いや、このフロッピーにはきっと何かがあるに違いない。 「いやだね」 俺ははっきりとそう言った。 「耕一・・・大丈夫なのか!?」 梓はびっくりした様子でこちらを見る。 黒ずくめの男はやれやれと肩をすくめて、 「出来るだけ、平和的に解決したかったが・・・・そちらのリクエストだ。断るわけにもいくまい。」 男はゆっくりとサングラスを取った。 素顔が、現れる。 「力ずくってか? 俺がこのフロッピーをどうにかしてもいいのかい?」 男は、フフッと笑うと、 「自分と相手の実力の差もはかれないとは・・・愚かな・・・」 そう、吐き捨てた。 俺は一瞬、ムッとしたが、周りの異様な空気にビクッとする。 何か・・・変だ。 さっきまでいた空間とは違うような気さえする。 梓は・・・ 俺は横を見た。 「なっ!?」 梓は・・・音もなく倒れていた。 出血などはない。奴が攻撃したわけでもない・・・? 「てめぇ! 梓に何をした!?」 キッと睨む。 「なぁに、女には手を出しませんよ。ちょっと眠ってもらっただけです。」 見ると、梓は微かに寝息を立てている。 いつのまに・・・? 「・・・あなたは強い。恐らくは私よりもね。だが、あなたは、───私には勝てない。」 何言ってんだ? 言ってることが矛盾してるじゃねえか。 一応おとなしく話を聞く。 だが、警戒の気はほどかない。 「・・・・なぜだ?」 呟く声はまるで空間に響くように広がっていく。 「・それは・・やってみた方が早いんじゃないですか?」 そう、奴が言った。そう、その瞬間。 「!!!」 つづく −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− とんでもなく駄作。暇な時に書いたシーンをつぎあてて書いたんで すごく変な所とかあります。 しかもなぜか、分岐@より先にA載せてるし・・・ 感想、送ってくれると嬉しいです。