あなたにあえて その4 投稿者:グンヤ
「おかると研究会はどこにありますか?」
 見れば背の高い黒服の初老の男。
「あの、どちらさまでしょうか?」
 念のため相馬は聞いた。何というか、怪しいのである。その場違いな服装が。まる
でどこぞの貴族の執事というか・・・
「失礼しました。私、来栖川家の執事をしております『セバスチャン』と申します」
 男はやや誇らしげに名乗ったが、相馬と源はよろめいていた。
・・・セ・・・セバスチャン!?・・・・・・
 あまり関わってはいけないような気がしたが、相馬は聞いた。
「・・・で、来栖川の執事さんが何のようで?」
「いえ、ここに通っておられる芹香お嬢様をお迎えに参ったのですが・・・」
 どうやら来栖川嬢が時間になっても来ないらしい。心配なのだろう。
 相馬と源が顔を見合す。
「どこにあるんだ?その『オカルト研究会』」
「文系クラブ棟ですね」
 結構わかりづらい場所である。不案内な人には説明しづらい。結局、二人はこのセ
バスチャンとやらを案内することにした。
「申し訳ございませぬ」
「かまいませんよ、別に」

             続きます
 またも時間が来てしまいました。短くてすみません。
 久々野さま
 あなたのおっしゃるとおりです。オリジナルのキャラだすんだったら出会いの
 シーンも創作するんだったと後悔してます。ゲームの浩之と同じではねえ…。
 次からはゲーム本編とは違う話にしてこうと思います。おもしろくないですけ
 ど・・・。あとこの話の時期は本編と同じ三月です。相馬と芹香さんはまだ二
 年生です。説明不足でした。当然浩之たちは一年です。