第3夜ですぅ。 投稿者:静耶(しずや)KC


<><><><><ある平凡な一日の始まり その3><><><><>

俺は本気で考え出した。
  (こりゃーとんでもない事をやってしまったのでわないのか?
    ま、まさか一線を超えて・・・!?)
記憶には無い。だが周りの反応からするとどうやらそうらしい。
  (ならいったい誰と?)
嬉しいやら恥ずかしいやら罪悪感やらでその場にたたずんで
しまった俺に居間の方から声がかかる。
  「おぉーい。耕一ぃー。ご飯さめないうちに早く食べようぜぇー」
梓ちゃんの声だ。
  (と、言われても・・・。)
しかし行かない訳にはいかない。
覚悟を決めて居間の入り口まで行く。
  (えーい。もうヤケだ!どうにでもなれぁー!!!)
そう思い扉を開けて中に入る。
  「あ、あのぉー。お、おはようございます。」
とりあえず挨拶をする俺。
  「あ!おはよーございますぅ。」と千鶴さん。
  「ん?おはよー!」と梓ちゃん。
  「・・・おはよう・・・。」と楓ちゃん。
千鶴さん、梓ちゃん、楓ちゃんは普段と変わらない顔をして俺の方を見ている。
が、初音ちゃんは顔を赤らめながらうつむいたまま。
  (ま、まさか初音ちゃんに・・・おーまいがぁーっと!
   それじゃー犯罪だー!!)
どうしようもない罪悪感に虫食まれ俺はその場にたたずんでしまった。
  「どうしたんだよ耕一。早く朝食にしようぜ!」
俺はその言葉で我に帰り無言で席についた。
  「それじゃーいただきましょう。」
千鶴さんがそう言い朝ご飯を食べる。
  「あ。あのぉー。昨日はごめんなさい。俺酒飲んだ後の記憶が無くって・・・
   で、何やらとんでもない事をしでかしたみたいで・・・本当にごめんなさい。」
一同きょとんとした目で、
  「どうしたんですか?耕一さん?」
  「どうしたんだよ。耕一。」
  「・・・耕一さん・・・変・・・。」
どうやらみんな俺に気を使ってくれて俺が初音ちゃんにやった事を許してくれてるんだ。
そう思いながらもやっぱり罪悪感が俺にのしかかってくる。
  「本当にゴメン。昨日は酒の勢いとはいえ、初音ちゃんに・・・」
  「えっ!初音に何かしたの?」と千鶴さん。
  「はい?」
俺は思わず間抜けな声を出してしまって。

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ども〜。静耶ですぅ。

第三回目です。何やらだんだんと耕一さん変になってきました。
いったいどうなるんでしょうね〜。

それではまた明日。ウッガンン。