真・鬼伝説 第六章 遊星からの物体X 第一話 投稿者: くま
前回、ブラック川崎がどうなったかなんてのが気になる人、います
か?一応説明すると、海の家が崩れたんで助かりました。
「もう二度と出ないからな〜〜〜!!」
誰が出すか、ボケ。

海から帰ってきて、当然というかなんというか俺達は鶴来屋に泊ま
っているわけで。
午後十時頃。
「あ〜、暇だ〜〜」
テレビもつまんねぇし。
しょうがない、そこらをブラブラすることにした。
テクテクテク。
ゲームコーナーを見つけた。
だが入らない。
どうせ異様に古いゲームがあるだけだし。
一人で卓球するわけにもいかん。
階段の前で立ち止まる。
「そういえば、ここって屋上に出られたっけ?」
普通は安全面から屋上は開放されていないのだが、なぜか鍵が開い
ていた。
一面に広がる夜景。
さながら、地上の星空のようだ。
だが、そのせいで本当の星空は見えない。
「本当の星空を最後に見たのはいつだっただろう・・・」
そういえば、夕陽が以前より赤く見えるのは空気が汚くなったせい
だって聞いたことがあるな。
俺達の見ている空と、百年前・・・いや、もしかしたら五十年前の
人たちが見ていた空さえ、全く違っているのかも知れない。
「なに黄昏(たそがれ)てるの?」
「キルシュ・・・、黄昏るったって、もう夜だぜ?」
突然の声に振り向きながら冗談を言う。
「どうしてここへ?」
「あなたがいるような気がしたから・・・なんてね」
キルシュは本当によく笑う。
今は。
だが、俺達と出会う以前はどうだったんだ?
初めて会った時みたいに、哀しげな表情ばかりしていたのだろうか。
「どうしたの?」
「ん・・・なんでもないよ」
なんでもなくは、ないけど。
少し・・・風が出てきたかな・・・。
戻ろうか、そう言いかけたとき。
「あれ、川崎さんにキルシュさん」
「君たちも参加するのかい?」
「・・・こんばんは」
声を掛けてきたのは祐介と月島兄妹だった。
「参加するって、なににですか?」
「あれ、知らないの?僕たちこれから電波でUFOを呼ぶんだけど」
ム○の読み過ぎだ。
もしかして、このために鍵が開いてたのか?
こんなことを許可する千鶴さん、あなたも○ーの読者ですか。
そんなことを考える俺を無視して、三人は輪になって呪文のような
物を唱え始めた。
「これは・・・まずいかも知れません」
「どうしたんだ?」
「私たちの先祖より前に地球にたどり着いた鬼エルクゥ達がいたこ
とは話しましたね?」
「ああ(第三章参照)」
「彼らのリーダーはダリエリと言うんですが、彼は肉体が滅んだ後
もレザムに救援を呼ぶためにテレパシーで呼びかけていたのです」
「それで?」
「実際私たちの先祖も彼のテレパシーを頼りに地球にたどり着いた
ぐらいですから、もしかしたら救援が近くまで来ているかも知れま
せん」
「それは大変じゃないか」
「ダリエリのテレパシーそのものは少し前にとぎれていますから、
救援が来ていても地球の位置を特定できずに帰るだろうと考えてい
ました。でも・・・」
「これで位置を特定してしまうかも知れない?」
「ええ」
「まずい!!」
そういって振り返った俺の目に飛び込んできたのは・・・。

「ヨーク・・・」

             続く

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くま「ども。最後のはキルシュの台詞です」
川崎「初音EDネタに走るか?」
くま「思いついちゃったんだよ。鬼エルクゥがどんな進化してるか」
キルシュ「鬼エルクゥは鬼になったエルクゥのことですね?」
くま「ああ。プロトエルクゥと対比させるためだ。ちなみに、単に
   『鬼』と言った場合には人間の鬼だけを指す場合もあるし、
   鬼エルクゥを含む場合もある」
川崎「またシリアスになりそうだな」
くま「そうだな。ガイエルの時は半ば無理矢理ギャグにしたからな
   ぁ・・・」
キルシュ「ただの変な人になっちゃった気がしますね」
くま「感想(一部)とレスに行こうか」

紫炎さん。
 >(現在19歳)
 ここにも同い年発見。
 満員電車にくま・・・。
 都会じゃ無理だよなぁ、普通。
 あと一つ、突っ込ませて下さい(処置は早いほうがいいので)。
 「うちは保科(ほしな)やっ!!」
 あれ?いいんちょの一人称って「うち」でよかったっけ?
 まぁいいや。
 CCさくら、山崎くん役に緒方英二希望。(THじゃないけど)
 確信犯的に嘘をつくリーフキャラは彼だけですから。

<森川由綺・愛の架け橋シリーズ
 『我悪鬼羅刹なり−その1−不破地獄変−』>
 >パックを出せえええええ!!
 同感。
 だいたい鷹の団編で終わらそうってのが問題有りだわ。
 MSX・・・?
 やばい、俺の中のMSX魂がッ。
 いや、同い年でMSXわかる方も珍しいと思います。
 「魔導師ラルバ」(コンパイル)が好きだった・・・。

八塚崇乃さん。
<Let’s感想&感謝>
 「ヒロくま3」
 強く生きろ、ヤジマ!!
 別に俺はお前が嫌いだからこんなネタをやるんじゃないんだ!!
 ・・・本当だぞ。
 電波で電子レンジがいちさんの「主人公座談会」のパクリだとい
 うことは内緒だ。

MIOさん。
<教えて悪いこと!>
 ショックを受ける初音ちゃんが可愛いです、閣下!!
 「〜にゃ?」も可愛いです、閣下!!
<しりとり>
 呪っちゃいかんです、閣下!!
<瑠璃子さんと野球拳!!>
 瑠璃子さんに野球拳教えるか祐介!!
 電波で考え読まれてたんと違うか祐介!!
 祐介は意外とアホですな、閣下!!
<マルチの生死>
 消去されるデータ(マルチ)は、死を感じるのでしょうか。
 俺達にはわかりません。
 それは結局、俺達は人間以外の何者でもないからです。
 真面目な内容ってこれが初めてじゃないですか?閣下。
<太田さんのヒューマンウォッチング>
 二人とも変に幸せそうですな、閣下。
 なんぞヤバいクスリでも・・・いやいや。
<太田さんのヒューマンウォッチング2>
 太田さんはストーカーだったんですか、閣下。
<関西血液>
 血は争えない、ですか。
 ところで「die heart」どうなりましたか、閣下。

業務連絡。
アクシズさん。
NECインターチャネルくらいと言うのがどのくらいかよくわかり
ませんが、とりあえずPS版THくらいは待ちます。
しかし、月曜に秋葉に行って久々野さんにあわなんだですか。
別にいいんですけど。(流行ってるみたいなんで)

くま「それでは、また」

タイトル:真・鬼伝説 第六章 遊星からの物体X 第一話
コメント:UFOを呼ぶ祐介達の前に姿を現したのは・・・。
ジャンル:コメディ/ALL/川崎