「あ〜、ちょっといいか、柳葉・・・じゃなかった柳川君」 「えっ!?あっ、はい・・・」 正直言って驚いた・・・ あの男が俺の名前を間違えるとは・・・ まだコンビを組んで半年もないが、今まで間違えて呼ばれたことはない。 一体何が・・・ と思いつつ、俺は長瀬に付いて応接室に入った。 「あ〜、なんだ、その、急に上からのお達しでな、二人程うちの課に配属(いれ)ることになったんだが・・・」 「・・・はぁ」 「ま、とりあえず紹介しよう・・・ こちらが―――」 「今度、ここに無理矢理・・・ じゃなかった、特別に配属されました、柏木千鶴で〜す!! てへっ(はあと)」 「同じく、千鶴さんのおもりをするはめ・・・いや、護衛をおおせつかまりました、柏木耕一です・・・ はぁ〜」 「!!!」 な、何故だ!! 何故こいつらがここにきた!? 忘れるはずもない、実の甥と姪の二人・・・ そう、この二人も俺と同じ『鬼』なのだ・・・。何の目的があってかは知らんが、あの時の屈辱を、今ここで・・・ 「―――と言う訳で、よろしく頼むよ・・・ って、おい、聞いているのか?」 「・・・えっ!? あっ、はい・・・」 「それじゃ、よろしく」 ―――バタン――― 扉が閉まった時に、俺はおぼろげに記憶を辿り、長瀬が行っていた事を思い出した・・・ 『この二人の面倒をみてくれ・・・』 その瞬間、俺は真っ白になっていた・・・ 続く・・・ ================================================ どうも、グロCKです。 時間がないんでまた・・・ あっ、それから久々野さん、感想どうも。 ほななぁ〜