『お兄ちゃん』 投稿者: くま
 ……あのね。
「耕一お兄ちゃん」

 気付いたの。

「なんだい?」

 私がいつまでも、あなたのことを『耕一お兄ちゃん』って……呼んでいること。

「あのね、えっと、その……」

 おかしいよね。

「…………?」

 お兄ちゃんはずっと……私を一人の女の子として見ててくれたのにね。

「耕一お兄ちゃんのこと……」

 だから……。

「耕一さん、って……呼んでいい?」

 だから、もう少し……そばにいたくて。

「うん。じゃあ俺も……初音、って呼んでいいかい?」

 ……でもそれは、お互いに思っていたことだったのかな?

「あ……はい、耕一さん」

 ずっと、思っていたことだったのかな?

「初音……」

 さよなら、『お兄ちゃん』。

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くま「ども。激甘ああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
川崎「こいつは初音ちゃんがいつまで『耕一お兄ちゃん』と呼んでいたのか気になってし
   ょうがなかったようです。この話は初音ED後なんですが……本編の中では呼び方
   変えてましたっけ? 確認取ってないもんで何とも……」
くま「……読み返してみるとそれほどでもないなあ。書いてるときはすごく甘ったるい話
   だと思ったけど」
川崎「書いてるときは話に入り込んでるからな」
くま「それでは、また」