スーパーLEAF大戦・第20話(第1部完結) 投稿者: ジン・ジャザム
 エルクゥ・ビーストの襲来より半月。
 エルクゥに立ち向かう総ての戦士たちが、来栖川の『地下』に集められた。
 その『地下』へと向かう長距離エレベーターに乗りながら、耕一は千鶴に話しかけた。
「しかし……千鶴さんがいなくて、鶴来屋の方は大丈夫なんですか?」
「ええ。後のことは足立さんに任せました。」
「でも、俺たちがいない間に、鶴来屋が襲撃されたら……」
「大丈夫だと思います。私たちがいなくなれば、鶴来屋が襲われることはないでしょう。」
「えっ……?」
「鬼は私たち柏木の人間を狙っています。そのために楓や初音も連れてきたんです。あの
まま鶴来屋に残っているよりも、耕一さんの側にいた方が安全ですから。」
「でも、柏木の人間が狙われてるって、いったい……。」
 耕一のその問いに、千鶴の表情が真剣になった。
「それはきっと、私たち柏木一族が代々守り続けているものを狙っているからでしょう。」
「代々……守り続けているもの?」
 突然の話に、耕一が驚く。
「……はい。耕一さんがまだ鬼を完全に制御していない今、そのことをお話しするわけに
はいきませんが……。ただ、柏木の血には、地球の存亡をも左右する重要な鍵が握られて
いることを忘れないで下さい。」
「……分かりました。」
 思わず緊張して答える耕一。
 そしてようやく、エレベーターの表示が最下層を示した。


 スーパーLEAF大戦 第20話『LEAF結成V―葉と樹―』


「瑞穂ちゃん!?……何でここに……?」
 司令室へと続く廊下の途中、祐介と沙織は眼鏡をかけた小柄な少女と出会った。
 よく知っている顔である。
 藍原瑞穂。
 月島について調べるとき、来栖川のコンピューターにハッキングをかけた、天才少女。
 そして、月島の下僕と化した太田香奈子の親友でもある少女。
「お久しぶりです、祐介さんに沙織ちゃん。私もオペレーターの一人として、この組織に
所属することになったんです。……長瀬さんに頼まれました。甥の面倒を見てやってくれ
って……ふふっ。」
 そう言いつつ、瑞穂は微笑んだ。
 しかし、無理がある笑顔だな、と祐介は思った。
「……でも、危ないよ? この組織は言うなら軍隊だ。あの鬼たちと戦争をするんだよ?
無事でいれる保証はどこにもない……。」
「でも私、祐介さんだけを戦わせるなんて耐えられません。」
「そんな……」
「それに……これは香奈子ちゃんのために、私ができる精一杯のことなんです。」
 瑞穂の決意は固い。
 人のためにそこまで強くなれる瑞穂が、祐介には羨ましかった。
 そんな祐介の肩を沙織が叩く。
「そうそう! これは祐くん、一人の戦いじゃないんだから! 何でも一人で背負い込むの
は祐くんの悪いトコだよ?」
「沙織ちゃん……。」
 沙織に励まされた祐介は、ふっ……と笑った。
「分かったよ。じゃあ、これからよろしくね、瑞穂ちゃん。」
 右手を差し出す祐介。
「はい!」
 瑞穂はその右手をしっかりと握って、答えた。


