ーCM− アンニョンハセヨ、世界の愛と平和を守る 新城 沙織だい! 電波のチリチリ飛び交うソフトメーカー、Leafのことはみんなしっているよね? なんと、そのLeafから第2のアミューズメントCDが発売されるよ。 お題は「初音のないしょ」、う〜んなんかそそられるねぇ。 発売日やら細かい事は、LeafのHPにおいおいのせていくので楽しみにね。 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 マルチはゴールに向かってひた走る。 「だ、だめだ、『心の歌』作戦も失敗したとのなってはもう手がない。」 (長瀬) 「まだ諦めたらアカンよ。」 そう言ったのは、眼鏡に三つ編みの少女、智子だった。 「行け、アンタはこの時のために春木さん家で武者修業してきたんや。」 そう言われて姿を現したのは、箱に車が着いたようなロボットだった。 ハコは、たいそうな駆動音を立ててマルチに向かって走る。 『グィ〜〜〜〜ン』 しかし、マルチまであと数メートルというところでハコは急にバランスを崩した。 「あっ!」 (全員) 『ズデ〜〜〜ン』 なんと、はこはコースに落ちていた小さな石につまずいたらしい。 「こらっ、アンタなにしてんのぉ。」 「モウシワケゴザイマセン。」 智子はハコを蹴りだした。 『ドガッ、ドガッ』 「こらっ、長瀬っ、これインチキやないの、こんなちっこいタイヤで石が越えれる訳ないやないの。」 「スマン、それは初期のやつで、たいした機能はついていないんだ。 でも、まあ色もかわったんだし、良いじゃないか。」 「そんなんいやや、もっとちゃんとしたメイドロボが欲しいわ。」 そんなやりとりもかまわずマルチはどんどんゴールへ向かって走って行く。 「危ない、委員長。」 (浩之) マルチの向かう先には、智子がいた。 「きゃーーーっ。」 (智子) 「保科〜〜〜〜〜っ!」 (浩之) 『ドガッシャ〜〜〜〜〜ン』 ごう音が響き渡る。 「あ、あれっ、うちなんで生きてるの?」 見ると、マルチは倒れたハコに引っかかっていた。 「うわっ、進めませーん。」 「マルチ、ストップだ、ストップ。」 「ス、ストップしたいんですが、進めませーん。あ、あれっ、浩之さん。」 「マルチ?元に戻ったんだな。」 「あれ?私はここで何をしているんでしょう。」 「やった〜、マルチが元に戻った〜。」 『ワァァァァーーーーーー』 周りから歓声が上がる。 「ヒロユキ、よかったネ。」 気がつくと、リーフ熊を手にしたレミィがいた。 マルチは元に戻り、レミィはクマをgetし、すべてはまるく納まったに見えたが、 一人だけまだ熱くなっている奴がいた。 「うらぁぁぁーー!瑠璃子ぉ、おきやがれぇぇぇーーー!!」 (初音) 「Zzz・・長瀬ちゃん、電波とどいた・・・。」 〜次回予告〜 雨月山の水門で仮死状態の彼を見つけた千鶴は、初のエルクゥ捕獲作戦に出る、 そこで彼女たちの見たものは・・・ 第十話 ヒグマダイバー この次も、ふきふき、ふきふき〜っ。 ああっ、どうやら終わる事が出来ました。