栄冠は君に 投稿者: くま
俺の名前は緒方英二。
この業界で知らぬ者はないといわれるスーパープロデューサーさ。
今日は君たちにこの俺のサクセスストーリーを聞かせてあげよう。

そう。あれは俺が十歳の頃だ。そのころ既に「神童」と呼ばれていた俺は、MHK歌のの
ど自慢に出ることになった。
その予選会場に奴はいた。天才であるこの俺が聞いて身震いがする歌声だったくらいだか
ら、凡人の君たちが聞いたら気絶したと思うぜ。そこで俺は、じいちゃんにもらった「魔
法のヒモ」で、奴を封印することにしたんだ。あんな音波兵器を野放しにしておく訳には
いかないからね。もちろん、のど自慢では優勝したさ。
その後も、音波兵器に出会う度に、俺は奴らを封印してきたんだ。苦しい戦いだった・・
・。そうして、今の地位を手に入れたんだ。

今日もまた、ターゲット発見。新人アイドル歌手だ。こいつを野放しにして置いたら、理
奈や由綺の立場がどうなるか・・・。
えいっ。
ドサッ。
「兄さん?」
げっ、理奈。
「また落とし穴やってるの?」
「こ、これには訳がだな・・・」
「やらせて」
「へ?」
「『へ?』じゃないわよ。いつもいつも兄さんばかり楽しんで。こういう楽しいことはみ
んなでやらなきゃ」
ヒモを取られた。
「あ、あの人がいいわね。いつもスケベそうな目で私を見るから」
一人、また一人と犠牲者が増えていく。
「理奈ちゃん、何やってるの?」
「あ、由綺、いいところに来たわね。落とし穴やってく?」
「うんっ!!」
標的が無差別になった。もう、俺は知らん。
明日からは、「魔法のヒモ(タライ)」を使うことにしよう。そうしよう。
そう決めたら、なんだか気が楽になってきた。清々しい、朝だった。



「どうした?青年」
「いや、なんか落とし穴にはまっちゃって。今でもいるんですね、落とし穴作る人」
「・・・・・・」

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くま「ども。既に訳がわからんです。でもいいです、これで」
川崎「面白いかどうかを二の次で書いて、そういうのに限ってすぐ忘れるんだから」
くま「ペースが速くて」
川崎「お前のせいだろ」
くま「感想(一部)&レス」

vladさん。
<鬼一犯科帳>
 「侍と刀はそれこそ斬っても斬れぬ」
 と言う「無限の住人」の中の台詞を思い出してしまいました。
 で、読後感は「黒鉄」(冬目景【とうめけい】)。←実は床屋で読んだだけ。まだ途中。
 ・・・なんだか最近、感想でなくなってきてるな、俺。

紫炎さん。
<ボードキャプチャーマルチ第3話>
 矢島・・・。きっと次回は何事もなかったかのように復活していることだろう。
 ま、死んでても誰も気にしないけど。
 高知で「トライガン」やってるのか心配。

貸借天さん。
<オイラの声が、届いているかい?皆のしゅ〜!あ、みなとよ〜♪>
 本編では全く救われませんでしたからね、柳川は。
 「死」が救いに成り得るかというのは、凄く難しい話です。

久々野 彰さん。
 1,2の条件のどちらかに当てはまらなければあれはダメでしたからね。
 はっきり言って九割方ダメだろうと踏んでました。
 だいたい、あれを見て「テクノプラザかつしか」がなんなのか答えられる人がいるんだ
 ろうか。「産業の振興がなんたら」とかいってパソコン展示してインターネットやらせ
 る地方自治体も珍しい。(会社の仕事らしきものをやりに来てる人がいるのはなぜ?)

くま「それでは、また」

タイトル:栄冠は君に
コメント:緒方英二のサクセスストーリー。のつもりだったんだけど。
ジャンル:コメディ/WA/英二