 居住区の一室。
 そこに芹香と浩之たち4人が集まっていた。
「古代の動物崇拝、シャーマニズムが生んだ『獣王』の降臨術……か。」
 こくり。
 芹香は頷いた。
 芹香の話では、4人のもつ祖霊(トーテム)はトゥハートと呼ばれる『獣王』の魂を4
つに分けたものであるという。
 かの動物神は人を守護し、大きな災いが訪れるときは、自らの魂の波長に近い4人の人
間を探しだし、その中に宿るという。
 つまり浩之、あかり、雅史、志保の4人こそがトゥハートに選ばれた者なのだ。
 大体の話は、エルクゥ・ビーストを撃退後に聞いたのだが、詳しい内容を聞いたのは今
回が初めてである。
「それにしても……いきなり、わたしたちが『地球を救う戦士だっ!』なんて言われても、
やっぱりピンとこないわよね〜」
 志保が大きく腕をのばした。
「………………。」
 芹香が、小声で浩之たちに話す。
「『戦うことを強制はしない。』か。……で、お前らはどうする? 相手はあの鬼だ。逃げ
たって誰も責めはしないぜ?」
 浩之が他の3人に聞く。
 その問いに雅史が苦笑して答えた。
「どうする?って……僕たちがどう答えても、どのみち浩之は一人でも戦うつもりだろ?」
「うっ……。」
「なら……僕だって戦うさ。」
「でも、これは真剣に戦争だぜ? 祖霊だか獣王だか知らねーけど、無理に戦うことはな
いんだっ!」
「なら浩之は何で戦うの?」
 逆に質問を返す雅史。
「それは!……俺は、マルチの時みたく誰かが傷つくのが嫌だから……それで! 俺に戦
う力があるんなら……!」
「なら、僕たちだって同じさ。ねっ? あかりちゃん、志保っ」
 雅史の問いに、2人は頷いた。
「そうよ。あんた一人ほっといたら、何しでかすか分からないし。」
「私たちだって……浩之ちゃんが一人傷つくのは嫌なんだよ?」
「………………。」
 浩之は黙ってしまう。
「それに……」
 あかりは微笑みながら、胸に手を当てた。
「クマちゃんたちが守ってくれるよ……私たちのこと。」
 その言葉を聞いた芹香の表情が、僅かに曇った。
 彼女たちが、意外にもあっさりと戦う決意をした理由。
 それはきっと獣王の意志。
 戦うことを定められたから、戦うことを受け入れられる。……自分たちではそうと気付
いてはいないだろうが。
 ……所詮、総ては神の設計図によって決定されたことなのだろうか?
 そう考えると芹香は、運命さえまだ知らぬ彼らのことが、無性に悲しかった。


「お嬢様、お止め下さい!」
「お嬢様にもしものことがあったら……!」
 どんどん先を進む少女の後ろから、ぞろぞろと使用人たちが追いかけてくる。
 皆、少女を止めようと必死だ。
 そんな使用人たちに、少女は振り返って反論した。
「あのね! 姉さんだって戦うっていうのに、私が安全な場所から高見の見物ってワケには
いかないでしょ!」
 その勝ち気な瞳には闘志が宿っている。
「それにこっちには新兵器だってあるんだから!」
 そう言って、少女は両手に装備した鉄甲をビシッ!と前に突き出した。
 よく見るとその鉄甲には、びっしりと魔法文字が刻まれている。
 だが無論、そんなもので使用人たちは納得しない。
「いけません! 綾香様自らが鬼と戦うなんて!」
 そう。
 少女の名は綾香。
 来栖川綾香。
 来栖川グループの会長の孫であり、芹香の妹である。
 ただ、大人しい芹香とは対照的に、綾香は明朗活発な性格で格闘技すら嗜んでいる。
 それでもその顔立ちはなるほど、芹香に似て美人であった。
「ええい、うるさいっ! 私は私の勝手にやらせてもらうわ。」
 なおもしつこく食い下がる使用人たちを無視して、再び綾香は歩き出した。
 慌てて追いかける使用人たち。
 ふと、綾香たちの前方に黒い影が現れた。
「……綾香お嬢様。」
 執事の服を着た、白髪の老人。
 しかし、その頑強な身体と鋭い目つきは、老いを微塵にも感じさせない。
「長瀬さん……。」
 綾香が老人の名前を呼んだ。
 長瀬源四郎。
 来栖川家の執事長を務める男である。
 源四郎は、強固な壁の如く綾香の前に立ち塞がっている。
 綾香が源四郎を睨みつけた。
「長瀬さん! そこをどいて! 私の決意は変わらないわよ!」
 しかし、綾香の眼光にも源四郎は臆さなかった。
「綾香お嬢様ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
 源四郎が叫んだ。
 源四郎以外の人間は耳を押さえて、うずくまる。
 それほどまでにデカイ声だった。
 半分、涙目になりながら、それでも綾香は源四郎の方を睨らんでいた。
 源四郎が続ける。

「私のことは『セバスチャン』とお呼び下さいっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!」

「……………………………………………………………………………………………へっ?」
 思わず、間の抜けた声をあげる綾香。
 源四郎は答えた。
「芹香お嬢様から戴いた、愛のニックネームでございます!!!!!!」
「あの……長瀬さん?」
 綾香はワケも分からないままに、源四郎に語りかける。
 だが……
「セバスチャンでございますっっっっっっっっ!!!!!!」
 譲る気はないらしい。
「……分かったわよ。せ、セバスチャン、そこをどきなさい! 止めても無駄よ!」
 ようやっとのことで、綾香はさっきの台詞を繰り返した。
 だが、源四……失礼。セバスチャンは動かない。
 セバスチャンは突然、にかっと笑うと再び叫んだ。
「このセバスチャン! 綾香お嬢様を止めるつもりなど毛頭ありませぬ!!!!!!」
「えっ……?」
 意外な答えに驚く綾香に、セバスチャンは自分の右手を突き出した。
 そこには……なんと綾香のものと同じ鉄甲が装備されていた。
「私も戦います。」
「えええええっ!」
「このセバスチャン、大旦那様に拾われてより来栖川家に絶対の忠誠を誓って参りました!
綾香お嬢様と芹香お嬢様を守るためならば、この命たとえ暁に尽きるとも、一片の悔いも
こざいませんっっっっっっっっっっっっ!!!!!!」
 きっぱりと言い放つセバスチャン。
「………………。」
 この執事の熱い魂の言葉に、皆、呆然と立ち尽くすほか術を持たなかった。


