続痕−ぞく きずあと− 第一回 投稿者:佐藤 昌斗
−夢。柏木耕一は、夢を見ていた。
 その夢の中で耕一は、鬼ではない、違う化物−そう、それはまさに、化物としか言い様のない生物だった。だが、姿はぼやけてお
り、細部までは見ることができず、おおまかな、シルエットとしてしか解らない。しかし、その、圧倒的な存在感。それが、明らかに
人とは違うことを、耕一に、いや、”耕一の中の鬼”に、感じさせていた。
 そして、その化物と耕一は戦っていた。その化物は、人ではあらがい様のない程の”力”を持っていた。が、その力も、耕一の前
では、児戯に等しくまるで相手にならなかった。現に二度、三度と化物が繰り出す、人では避けきれない攻撃も、耕一にはかすり
もしなかった。そして、化物が体勢を崩したそのとき、
 「もらった!」
 耕一の手が瞬時に鬼のモノへと変わり、次の瞬間には化物の腕が、宙を舞った。そして上がる絶叫。そして哀願。しかし、耕一
は、その哀願を無視して無慈悲にも、止めを刺した。そのとき、炎が見えた。とても美しく、儚い、命の煌めきが。耕一は、それを
見て、ニヤリっと笑った。その笑顔はあの”鬼”がしていたモノと同じ歓喜の笑顔だった。そう、狩猟者のする笑顔だった。

 「うあああああーーーーっ!!」
 耕一は、自分の上げた声で目を覚ました。ひどく嫌な汗を、全身にかいていた。気持ち悪くて、シャワーを浴びたいと思ったが、
障子から差し込む光がまだ、深夜であることを告げていたので、耕一は、取り合えず空気だけでも入れ替えることにした。
 (綺麗な月だな)
 障子を開けると夜空に綺麗な月が見えていた。丁度心地よい風が部屋に入ってくる。汗をかいている身体には、本当に気持ち
よかった。
 「気持ちいい風だなぁ」
 思わず口に出して深呼吸をすると、幾らか気が晴れたが、
 (何故あんな夢を見たんだ・・・俺は、”鬼”を完全に、コントロールしたはずだ!それとも・・・)
 沸き上がる不安を、数回頭を振ることで、追い祓う。そして、耕一は、自分に言い聞かせる様に、
 「俺は、ああはならない。なってたまるか!」
 その声は、風に乗って消えていった・・・

 しかし、その夢は、ただの夢じゃなかったことを後に、耕一は知るのだった。


                                                                   < 第二回に続く >


 耕一・・・と、いうことで始まった”続痕−ぞく きずあと−”だけど
      本当に最後まで書けるのか?
 佐藤・・・さあ?一応最後までは、考えているけど?
 耕一・・・一応ってなんだ?一応ってのは!
 佐藤・・・まあまあいいじゃないか。君は、主役なんだから
 耕一・・・あのな、それとこれとは別だろうが、書いた以上はだな
      ちゃんと−て何だよそれは?
 佐藤・・・ああこれ?もちろん次の台本だよ。台本
 耕一・・・どれどれ・・・おおっ!こっこれは!!はっハーレムだ
      とう!?おい、さっ佐藤これは、本当か??
 佐藤・・・ああ、本当だとも。あーんなことやこーんなことも、や
      りたいほうだい、しほうだいだ
 耕一・・・やったーーー!
 千鶴・・・何が”やったーーー!”何ですか耕一さん?
 耕一・・・ちっ千鶴さん!?どっどうしてここに??
 佐藤・・・ああ、俺が呼んどいた
 耕一・・・てってめーーー!佐藤!!
 千鶴・・・こ・う・い・ち・さ・ん。何です?この台本は?
 耕一・・・はあうーーーっ。いっ何時の間に??
 千鶴・・・耕一さん
 耕一・・・はっはい!
 千鶴・・・こっちに来てもらえますか?
 耕一・・・はっはい!
 佐藤・・・うまくいったな、しめしめ・・・
 千鶴・・・それから、佐藤さんも
 佐藤・・・えっ!?お俺も!?
 千鶴・・・さあ。行きますよ
 佐藤・耕一・・・たっ助けてーーー!!
                                  <合掌>

***あとがき***
 どうも、<佐藤>です。それでは、感想を、

 <OLH>さん
 −悲しい話しでした。マルチは、果たして痕を癒せることができ
  たんでしょうか?彼女には、笑っていてほしいと想います。

 <きたみちもどる>さん
 −天羅万象を、知っていますね。首相のあほーーっ!って感
  じですね(笑)

 <智波>さん
 −アメリカからですか。大変でしょうが頑張って下さいね。

 <風見ひなた>さん
 −正直言って驚いてます。カムバック待ってます。それと、訂正
  して下さってありがとうございました。

 <久々野>さん
 −いやーあっ。梓かわいいですね。次は、初音ちゃんなんか見
  たいかも。それと、すさまじいペースですが、無理しすぎない
  で下さいな。
 
 <UMA(うま)>さん
 −すいませーーーん。せっかく教えて下さったのに、<佐藤>
  は、パソコン自体がど素人ですので出来ませんでした。でも
  本当にありがとうございました。
 
 <健やか>さん
 −そうですか、旅に出られるのですか。上手くいった、とゆう、
  土産話待ってますよ。

 <まさた>さん
 −セリスさん、浩之にてごめにされたですか・・・そうですか・・・
  マルチ、壊れないといいですね・・・

 <RUNE>さん
 −本家を差し置いたことを、お詫びします。本当にすみませんで
  した。勉強不足でした、本当にすみませんでした。

 −では、今回はこれにて失礼します。御免!!