痛快!! 少年まさし 番外編その二 投稿者:仮面慎太郎
痛快!! 少年まさし 番外編その二

志「こんにちはー。今回の少年まさしは番外編よ。何故って? 決まってるわよ。
  どっかの初心者が次の構想全然考えてないんで、少し場を繋ごうって魂胆よ。
  まぁ、初心者にはありがちね。それじゃあ、どうぞー」


 痛快!! 番外ストーリー その一

 はっ!! 俺は目を覚ました。時刻は8時とちょっと。ヤバイ、遅刻だ。

     痛快!! 少年ひろゆき
            <地獄からの使者と少年ひろゆき>

 
 俺は布団から飛び起きた。窓からは溢れる程の光が、部屋の中へと差し込んでい
る。急いで着替え、階段を一段飛ばしで下りて行く。時刻は8時半。居間へと走り
そこにある朝飯を食う。今日はカマスの開きと味噌汁、それにネギ入り卵焼きだ。
もう味もわからないスピードで箸を進めた。55分。歯を磨いて、顔を洗って、す
ぐに自転車に乗って家を出る。今日9時に少年探偵団の隠れ家に集まれと言ったの
に、昨日、ラジオなんかで夜更かししてしまった。クソッ、言った俺が遅れてどー
するんだよ。志保の奴にまたなんていわれるか・・・        
 俺は信じられないスピードでカーブを曲がり(もちろん立ちこぎだ)、通称裏山
に急いだ。しかし、次の瞬間、信じられない物に出会った・・・ 泣いてる男の子
だ・・・ なんてこった! 

  キキキキキキィィィィィィ・・・

 「おい、どーした」
 俺は男の子に話しかけた。もちろん優しい声で、だ。その男の子は迷子らしい。
 「ヒクッ・・・ ヒクッ・・・ お家、どこ・・・」
 「おい、お前名前は?」
 男の子はこちらを見上げると、凄い勢いで泣き出した。俺が何をした?
 「おい、泣くなよ。なっ、ほら、名前だよ、名前」
 泣き止んだ男の子は耕一と呟いた。マスターと同じ名前だ。しかし、困った。こ
の子をどーするか・・・ 耕一はこっちを見上げたまま、じっとしている。
 「よし、こーなったら」

 1社会の厳しさを教える為、見捨てる
 2無事を祈りながら、今日一日を平穏に過ごす
 3いや、俺は探偵団のリーダーだ。何も言わずにそっと去る

 ・・・ ・・・ ・・・ 何か違うぞ、藤田浩之。考えろ、考えるんだ。この1
2年間は何の為にあった。全て、今この為に、と言っても過言じゃないだろ?

 1無かった事にする
 2見なかった事にする
 3先を急ぐ

 藤・田・浩・之ぃぃぃぃ・・・ それはある意味美味しいが、人として堕ちるん
じゃないかぁぁぁ!? ・・・ そうだこんな時エディフィル探偵ならどうする? 
そうだよ、少年まさしならどうするんだ・・・

 1手を取って、家を探す
 2警察に言って保護してもらう
 3こんな時の為の少年探偵団じゃないか
 
 もちろん3だ。よし、皆を呼ぼう。トランシーバーで皆に連絡する。
 「もしもし、浩之? どうしたの?」
 ラッキー雅史だ。先に気付いたのが志保じゃなくてよかったぜ。
 「おぅ、俺だ、ちょっと今迷子を保護してんだ。商店街の近くの・・・」
 俺は道順を説明した。耕一はこっちを見ているがまた泣き出しそうだ。
 「もう大丈夫だぜ。もうすぐ皆来るからな」
 耕一はじっとこっちを・・・ いや、向こうの通りを見ていた・・・ そして、急
に駆け出して行った。
 「え・・・ おい」
 「ママ!」
 「耕ちゃん、大丈夫? ママのおてて繋いでないとだめじゃない」
 「うん」
 ・・・ ・・・ ・・・え?
 

 「ヒロ、来たわよ、迷子どこ?」
 嫌なタイミングで志保達が来た。俺はいきさつを説明したが・・・
 「はぁ、親が見つかった? ・・・あんたまーたそんなウソついて・・・」
 解かりきった事だが、志保は信じてくれず、遅刻の言い訳となってしまった。他の皆
が、その日ちょっと冷たかったような気がするのは気のせいだろうか?