 そして……司令室に戦士たちが揃った。
 長瀬、柳川、芹香、綾香、セバスチャン、セリオ。
 浩之、あかり、雅史、志保。
 千鶴、耕一、梓、楓、初音。
 祐介、沙織、瑞穂。
 そしてオペレータ他、来栖川のスタッフたち。
 長瀬が周囲よりも一段高い場所から全員――司令室にいない人間たちにはモニターを通
じて――語りかけた。
「……国家の許可も得て、今日、ようやく我々のエルクゥ迎撃組織が正式に発足した!
みんなも分かっていると思うが、この組織は軍隊だ。地球最大の敵であるエルクゥに対抗
する部隊……命の保証など何処にもない。その覚悟はしっかりと決めて欲しい。」
 しんっ……。
 緊張した空気が流れた。
 長瀬は続ける。
「この部隊の正式名称は『Legal Earth Assault Fighters』
……通称『LEAF』だ。詳しいツッコミは却下する。」
 単なるこじつけだしね。
「そして『LEAF』の主な基地となるのが、この魔導科学の粋を結集した……」
 そこで、長瀬の演説は中断を余儀なくされた。

ごごごごごごごごごごごご……

 地響きが聞こえてくる。
「何事だ!」
「……これは……奴です! 隆山でセリオ戦闘タイプ77機を殲滅させた……!」
「!」
 そこまで聞いて長瀬は慌ててモニターを覗き込む。
 中央の巨大スクリーンにも、その映像が映し出された。
「なっ……!」
 その場にいる全員が驚愕する。
 スクリーンに映し出されたものは、宙に浮く巨大な城のようなものだった。
「お、おい! 長瀬のおっさん、あれはいったい何なんだよ!?」
 浩之が怒鳴るように尋ねる。
 長瀬は真剣な表情で答えた。
「あれは……我々の敵、エルクゥの宇宙船……『方舟』だ。」


 闇。
 冷たい闇。
「彼らの『方舟』が動き出したようだね。目標は来栖川か……。」
 月島が闇の向こうに話しかけた。
「合流できないのが悔しいねぇ……。君が向こうに具現するには全然、力が足りな
いし。」
『……結界。』
 闇が答えた。
『結界を砕けば、我は現世に具現できる。』
「でも結界の位置が分からない。その結界が何であるのかすらね。」
『だから、エルクゥたちにそれを探らせている。我の意志を……』
「僕の電波で知らせることでね。感謝して欲しいものだよ。朽ち果てる寸前の君の
声を、みんなに届くようにしてあげているんだから。」
『分かっている……その報酬は……』
 そして2つの声が重なった。

『「……世界の崩壊。」』


「『方舟』の中央に高エネルギー反応……撃ってきます!」
「くそっ……! こちらはまだ!」
 長瀬が焦る。
 だが、そんな長瀬の肩に芹香が手を置いた。
「お嬢様……えっ? 『イグドラシル』を信じろ……ですか?」
 こくり。
 芹香は頷いて、司令室の中央に立った。
 するとその真下に魔法陣が現れ、芹香を光で包み込む。
「!……芹香先輩!?」
 浩之が叫ぶ。
 それと同時に、芹香の身体が薄れ……そして消えた。
 不可思議な光景にざわめく一同。
「おい、おっさん!」
「大丈夫だ。芹香お嬢様は『中枢』に転移したのだ。」
「……中枢?」
「そう……『イグドラシル』の中枢にな。」
 そこに再び、オペレーターの報告が入った。
「敵の攻撃、来ます!!!!」
「!!!!!!!!!!!!!!!!」
 刹那。
 スクリーンに映る『方舟』から、一条の光が放たれた!
 それはまっすぐに来栖川の施設を狙う!
 一同は来るであろう衝撃に身構えた。
 だが……

ばしゅううううぅぅぅぅううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううううぅぅ!

