投稿者: くま
 炎を見ている。
 あの日、貴之を助けるために吉川を殺して以来何度も見たのと同じ、しかし違う炎。
 尽きかけているのは・・・そう、俺の命。

 柏木耕一。
 貴様にも、見えているのか?
 この炎が。
 今度はお前の番だ。
 俺はもう・・・疲れた。

 ・・・・・・。
 炎が消えていく・・・。
 いや、俺はまだ生きている。
 まだ、炎が消えるはずはない。
 何度も見たから分かる。
 そう、何度も・・・。

 ハハハ、・・・そうか。
 消えたんじゃない。
 見えないだけだ。
 死ぬときくらいはせめて・・・人間、らしく・・・。

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くま「ども。『墓参り』とかの前の話になります」
川崎「別に関係なくてもいいけどな」
くま「それでは、また」

タイトル:炎
コメント:命の終わりを彩る炎が、目の前で揺れている。
ジャンル:シリアス/痕/柳川