とぅ・まさし 投稿者: 仮面慎太郎
第三話  「意味不明」 

鉄の扉が近づいている。もうすぐだ。
  ダンダンダンダン 
「?」
「何よ、ヒロ」
  ダンダンダダッダダン
「いや・・・何か聞こえないか?」
  ダッダ・ダッダ・ダダーダ・ダッダ 
  ダッダ・ダッダ・ダダーダ・ダッダ
「なによ、もう。歌詞出しちゃいろいろヤバいから、音だけなのに」
「・・・・・・・。それよりお前、指輪なんてしてるのか?」
はっきり言ってウチの学校は、自由な校風を売りにしている。
だが、アクセサリー等の類はだめなはずだ。それにあの形は・・・
「いいでしょう。昨日、セカイノハ「やめーーー!!!」
俺は、志保にみなまで言わせなかった。
やっぱりだ。やっぱりそうだ。
あぶなかった。
「浩之ちゃん。なにか・・・聞こえてこない?」
「? もう、あの曲はきこえねーぞ」
「ちがうの。君の魂が本当に諦めていなければ・・・」
  ブウウウゥゥゥゥゥン
「世界の果てを駆け巡る・・・」
  ガチャ・・・リ
「この音が、聞こえるはずだ」
「あかり・・・?何を言って・・・?」
   グォオオオオオオォォォンン
「何だこの音は・・・」
唸り声・・・違う。もっと機械的な・・・
「さぁ、誘おう。我等と共に君が望む世界へ!」
「! あかり?どうしたんだ?」
「えっ、何が」
・・・あれ。
「何よ、どーしたのよ?ヒロ」
「アレ?お前・・・指輪・・・」
志保の指にさっきまで付いていた、バラをかたどったであろう指輪がなかった。
「はぁ?何言ってるの。だいじょうぶ」
「浩之ちゃん・・・」
やばっ、
「えーと・・・悪い、目の錯覚だ」
「しっかりしてよね、ヒロ。まったく、何してもヒロなんでから」
くそっ、好き勝手言いやがって。そんな事より、あと少しだ。
もう、扉は手を伸ばせば届く所にある。
「アバカム!」
志保が訳の分からん単語を叫んで扉を蹴破る。・・・
 ・・・仕種を見せてガチャガチャと、ドアノブを回している。
  ガチャ
「開いた!さぁ雅史、出てきなさいよ」
逆光が眩しい。一瞬の白。そして、無機質な灰色。その中に雅史は・・・いた!
屋上のど真ん中で、両手をまっすぐ天に向かって突き出している。
「・・・雅史?」
こちらを軽く一瞥して、また、上を向く。そして・・・
「アップヘポニョピーーーン!」
                       つづく・・・

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高知県は、暑い。蝉がうるさい。ミサトさんが言うには、生態系が・・・?
こんにちは、初心者野郎仮面です。
暑いです。・・・・・・
ごめんなさい!すいません!今回の言い訳。
前半・・・意味不明な人には意味不明。
後半というか雅史。意味不明。
意味不明意味不明意味不明・・・
物語・・・階段上がって屋上行っただけ。進んでない。
     次ガンバ・・・ル・・ヨ・・・
  追記  あり様、感想ありがとうございます。雅史は、
非常にカッコよく、同性から見ましても羨ましいかぎりで、
そんな非の打ち所も無い彼は、謎だらけでして、その、
何ともいえない魅力がありまして・・・すんません!ごめんなさい!
でも、最終的にはとてもとても、カッコよく書くつもりですので、
どうぞ怒らないでください。
UMA様、沙司様、久々野彰様(五十音順、うま様、さし様、ひびの様とお読みしました)
はーとの感想、大変ありがたく頂戴しました。実はあれは、
とても書きづらい作品で、登場人物、二人。しかも、明確に誰と誰、どんな状況かは、
描かないようにし、なおかつ、相手(ヒロイン)の描写をほとんどしない書き方で、読む人の想像力に、
頼りきった書き方です。
続きは、あまり期待に応える事ができないかもしれませんが、
初心者なりにガンバリますのでよろしくお願いします。
ちなみに、葵ちゃんが来栖川邸に泊りに行ったりすれば、
三人一緒に、おやすみなさいなんて事になりそうですねぇ。
でも自分も、姉妹が一緒に寝てる姿は好きですね。
・・・上の状況で誰か書いてくれないかなぁ。・・・
それでは初心者の淡い期待を無視して、今回はこのへんで、失礼します。