 『方舟』の光線は施設に届く前に霧散した。
「な……何だ、今の?」
 突然の出来事に梓が疑問の声をあげる。
 その疑問に答えるかのように、長瀬は呟いた。
「オーラ・バリア……間に合ったか!」
「……オーラ・バリア?」
「これなら……いける!」

ごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご……

 再び、地響きが聞こえてくる。
 しかも今度は確かに部屋全体が揺れていた。
「また……!?」
 耕一が叫ぶ。
 だが、長瀬は不敵な笑みを浮かべて、叫んだ。

「よし……! ぶっつけ本番でいくぞ! LEAF旗艦『イグドラシル』……浮上!!!!」

「えっ……な、何ぃぃぃぃ!?」
 浩之が別のモニターに映る、施設の様子に度肝を抜かれた。
 何故なら、長瀬の叫びと同時に、施設の広大な敷地が真っ二つに裂けたからである。
 そしてその中から――つまりそれはこの地下施設そのものなのだが――全長300Mに
及ぶ、巨大な戦艦が姿を現した!
「空中戦艦!?」
 今度は祐介が叫ぶ。
 そう!
 白銀に輝く翼を広げる、雄々しきその姿こそ……

 超ド級魔導戦艦『イグドラシル』!!!!


 ……イグドラシルの中枢。
 そこには、その名が示すとおりに巨大な大木があった。
 大木を中心にした地面には、魔法文字がびっしりと書かれている。
 そして、その樹の下に芹香は立っていた。
 芹香の身体は僅かに発光している。
 彼女は瞳を閉じ、ゆっくりとした口調で魔法を唱えていた。
 その声が徐々に大きくなっていく。
 そして芹香は、いつもでは考えられないような大きな声で叫んだ。
「悪しきオーラの力よ……下がれ!」
 その叫びに呼応するかのように、

う゛おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお……!

 イグドラシル前方に装備された超巨大口径の銃口が輝く。
 刹那。

ばじゃらああああああああああああうううううううごおおおおおああああああああああ!

 先程の『方舟』に劣らぬ光の槍が反撃とばかりに放たれた!
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
 イグドラシルの砲撃を避けようとする『方舟』。
 しかし、光はまっすぐに『方舟』を捕らえて……!

 爆音。
 そして、
 閃光。







・。


「……柳川君、敵は?」
 計器が回復するやいなや、長瀬は柳川に尋ねた。
「……空間の歪みを感知。どうやら、寸のところで転移したようですね。」
「そうか。だがとりあえず緒戦は……我々LEAFの勝利ということだな。」
 長瀬が微笑んだ。
「『イグドラシル』……北欧神話の世界樹の名前か。……我々LEAFはさしずめ、世界
樹の『葉』の1枚1枚といったところだな。そう、太陽を浴びて輝く『葉』の……な。」
 後ろを振り返る。
 そこには初の勝利に湧く戦友たちの姿があった。
 その光景を見守りながら、長瀬は思った。

 ついに始まるのだ。
 『大戦』が。
 その先に待つのが希望か絶望か……それは分からない。
 ただ進むしか、自分たちには術がない。
 この嵐を。
 弾き飛ばされ。
 吹き飛ばされ。
 それでも、前に進むために。
 せめて私に守れないだろうか?
 この子たちを。
 運命の幼子たちを。







・。


 闇の声。
 それは人の心に棲む闇。

「始まったな。」
「ああ。我々の計画実現のためには、エルクゥの力は必要不可欠。」
「そう、我らが大願……」

「『宇宙ゲノム計画』!」

                  TO NEXT『SUPER LEAF WARS F』

…………………………………………………………………………………………………………………
 第1部完結ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!
 ……とテンション高くいきたかったですが、何か脳味噌死にかけです。
 特に後半(爆)
 ちわっす、ジン・ジャザムです。
 まあ、いっか。2部はすぐ始まるし(笑)
 でも、とりあえず、最後の力を込めて……

 祝!!!!!! スパリフ第1部完結!!!!!!!!!!!!
 やったぜ、俺!
 応援ありがとう、みんな!
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

 ……何の叫びだ、いったい俺(爆)
 いや、でもホント、皆様が応援があればこそ、ここまでやってこれたです、ハイっ!
 とにかく何回ありがとう言っても足りない気分です!
 いや、ホントーーーーーーにありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!