                              おわり
  


 痛快!! 番外ストーリーその二

 はっ!! 俺は目を覚ました。時刻は8時とちょっと。ヤバイ、遅刻だ。

     痛快!! 少年ひろゆき
            <レコーディング・ナイトメア>



 俺は布団から飛び起きた。窓からは溢れる程の光が、部屋の中へと差し込んでい
る。急いで着替え、階段を一段飛ばしで下りて行く。時刻は8時半。居間へと走り
そこにある朝飯を食う。今日はカマスの開きと味噌汁、それにネギ入り卵焼きだ。
もう味もわからないスピードで箸を進めた。55分。歯を磨いて、顔を洗って、す
ぐに自転車に乗って家を出る。今日9時に少年探偵団の隠れ家に集まれと言ったの
に、昨日、ラジオなんかで夜更かししてしまった。クソッ、言った俺が遅れてどー
するんだよ。志保の奴にまたなんていわれるか・・・        
 俺は信じられないスピードでカーブを曲がり(もちろん立ちこぎだ)、通称裏山
に急いだ。しかし、次の瞬間、信じられない物に出会った・・・ また泣いてる男の子
だ・・・ なんてこった!! 

  キキキキキキィィィィィィ・・・

 「おい、どーした」
 俺は男の子に話しかけた。もちろん優しい声で、だ。その男の子は迷子らしい。
 「ヒクッ・・・ ヒクッ・・・ お家、どこ・・・」
 「おい、お前名前は?」
 男の子はこちらを見上げると、凄い勢いで泣き出した。俺が何をした?
 「おい、泣くなよ。なっ、ほら、名前だよ、名前」
 泣き止んだ男の子は柳川と呟いた。しかし、困った。この子をどーするか・・・
 柳川はこっちを見上げたまま、じっとしている。
 「よし、こーなったら」

 1二度と同じ過ちを繰り返すか! さっさと行こう
 2いや、待てよ、よーく考えるんだ・・・
 3実は地下にモビルスーツが隠してあるんだ

 俺は危うく3をえらぶ所だったが、辛うじて2を選んだ。時間だけが過ぎる。

 1考えた末、無かった事にする
 2考えた末、見なかった事にする
 3考えた末、先を急ぐ

 藤・田・浩・之ぃぃぃぃ・・・ それはある意味美味しいが、やはりダメダメよ!
このままじゃ、いけない。・・・ そうだこんな時エディフィル探偵ならどうする? 
そうだよ、少年まさしならどうするんだ・・・

 1手を取って、家を探す
 2警察に言って保護してもらう
 3こんな時の為の少年探偵団じゃないか
 4甘いぞ、浩之。一言いい事言って立ち去れ

 ・・・ そうだよな、よし!
 「なぁぼく? ここで待ってたらママきっと来るから、待ってるんだよ。それじゃあ」
 よし、これでいい。これでいいんだ・・・ 
 「ちょっとヒロ」
 げっ、志保だ・・・なんで?
 「この子迷子じゃないの? どーして見捨てる様な真似すんのよ」
 「志保・・・ なんで・・・」
 「私も遅刻したのよ・・・って、関係無いでしょ。ヒロあなた6年生でしょ」
 志保がまだ何か言っている・・・ 俺は・・・ 俺は・・・ あぁ、神よ・・・

                             おわり

痛快!! 番外ストーリー その三

 はっ!! 俺は目を覚ました。時刻は8時とちょっと。ヤバイ、遅刻だ。

     痛快!! 少年ひろゆき
            <エンドレス・ワルツ>

 
 俺は布団から飛び起きた。窓からは溢れる程の光が、部屋の中へと差し込んでい
る。急いで着替え、階段を一段飛ばしで下りて行く。時刻は8時半。居間へと走り
そこにある朝飯を食う。今日はカマスの開きと味噌汁、それにネギ入り卵焼きだ。
もう味もわからないスピードで箸を進めた。55分。歯を磨いて、顔を洗って、す
ぐに自転車に乗って家を出る。今日9時に少年探偵団の隠れ家に集まれと言ったの
に、昨日、ラジオなんかで夜更かししてしまった。クソッ、言った俺が遅れてどー
するんだよ。志保の奴にまたなんていわれるか・・・        
 俺は信じられないスピードでカーブを曲がり(もちろん立ちこぎだ)、通称裏山
に急いだ。しかし、次の瞬間、信じられない物に出会った・・・ 泣いてる男の子
だ・・・ なんてこった! 

