モバイラーズ! 投稿者: カズ【マチュア様】
 懲りずにまた・・・。嘘つきでごめんなさい。あんまし深く考えずに見てください。
第壱話「任命!今日から君もモバイラーズだ!」
 モバイラーズ・・・。それはこの世の邪と戦うために作られた闇の組織。彼らには1台ずつ専用ノートパソコン「ネオトレースシステムシリーズ」(NTS2)が、与えられている。このシリーズは、プログラムされたものを具象化できる機能と世界初の人格型CPU「昴」を搭載している。人格を持つことで、より人として近い人道的な作戦内容を割り出せる事ができるようになった。しかし、人格を持ったためCPUは自らの主人を選ぶ。その主人以外の者が使用しようとすると自立自爆を実行する。失われたデータは本部のコンピュータに保存されており、再インストールが可能である。
        この物語は7人の馬鹿のお話です・・・・。
 知らない領域。自分には関係ないと思っている奴ほど関係があるものである。
キ〜ンコ〜ンカ〜ン〜コ〜ン・・・。
 「ブレイブをばかにするなー!!」
開口一番、自分の趣味を馬鹿にされた男がいる。
 「あんたね〜・・・。あたしらもう高2だよ。いい歳して「ブレイブマン」なんか見てんじゃないわよ!」
開口二番、他人を馬鹿にする娘がいる。 私立水神学園、この二人が通っている高校である。 この学園では、いち早くパソコンを重点とした普通科授業を行っていた。
「お前だっていい歳してぬいぐるみ集めしてんじゃねーよ!!」
この男の名は、壱式 御咲(いちしき みさき)。TV「ブレイブマン」をこよなく愛する高校二年生。
「な、なんですって〜!あたしのうさたん達を馬鹿にするのかー!!」
この娘の名は、弐之式 庵(にのしき いおり)。ウサギのぬいぐるみをこよなく愛する高校二年生。 
「あ〜、馬鹿にするね!アホウサギ!馬鹿ウサギ!飲んだくれウサオヤジ!!」
「ムムムムムム、ムキ〜〜〜!!!今日こそ決着つけちゃる!!立ち上げろ御咲!!」
「望むところよ!!返り討ちにしてやるぜ!!」
二人は手持ちのノートパソコンのスイッチを入れた。小奴らの決着の付け方は昔から格ゲーと決まっている。しかし・・・、
「オラー!!ボケ庵!ガードばっかりしてんじゃねー!!」
「あんたこそ超必ばっか狙ってんじゃないわよ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ターイム・オーバー)
2人「げっ!」
 タイム無しにしたらいいと思うのだが、この間それを実行すると5時間と27分続いた・・・。結局2人とも体力切れでダウン。どうしたら5時間も持つのやら・・・。

「ただいま〜。」
庵と喧嘩別れし御咲は帰宅した。
「あら、おかえんなさい。」
と、いつもどうり迎えてくれたのは御咲の母・船美(ふなみ)だった。
「どうした?さえない顔して。はは〜ん、また庵嬢と喧嘩したんだね?」
「ち、ちげーよ!何でもねーよ!そ、そうだフロ、風呂入ってくるぁ。」
ガラガラ・・。
「チッ!お袋のやろう妙な所で勘がいいんだよな・・・。元々庵が悪いんだよ。ブレイブを馬鹿にしやがるから・・・。」
ザブ〜ン!御咲は頭まで湯舟につかった。
(明日、謝っておくか・・・・。)
と、まさに御咲がお湯から頭を上げた瞬間、
ごい〜〜〜〜ん!!!!
「きゃい〜〜〜ん!!」
 ものすごい鈍い音と共に悲鳴が聞こえた。
「いつ〜〜〜〜・・・・・、な、なんだ?何が起こったんだ?・・・あっ・・。」
足下のタイルを見ると、1人の娘が昇天していた・・・。
「どうしたんだい!御咲!なんかあかったのかい!」
音を聞きつけた船美がドア越しに立っている。
「な、ななななな何でもないっす!いつもどうりっす!元気っす!ハイッ!」
「そう・・・、ならいいんだけど・・・。あっ、ドラマの途中だった!!」
ドタドタドタ・・・・。
「ふぃ〜。ど、どうにか・・・・。って、こいつはだれなんだあ〜!」
とりあえず御咲の部屋で寝かせて、気づくのを待った・・・・・。

「う、う〜ん・・・。・・・・・ハッ!!」
10分後ようやく気がついた。
「・・・・・ぐぅ〜〜〜・・・。」
かに見えた・・・。
「いつまで寝とんのじゃ!」
バキッ!
「いやぁ〜ん。あと5分だけ〜。おねが〜い。」(ムニャムニャ・・。)
「起きろっつってんだろ!!」
「う〜ん、あっ、ご主人様おはようございます。」
「なに寝ぼけてんだ、俺はおめぇーのご主人様じゃねー。」
ピッ!フイィ〜ン!
「確認します。あなたは壱式御咲。17歳ですね?」
「お、おう。」
「OK!声紋確認!DNA及び思考パターン、オールグリーン!登録完了!登録ナンバー00117!人格型CPU「昴」起動!!」
ビビビビビビッッ!フイィ〜ン・・・・。    ぷしゅ〜〜〜・・・。

「改めましてご主人様。私、第壱「昴」のルムシュージュ・ストラリッジです!ルムーシュって呼んでください。不束者ですが、よろしくお願いしますです。」
「は、はい。よろしくってどういうことだよ!!」
「あれ〜、聞いてませんか〜?おかしいですね〜?・・・・はいっ!わかりました。私が説明いたしましょう!本日付けであなたは国務組織「モバイラーズ」に着任いたしました!」
「な、なぬ?も、もぶい・・・・。」
「モバイラーズです。」
「って、聞いてねーぞ!だいたいモバイロースってなんなんだよ!!」
「だからモバイラーズですって。いいですか、モバイラーズとはこの世の邪と戦うために作られた闇の組織!正義の味方!救世主なんです!」
「う、うさんくせ〜・・・。」
「ほ、ホントですよ〜。この間の爆弾テロ事件だってモバイラーズが解決したんですよ。」
「知らねーよ爆弾テロなんて。とにかく言いたいことが済んだならお家に帰りなさい。」
「そ、そんな〜信じてくださいよ〜。あなたはこの世界中の中から選ばれたいわばエリートなんですよ。」
(ぴくっ)「なに、エリート?」
「え、あ、はい。エリート中のエリートです。ピッ(昴データバンク:壱式御咲*お世辞に弱い。)もうあなたしかできないとってもすごいお仕事なんですよ。」
(ぴくぴくっ!)「ほほう、俺にしかできないときたか。」
「だから、ねっ、ご主人様ぁ〜ん。」
「フッ、しゃーないなー。いっちょやったるか!」
「きゃい〜ん。ありがとうご主人様ぁ〜ん!」
「フフフフ・・、フハハハハハハハッッッッ!!!!まぁ、俺様に任せとけ!!」
 壱式御咲、17歳。馬鹿丸出しである・・・・。
                 つづくかもしれない・・・。
〜次回予告〜
 ひょんな事から国務組織「モバイラーズ」に入ることになった(ひょんな事か?)壱式御咲君。早速指令が届き初出勤。果たして御咲は、ちゃんと仕事を成し遂げることができるのか?そして謎の(謎?)人格型CPU「昴」の能力とは!次回はルムーシュの秘密にもせまるぞ!次回「宮仕えも楽じゃない!!」
   あなたも明日から「モバイラーズ」に任命されるかも・・・・・・。

 すみません。つまらないものを書いて・・・・、ほんじゃ・・・。