真・鬼伝説 第六章 遊星からの物体X 第二話
投稿者: くま
「ヨーク・・・?」
「ええ。エルクゥ達が星々の海を渡る船。とは言っても、生物です
が・・・」
「しかし、来るのが早すぎないか?」
「うわ〜、すごいですね〜、月島さん」
「どんな人たちが乗ってるんだろうね、長瀬君」
「・・・・・・(ぽっ)」
和むな和むな。だいたい(ぽっ)ってなんだ瑠璃子ちゃん。
ヨークのタラップから降りてくる人影・・・いやエルクゥ影(語呂
が悪い)が見えた。
「我々ハ、地球人類ニ、降伏ヲ勧告スル」
「カタカナでしゃべるなっ!!」
「ああ、すまんすまん、これが地球での作法だと聞いていた物でね。
気に障ったのなら謝ろう」
もしかして嘘教えてたのか?ダリエリ。
・・・暇だったのかもな。
「本題に入ろうか。我々は地球を我々の狩り場にすることに決めた。
君たちに拒否権はない。だが、無駄な抵抗をされて数を減らされて
も困るのだよ。そこで取引だ。全人類の0.1%を獲物として差し
出せ。そうすれば他の奴らは助けてやる」
「黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって!!そんな条件がのめる
か!!」
「ほう・・・その貧弱な肉体で我々とやり合おうとでも言うのです
か?面白い。それでは三日後、そうですね・・・あそこにある空き
地で決着をつけましょう」
好き勝手言ってヨークは去っていった。

「・・・というわけなんですよ」
俺はみんなを集めてさっきのことを説明した。
「どうしてこんなことになったんですかね、月島さん」
「皆目見当もつかないよ、長瀬君」
君たちのせいだろう。
「空き地・・・隆山市民球場のことでしょう」
「とりあえず俺はワナを仕掛けに行って来る」
英二さん・・・仕込みしてたのか、あれ。
「例の鬼を殺す刀はどうだ?」
「神刃(カムジン)ですか?ありますけど・・・俺は正直言って使
いたくないんです」
「なんでまた」
柳川さんはやれやれと言った感じで俺を見る。
「力を手に入れたからって・・・それを何の疑いもなしに振り回す
ような真似はしたくないんです。自分にその資格があるのか・・・
何のための力なのか・・・それを見極めずに一時の感情に流される
ようなことは、したくないんです」
「お前らしい、な」
「すみません。我が儘だってことはわかってるんですけど・・・」
「いいって。結局、人殺しを押しつけるわけには行かないんだから
な」
「他の方法を考えましょう」

それからずっと話し合いを続けたが、決定的な案が出ないまま三日
目の朝が来た。

「・・・じゃあ、歌のパワーで敵を撃退とか・・・」
「デカルチャーってか?」
「ダメでしょ」
「ちょっと待て。相手は『何で勝負』とは言ってないはずだ。何か
確実に勝てる物ないか?」
「・・・お料理」
お・・・おお!!初めて・・・初めて千鶴さんが天使に見えたよ!!
・・・羽、黒いけど。
「ただいま」
「あ、英二さん。ワナの設営終わったんですか?」
「いや〜、作ってるうちになぜか、『第一回宇宙一料理王決定戦』
のステージになっててねぇ。あ、真ん中にデュシャンの『泉』おい
といたから」
「あれって確か洋式便・・・」
「今ばらしちゃ面白くないだろう?それに作者もちゃんと調べた訳
じゃないから勘違いかも知れないし・・・」
そういう問題か。

              続く

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くま「ども。やっぱ・・・ギャグで押し切ろうかな・・・格好いい
   台詞もいくつか考えたんだけど」
川崎「で、エルクゥの名前考えたのか?」
くま「う〜ん、要らないんじゃない?話の都合で一人で来てること
   になってるし」
川崎「こら・・・」
くま「(逃げるように)感想(一部)&レス」

仮面慎太郎さん。
<未完・或る終局の形>
 ありがとうございます。
 しかしこの形式・・・シリヤス?
 「雅史屋」の店舗はお譲りしますので、自由に使って下さい。
 くまクマ茸・・・矢島以外に食わせる気ないんで、全部矢島の家
 におくっときます。
 矢島の一家はく〜ま一家〜♪(ひでえ)

アクシズさん。
<エンドレス・マルチ>
 一体なにをしたんだ、橋本。
 >日本で言うところのお粥とか雑炊とか、そんな感じ
 なるほど〜。
 「メタリカッッ!!」(しつこい)

MIOさん。
<鉄壁!雅史バリヤーここにあり!!>
 >「僕は浩之のオモチャじゃない!!!!」
 SS作家みんなのオモチャですな、閣下。
<正月>
 マルチって金属むき出しじゃないので黒豆に入れてもダメだと思
 いますよ、閣下。
 ・・・でかい鍋。

カズさん。
<短い感想?>
 英二さんは軍隊にいたわけじゃないんで、あんまり危険なワナは
 しらんでしょう。
 ま、ギャグですから。

あんBさん。
<Bathing Beauty―AKARI―>
 どんなオチが来るんだろう・・・とか思ったのって、俺だけだよ
 なぁ。
 描写が細かいですね。
 自分の大ざっぱぶりを思い知りつつ「ええやん、ギャグやし」と
 か思うのが情けない。

ねずみさん。
<梓の戦い!>
 二日目・・・。
 ああ、ダイエット。

ESPさん。
<そしてそれから>
 結婚式では、
 「俺達は・・・」
 「「幸せです・・・」」
 とやってほしいね。(わかる人少なそうな「るりゆき」ネタ)
 青紫さんといえば、裏To Heartどうなったんでしょ?
 
くま「それでは、また」

タイトル:真・鬼伝説 第六章 遊星からの物体X 第二話
コメント:ついに元老院は、最終兵器の使用を決定。
ジャンル:コメディ/ALL/川崎