穴。 穴を見ている。 数え切れないほどの。 しまった・・・。魔法のヒモを奪われるなんて、一生の不覚。 このテレビ局はすでに、穴だらけになっている。 というか、穴しかない。 これじゃよそ見もできないぞ。 しかし、使った穴くらいちゃんと埋めなきゃダメじゃないか。 ・・・・・・。 どこにいるんだ理奈は? ・・・まったく見つからない。 しょうがない、俺が穴を埋めるか。 ・・・どうやって? ・・・・・・。 そうだ、タライを使おう。 ヒモを引っ張ってタライを穴に落とす。 カポッ。 よし、ぴったりだ。何だかアートっぽいしな。 俺は、テレビ局中の穴をタライで埋めてまわった。 しかし、これがスーパープロデューサーの仕事なのだろうか。 疑問だ。 「兄さん!!」 なんだ、理奈か。 「自分ばっかり楽しんで、ダメじゃない!!」 ダメなのか? 「これは私が預かっておきます(こんな楽しいこと、兄さんだけにやらせておくなんても ったいないわ)」 「なんだその呟きは」 「いいじゃない、そんなこと。じゃ、貰っていくわね」 あ、ちょっと待て・・・。 逃げられた。 明日からどうしよう? そうだ。明日からはメガトンツール『魔法のヒモ(大岩)』を使うことにしよう。 その名の通り、ヒモを引っ張ると大岩が転がってくるのだ。 (よい子は真似をしないように。危険です) そう決めたら、何だか気が楽になってきた。 次の日。 テレビ局に着いてみると、穴とタライだらけだった。 「まずいな、こりゃ・・・」 とりあえず、ヒモを引っ張った。 証拠隠滅、完了。 今日は、久しぶりのオフだ。今決まった。 こうして、緒方英二の『魔法のヒモ』はパワーアップしていくのだ。 **************************************** くま「ども。これは、『栄冠は君に』(だったかな?)の続きです」 川崎「これを書いてるときにマシンが止まって書き直す羽目になってたぞ、こいつ」 くま「いろいろ訳ありで、PC−9801DAで書いてます。HDDがちょっといかれ気 味なんでときどき止まるんですよ。何年も使ってなかったからなぁ・・・。自分の マシンが早く欲しい・・・」 川崎「生意気にもゲートウェイ(GP6−350か400)を狙っているらしい」 くま「ゲームやってSS書くには十分ですからね(アプリケーションが)」 川崎「十分すぎるぞ(スペックが)」 くま「感想(一部)です」 vladさん。 <関東藤田組 人間の恋人> 真面目サイド どこかで歯車が狂ったのか。 俺はもしかしたら、メイドロボでシリアスを一生書けないかも知れません。 今もまだ、彼女達をどう扱えばいいのか解らないから。 ふざけサイド ハンドガンの分際で、戦車の装甲を撃ち抜けるようにするとは・・・。 来栖川電工、おそるべし。 ESPさん。 <ずっと二人で・・・> >でも「るりゆき」が少しはいっちゃたんですよねー 結婚式の部分ですね?そう、確かこんな感じだった。 最近やってないけど。 それどころか、リーフ作品すらやってないけど。 なにもかもマシンのせい。 くま「それでは、また」 タイトル:転石、苔を生ぜず コメント:ヒモ使いの苦悩。 ジャンル:コメディ/WA/英二