〜前回までの個人的あらすじ〜 ついこの間、某刑事ドラマスペシャルを見て思いついたこのネタ。 構想はねったものの、いつもマインドメモリ(頭に憶えておくこと)なグロCKは打ち込みに夢中になり、気づくと、 「ぬお〜〜〜っ!講義、始まっちまったぁ〜〜〜っ!」 となって、やむを得ず話を途中でくくらせたのだった・・・。 ・・・しかも誤字あったし・・・。どうもすみません。 ============================================== なんということだ・・・。あの二人が降山署にやってくるとは・・・。 耕一を問い詰めたところ、 「ち、千鶴さんがど〜しても『婦警』をやりたいそうで・・・」 などと白状した。なんでも鶴来屋グループの申し出で特別に配属されたそうだ。 おそるべし!! 柏木千鶴さん・・・ などと、グロCKの作品名を心の中で思いつつ、俺は基本的事項を教えるこ とにした。 ・・・しかし、会長職と大学はどうしたんだ? と不思議に思った。 ・・・一週間後、なんとか教え込みが終わり、肩の荷が少し降りた。 だが、姪の行動はとんでもなかった・・・。 お茶くみを頼めば、どこのぼうず地獄だと言わんばかりに、ゴボゴボと煮えたぎった、しかも何色とも言い難い お茶を持って来るし(飲んだ刑事は病院送りとなったが・・・)、射撃訓練では、と・な・りの的の中心を全弾撃ち 抜くというヘッポコぶり(いや、これはこれですごいが・・・)。 しかし、何と言っても毎朝持ってくる差し入れが・・・ この後は想像通りだ。 極めつけはあいつが失敗した時、怒鳴る俺に言うセリフだ・・・・・・ 「そんなに怒鳴ったらいやですぅ、叔・父・さ・ま(はあと) てへっ」 偽善だ! あいつは偽善者だ! 心の裏では俺を罵倒しているんだ! 俺は、この仕事を押し付けた長瀬に殺気をいだいてた・・・。 長瀬! いつか狩るぞ! そんな事を思っていると、当の本人がやって来た。 「よぉ、調子はどうかね。ちゃんと教え込んでるかい?」 のほほんとした口調で、長瀬が尋ねた。 まったく、こっちの気も知らずに・・・。 「ええ、あなたに言われた通りに教えていますよ、じ・ぶ・んが」 俺は、責めるように答えてやった。 「そうか、それならいい。なにぶん、私も忙しいからねぇ〜、手伝いたいのはやまやまなんだが、ハッハッハッ」 (くっ!) ―――カレッ!、カッテシマエッ!――――― 俺は狩りたい衝動を必死に押さえ、我慢した。その時―――、 「あれ? チョーさん、こんにちは」 と、耕一の声が聞こえた。チョーさんって、ま、まさか・・・ 「おお、耕一君」 やはり長瀬だった。一体いつの間にそんな間柄に・・・ 「どうだい、調子は?」 と、興味深々に長瀬が聞いた。 「ええ、いいですよ。何と言っても柳川さんの教え方がいいですから」 耕一が突拍子もないことを言った。 「えっ!? そ、そうか!?」 突然誉められたので、俺はさっきの衝動も忘れ、たじろいてしまった。 「はい、特に射撃訓練の教え方が上手く・・・」 まぁ、狩るのは得意だからな・・・。 (流石は狩猟者ですね!) 耕一が小声で俺に囁いた。 (お前もだろうが!) 俺も言い返した。まったく、どいつもこいつも食えないヤツだ・・・。 そうこうしてると、若手の刑事が飛び込んできた。 「な、長瀬さん! 連続殺人事件の犯人の居場所が分かりました!」 その刑事は、緊張したおもむきで長瀬に告げた。 「なにっ! 分かった、すぐ行く」 そう言うと、長瀬は耕一と、いつの間にかそこにいる千鶴の方を振り向いて、 「どうやら君達の初仕事が舞い込んだようだ。決して気を抜かないように」 と、真顔で言った。こういう時はもっとも上司らしい。 そして、こっちに目を向け、 「世話を宜しく!」 そう言うと、にやけて出ていった。 おいっ! さっきの真顔はどうした! 「はぁ〜」 気が重い。理由は判っていた・・・。それは・・・ 「さて、狩・り・に 行きましょ!」 「いや、千鶴さん・・・ 狩るんじゃなくて、逮捕するんだけど」 「どっちも変わりませんよ。さ、耕一さん、行きますよ!」 「あっ、ちょっと待ってよ! 千鶴さぁ〜ん!」 「・・・・・・、はぁ」 ・・・そう、当然のごとくこの二人の事だ。 多分、指示通りに動かない・・・だろう。 まぁいい・・・。犯人を狩れば少しは気が収まるだろう・・・。 (犯人を狩るのは、この俺だ!) 心の中でそう叫んで、俺は二人の後を追った。 続く・・・ ====================================== どうも、グロCKです。 最初に書いたように、『その1』は途中で無理矢理”続く”にしてしまいました。 いや、私はどうもそのまま書き込むタイプなのでで仕方なく・・・ そして、やっぱりやってしまった誤字! すみません、多分これからもすると思います。 その時は笑って勘弁して下さい。 それでは・・・ ほななぁ〜