ホワイトアルバム短編3 ゲームセンター冬弥2 投稿者: しもPN
「由綺…今日暇か…」
「うん」
「それじゃあ今日はゲーセンに行くぞ」
「おおっ」
 冬弥と由綺はいつものようにゲームセンターアミーゴ
に繰り出した。
 街は、人々でごった返し、行き交う人々の中、前に行くことすら
大変なことであった。
 だが彼らは(彼女らとも言っておく)進む…まるで日本軍が
ガダルカナル島に向かって進撃した時のように…。
 少し行くとアミーゴが見えてくる。東京では珍しくないゼガ系の
ゲームセンターだ。
 そこに2人はさっそうと入場。
 まずはお目当てのオラタンの機体を探す2人…。
 目の前に機体が見えた。
 そのコックピットは1つだけ空いている。
 冬弥は、颯爽とコックピット風の機体に入り、
そのままお金をインサート。チャリンと。
 そしてスタートボタン。
 画面は急に起動しはじめ、一体のモビルスーツが目の前に
出される…テムジンだ。
 そのまま対戦モードへ…。
 急に画面が変わり目の前には、バイパー2が現れる。
 必死に空中に逃げ、ミサイルで攻撃するバイパー2。
 だが、そのようなものは1つもテムジンに致命傷を与えるでも
無く、どんどんテムジンをかすめ空中で爆発していく。
「ふっ…初心者か」冬弥は含み笑いをしながら一人呟く。
 テムジンと一体化する冬弥。
「いくぞお」
 もう目の前の敵は的でしかなかった。
 紙のようにもろいアーマーがぼろぼろに削られていく
バイパー2。
 なすすべもないように落ちていく…そして…ジエンドへ。
 由綺はわくわくしながら、冬弥のコントロールを裁きを
見ていたようだった
そして…。
「すごいねえ」と一言。
「ふっあんなもんで満足してもらっては困るよ、クエス君」
(説明逆襲のシャアに出てくるシャアを好きになる
ニュウタイプの少女)
 その後もどんどん倒す冬弥…その光景に由綺も大喜びで賞賛の
言葉をあびせる。
 そして答えにいろんな名前で由綺を呼ぶ冬弥…。
 だが、しばらくすると今までとはすこし違うタイプの
モビルスーツが乱入してくる。
「なに雷電か…日本軍の癖に我連合軍に戦いを仕掛けると
いうのか」
 いつのまにか亜米利加参謀になる冬弥。
「作戦は1015発動せし」そうテムジンに命令する冬弥。
 だが、その命令もむなしく雷電の攻撃をことごとく浴びる
テムジン。
 そしてまるで弄ばれるかのように撃沈。
「なぜだ…」
 由綺も少し心配そうに冬弥の方を向いている。
 不思議に思い冬弥はその向こうの機体を少し見てみる。
 そこには英二がいた。そうあの落ち着いた英二が
腹を抱えて笑っているのだ。
「何がおかしい」
「ふっ…弱すぎるのだよ…冬弥くん…」
「なに」
「私に勝とうなど100年早いということを覚えておくんだな」
「くっそう」
 腹が煮えくり変えるのを感じる冬弥。急ぎコックピットに
戻り何かを入力する。そしてまた参戦。
「何…汚いぞ」とその時声がする。
 そうそこにあったのは、モビルスーツでは無く、空母
インディペンデンスの姿だった。
 しかも周りは海しかない。
「ふっ亜米利加軍の力見くびってもらっては困るな」
「くそ」
 そのまま、海中に落下していく雷電。その重さと、
水処理をしていないためにどんどん深くはまっていく。
 そして海の上から正確に巡航ミサイルトマフォークが
尽きることなく飛んでくる…その数100発。
 だが、そんな時でも、どことなく英二の顔には余裕の笑みさえ
感じられる。
 それは楽しくて仕方がないといった風だ。
「くっくくく…やってくれるねえ」
「だがこっちにも裏があるのだよ」 
 その英二の声をさかいに変身を始める雷電…そうそれは…
ほんものの雷電の形になり飛んでくる。
 だが冬弥にも余裕がある。対空ミサイルなら山のようにある、
そして現代の戦闘では航空機は空母には勝てないのは周知の事実
のはず。
 少し声に出す冬弥。
「ふっそんなことはわかっているさ」いやに余裕の笑みを浮かべ
英二はそう答える。
 その時、冬弥の頭の中にはいやな感覚が走った…まさか…まさか
、あれを…。
 そして画面を見ると…。
 目の前の機影は空母の大分手前でミサイルを落とした。
 そう嫌な予感が的中したのだ。
 そのまま画面が…まっしろに…。
 空に逃げた雷電は助かったが…インディペンデンスは影も形も
無くなったいた。
 そう核爆弾が落ちたのである。
「きさまあ…日本は核を持てないんじゃなかったのか」
「それは戦争に負けた日本のことだろ…」
 そのまま、いつもの喧嘩が始まる。
 その時、由綺はやれやれ仲が良いのか…悪いのか…と
思いながら2人のその姿を見ていた。
(おわり)

 今日はハイです…。
 えーといつも感想書いてくれている人ありがとうございます。
 これ感想はいいです…感想つける価値無いです。
 なんかむしょうに書きたくなったので書いてしまいました。
 うーんつかれてるのかな…俺(爆)
 (ちょっと長編のオリジナルで疲れてるのかも
<ここと関係ないですが>)

 後また感想書きますので…よろしく