「長瀬君、ちょっといいかい?」 「どうしたんですか、月島さん」 「ふと思ったんだけどね、僕たちが高校生クイズに出たらいいとこまで行くと思うんだ」 「確かに・・・」 というわけで、『高校生クイズ・緒方英二風』 「へえ、今年から高校対抗じゃないのか」 「うん、何でもプロデューサーさんが面白くするために作品対抗にしたんだって」 「・・・作品?」 柏木家からは、梓・楓・初音の三人が出るようだ。他に該当者が居ないけど。 「一問目はYESですね」 「フフフ・・・電波を使えばこっちの物だな」 「・・・甲子園の砂、欲しい」 ちなみに、雫は電波使い三人である。・・・詐欺に近いが。 「う〜ん」 藤田浩之は悩んでいた。 「メンバー、誰にしよう・・・」 彼は知らない。 メンバー表が、すでに提出されていることを。 そして、メンバーがよりにもよって来栖川芹香とセリオであることを。 ここは東京ドーム。全国大会の会場である。 とりあえず皆、地方大会は突破したようである。 「ニューヨークへ、行きたいか〜!!」 司会の森川由綺は、番組を間違えていた。 でも、誰も突っ込んでくれない。いや、突っ込むことが出来ないのだ。 森川由綺は、日付まで間違えていた。 「・・・寂しい」 「ここは・・・」 「GPSの情報によると、キリマンジャロのようです」 セリオが答える。 「何でこんなところで決勝をやるんだろう」 「・・・・・・」 「え?どうしても決着を付けなくちゃいけない?」 こくこく。 「・・・なんの決着なんだ・・・」 浩之の呟きに答えるように、クイズのタイトルが告げられる。 『ビームでGO!!』 それは、筆舌に尽くしがたい光景だった。何せ、浩之以外の全員が・・・。 いや、なにも言うまい。 「こんなの、クイズじゃない!!」 浩之の叫びが山々に木霊した。 **************************************** くま「ども。落ちに困るとビームに走るのはよくない傾向ですね」 川崎「緒方英二の出番がないが?」 くま「YES・NOクイズの不正解の方は落とし穴です」 川崎「出番じゃないだろ、それ」 くま「感想(一部)」 八塚崇乃さん。 <もしもエルクゥになれたなら> 冬弥の大学の演劇部の人たち。 「うわぁ、リアルな舞台ですねぇ」 レミィ。 「突き飛ばすのは・・・やめてくれ・・・」 俺。 「事故ったけど、トラックの方が大破したよ」 またしても、感想でない。というか、本当にエルクゥになりたいよ、俺は。 くま「それでは、また」 タイトル:瞳、輝くとき コメント:輝け!高校生達よ!! ジャンル:コメディ/ALL/浩之