  キキキキキキィィィィィィ・・・

 「おい、どーした」
 俺は男の子に話しかけた。もちろん優しい声で、だ。その男の子は迷子らしい。
 「ヒクッ・・・ ヒクッ・・・ お家、どこ・・・」
 「おい、お前名前は?」
 男の子はこちらを見上げると、凄い勢いで泣き出した。俺が何をした?
 「おい、泣くなよ。なっ、ほら、名前だよ、名前」
 泣き止んだ男の子は矢島と呟いた。しかし、困った。この子をどーするか・・・
矢島はこっちを見上げたまま、じっとしている。
 「よし、こーなったら」
 
 1いきなり親を探す
 2いきなりオチを作る
 3実は地下にモビルスーツが隠してあるんだ

 俺は危うく3をえらぶ所だったが、2を選んだ。お互い、ここらで古い血は断たねばならん。
 「次いってみよーーーー!!!」

  シィィーーーーーーン

 長い・・・ 長い沈黙の後、
 「クスクス、アハハハハハ・・・」
 矢島は、笑っていた。俺は何故オチないのか悩んだ。
 「そうか! そういう事か・・・」
 俺はスゥーーーーッと息を吸い込み、大声でこう叫んだ。
 「だっふんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!」
 
 シィィィーーーーーーーーーーーーーン

 長い・・・ 長い沈黙。
 「オ、オチろ! オチろ!! オチろぉぉぉぉぉぉ!!」
 「浩之ちゃん・・・」
 「え? はっ? え・・・」
 周りをみると皆がいた。矢島は向こうの通りを母親と歩いている。
 「あの・・・ 皆で探しに来たんだけど・・・」
 皆はその日、何故かやたら優しかった・・・

                  おわり

志「どう? 素敵なストーリーね」
?「おい」
志「!? プレッシャーを感じる・・・ そうか、これが私の中にある傲慢だと言うのか」
浩「おい! さっきから聞いてりゃ、テメー」
志「ふっ、ヒロ。私を殴った所で戦況は変わらぬよ。政治とはかくも難しい物なのだよ」
浩「あっ、テメー、待ちやがれ!!」
志「アハハハハ。お兄ちゃん、こっちこっち」
浩「なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁ!!」


マ「あの・・・ セリオさん。いいんですか?」
セ「えぇ、私達だけで始めましょう」
     トトト・・・
マ「はいぃ・・・」
セ・マ「次回予告ー」
セ「髑髏(どくろ)博士最後の挑戦。少年まさしはどう立ち向かうのか」
マ「あうあぅぅぅ、ここに謎の男参上って書いてますぅぅぅ」
               トドドドド・・・
セ「果たして、敵か味方か謎の黒ずくめ」
マ「あぁぁっ!! 少年まさし絶体絶命の大ピンチって書いてますぅぅぅ。心配ですぅぅぅ」
セ「髑髏(どくろ)博士ノ最後の切り札」
     ドドドドドドドドド
マ「えぇぇぇぇぇ!! びっくりですぅ。ジロエモ仮面さんの正体は実は・・・キャアアアー」
 ドドドドドドドド!!!!
浩「待て! 志保、テメェ」
志「ワッタッシのー、メモリアール」
浩「これはトゥ ハートだぁぁぁぁあ!!」
マ「あぅあぅあううぅぅぅ・・・ 巻き込まれましたあぁぁぁぁ」
セ「・・・ サテライト・キャノォォォォォンンン!!」
 
  チュ・ドォォォォォォーーン

マ・浩・志「パーーカーーローーケーー・・・ キュウ」
セ「それでは皆様、次回の少年まさしをお楽しみに」
                      おわり