。ハッキリ言って・・・」

そう一気に告げたひなたさんは、すうっ、と息を吸い込み、最後の一言を発した。

 ひなたさん「・・・無駄です」
 美加香さん「いやぁーーーーーーー!!! いやいや!! いやだーーーー!!」

大きな声と共に耳を塞ぐ美加香さん。

 ひなたさん「あ、こら、ちゃんと聞きなさい。ちっ!!! いでよ『BLOODY
       BRIDE』!!!」

その瞬間、ひなたさんの陰に何かが現れた!!

 ひなたさん「行きますよ、BLOODY!! せーーーーのーーーーー・・・
       無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無
       駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
       無駄むだムダァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
 美加香さん「いやーーーーーん!!! 誰か助けてーーーー!!!」

まあ、彼らにとってはこれが日常だった。・・・平和なのだろう。
・・・ところでひなたさんはスタンド使いなのか?・・・謎は深まるばかりである。
でも、女性に暴力はいかんよ。ね!! 例え下僕でも(笑)。

―――――――――――――― 今改装中の某大阪警察署・・・

鈴木 静さん「いやぁ、助かったよ、dyeさん」
 dyeさん「いえ、別にいいですけど・・・。でも、リーダーがいないときにこん
       な事になるとは・・・ちょっと困りますよ?」
鈴木 静さん「いや、いいのさ。リーダーがいないからこそ。今いたら、きっと俺の
       体は鯛の薄造りのようになっていたさ・・・」
 dyeさん「そ、そうなんですか? リーダーって、一体・・・」
鈴木 静さん「それよりも、総会屋の連中がいない」
 dyeさん「・・・・え?」
鈴木 静さん「どうやら、各地に散ったようだ」
 dyeさん「それじゃ、どうやって・・・」
鈴木 静さん「大丈夫。彼らが必ず一同に会する時がある・・・」
 dyeさん「それは・・・」

そう、リーフ総会・・・彼らの実力の見せ所である。

 dyeさん「では・・・」
鈴木 静さん「ああ・・・相見えるときも・・・近い!!」

そう言った鈴木さんの視線は、『超兄弟』というポスターに向けられていた・・・。

―――――――――――――― 闇の世界・・・

??????「そうか・・・皆、動き出したか・・・・」
 セリスさん「はい。全て、予定通りに進んでいます」

ごおぉぉ・・・・ん。ごおぉぉ・・・・ん。途轍(とてつ)もなく暗い一室。
二人の人間と、一人の・・・がいた。

へーのきさん「どうぞ・・・」
??????「うむ」

二人の人の内の一人、へーのきさんは、自らの主にワインを注ぐ・・・。

??????「ふ、せいぜい踊るがいいわ。・・・我が、シナリオと共に・・・」

闇の中で、ワインに濡れた唇が、ニヤリ・・・と笑った・・・。


                        < 次 回 未 定 >

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
筆者あとがき
 どうしたんだ!? 急にシリアスじゃないか!? ま、このシリーズも佳境って、
 ことでして、あと二回ほどで終わります。結構長かった。去年を含めて十話くらい
 になりそう。こんなに書くとはねぇ(笑)。

以下レス
>久々野彰さん
 すいません。だいぶ前ですが、オーフェンものを書いたとき、「ひびの」というお
 名前だと思って間違えてました。や、申し訳ない(笑)。
 で、空くんですが、あの作品の中では死んでます。ただ僕が、死んだとは思えない
 なー、と一人でヨガッてました(笑)。舌足らず(字足らず)な表現で申し訳なかった
 です。マルチの望む人の世界・・・そりゃ、そうでしょう(笑)。現実の人間である
 我々だってそうじゃないですか? 自分の気の合う奴とだけいる。それは自分のエ
 ゴが通じるからだと思うのですが・・・。ましてアンドロイドなんだから、受け入
 れてくれる世界を望むのは当然でしょう。自我崩壊に関しては、ま、そうかも知れ
 ませんね。ただ僕のマルチ観は、意外と根性ある、結構しつこい(笑)、ってな感じ
 なもんですから、ああなりました。

>鈴木R静さん
 わたしゃ、さんまですか?(笑) 何か典型的な気がしますが、面白かったのでいい
 です(笑)。しかし、アルルさんもそうだったけど、僕とRuneさん・・やっぱり
 僕が受けなのですね?(爆) や、そういう問題じゃないだろう、俺(笑)。

>へーのきさん
 や、参加表明していただいてたので、いきなりですが、登場しました。悪役です。
 ワルです(笑)。でも、ギャグにします(爆)。真面目なのは今回だけ(笑)。

すいません、他にもレス頂いて、しかも感想を書きたい人もいるのですが、今回は
ちょっと堪忍して下さい(スタンド使いの人とかシンデレラとか子育てとか・・・・
あ、後勝手に女性にした人とかあうああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・)。

あ、あとるーちゃんへ。近々にメール出します。何故かって? ヒ・ミ・ツ(笑)。
ああああああ、こんな事してるから、ああ書かれるんだよ、僕も。何かアルルさんに
似てきたぞ(笑)。

それでは、またしばらくしたらお会いしましょう。