 思い起こせば去年の11月……第1話を投稿した頃には、ここまでの話を書くのに、これ
ほどの時間がかかるとは微塵にも思わなかったです(核爆)
 ああ、最初はえばぱろだった……今は何のパロでしょう?(笑)
 とりあえず今回はダン○イン……ですね、一応。
 イメージ的には『方舟』がグラン・ガラン(ゲア・ガリングのほうがいいか。それとも
ウィル・ウィスプ?)で『イグドラシル』はゴラオン。
 イグドラシルの名前はLEAF(葉っぱ)にこじつけるために、付けました(笑)
 なんか設定的に『天○無用!』っぽいかも(笑)

 次は2部『スパリフF』です(結局、その名前かい!)
 新ユニット登場!……多分(爆)
 もうラストの方はできてますが、中盤辺りはまったく考えてません(爆)
 頑張れ、俺。
 っていうか、この20話の間にも、いきなり設定が変わってしまったキャラがちらほら(笑)
 ……この土壇場で設定が変化するなんて(笑)
 プロットが甘いんだよな、コロコロ変わっちゃうのは(笑)
 後から辻褄あわせなくちゃいけない(爆)
 ああ、俺っていったい!

 さて、どうせすぐ続くから(俺的には21話書くのと何ら変わりなし)次回予告!
 ちょっとだけスペシャル版!
 いってみましょう!  

……………………………………………………………………………………………………………………



       ――Presented by ジン・ジャザム――         



 闇の声。

『この星を命の炎で焼き尽くす……それが我らが意志。』

 死せる者。
 死してなお、血を求める者。
 
『久しぶりだな……次郎衛門。』

 宿敵との再会を待ち続ける者。
 運命に弄ばれる者。


 闇の声。

「……もうすぐだ。もうすぐ終わる。そうしたら……」

 心、弱き者。
 悲しき者。

「そうしたら……始めよう、2人だけの世界を。……瑠璃子。」

 歪んだ愛に生きる者。
 運命に弄ばれる者。


 闇の声。

「狩るか、狩られるか……さあ、宴の始まりだ。世界を舞台にした宴のな!」

 命を狩る者。
 己が内の鬼を解き放った者。

「もはや、この世界に未練などないよ……なあ、貴之。」

 滅びの向こうに救いを求める者。
 運命に弄ばれる者。



          ――Mankind and Elku――          




 人と鬼との『大戦』がついに幕を開けた。
 人類存亡を賭けた戦い。

「『イグドラシル』全砲門……てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 死闘。

「愛にて悪しき魂を断つ! 名付けて『闘覇刀』!! やってやるぜ!!!!」

 死闘。

「この力をマルチバスターに取り込めば、エルクゥを……!」

 死闘。

「まさか……柏木以外にも、鬼の血を継ぐ者がいるなんて……!」

 だが、その裏で蠢く影。

「……計画の実現にはエルクゥの力が必要。総ては神のシナリオなのだ。」

 人類の敵は本当に鬼なのか?



           ――Love and Hate――            



 交錯する愛と憎しみ。
 悲劇の源泉。

「私は知っている……百億の昼と千億の夜を遡った過去。月下の邂逅を。」

 運命。

「またか……また俺から大切な者を奪うのか?……エルクゥぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

 運命。

「月島さん……あなた、瑠璃子さんを……実の妹を!!」

 運命。 

「こんな世界、滅びてしまえ! そうだ! それがいい!」

 総ては運命なのに、

「ありがとう……長瀬ちゃん……大好き……だよ。」

 何故、君は戦う?



              ――Fighters――              



 戦う者よ。

「俺は……勝つ! 親父……あんたの息子の戦いを見ていてくれ!」

 抗う者よ。

「運命だぁ?……そんなもの、負け犬の被害妄想じゃねぇか!」

 信じる者よ。

「私……皆さんが好きです! だから誰も失いたくありません!」

 絶望の中にあって、決して絶望しきれない者。
 憎しみの中にあって、なお愛する者。
 運命の中にあって、それよりも速く駆ける者。

 これは、そんな君たちのための物語だ。
 そう、この『大戦』の名は……。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


       ――『スーパーLEAF大戦F
                   〜SUPER LEAF WARS F〜』――          


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 心を、常に強く持て。


『目覚めよ……巫女よ……そして、思い出せ……汝の使命を!』


 真実は、常に残酷なのだから。



            ――COMING SOON――



……………………………………………………………………………………………………………………
 では皆様!
 スパリフFでお会いしましょう!
 ではでは〜


追伸・え〜、ちょっとの間だけメールが使えません(パソコン使用の申請を忘れてたの(爆))
   で、今日は黒文字です。
   ですから、メールはしばらく受け取れないので、送らないようにして下さいね。
   すいません〜