真・鬼伝説 第四章 鬼を狩る者 投稿者: くま
「見つけたぞ・・・」


俺は、耕一さんに呼ばれて鶴来屋に向かっていた。
別に何か事件が起こった訳じゃない。
ただ、暇だからみんなでどこかへ行こう、と言うことだ。
祐介や浩之や冬弥達も来ているらしい。
「こんにちは・・・」
この間と同じ大宴会場だ。
「またお前が最後だぞ」
耕一さんが悪戯っぽく笑った。
「どこへ行くかの前に、何をするかを決めようか」
「宴会」
「森川由綺ライブ」
「サイクリング」
「お料理を・・・」
「却下」
こないだと同じじゃないか。
もういちいち突っ込まないからな。
ガシャーン!!
「なんだ?」
背中から窓を突き破って一人の女性が宴会場に入ってきた。
誰かにたたきつけられたのか?
そのとき俺は、彼女が誰であるかに気づいた。
「キルシュ!!」
「あ・・・川崎さん・・・」
「この間はお世話になりました」
「いえいえ、こちらこそ」
「何だ、知り合いか?」
「ええ、この人は・・・」
「俺を無視するな!!」
声の方を見ると、刀を持った男がいた。
「何です?あの変なのは」
「ガイエル=ファルケと言って・・・」
「俺は、鬼を滅ぼすために日夜戦っておるのだ!!それをその女が
邪魔を・・・」
「英二さん」
「おう」
英二さんがヒモを引っ張ると、ガイエルは穴に落ちた。
「鶴来屋が・・・私の鶴来屋が忍者屋敷に・・・」
「大丈夫ですよ、千鶴さん。これを名物にすれば売り上げ倍増間違
いなし!!」
「お、俺を無視するな〜」
「お前、なんか勘違いしてんじゃねぇのか?鬼を殺す権利がお前に
あるってのかよ」
俺はかなり頭に来ていた。
「鬼を滅ぼさなければ我々は永遠に『監視者』の宿命から逃れられ
ん・・・」
「そりゃてめぇの言い分だろうが。そんなに辞めたきゃ辞めちまえ
よ。これまで『監視者』を続けてきたたくさんの人たちやキルシュ
の気持ちを踏みにじるくらいならな」
「くっ・・・」
ぐいっ。
ガコン!!
上からタライが降ってきた。
痛い。
「あまり深刻になるなよ、青年」
「・・・そうですね」
「・・・この刀は預けておく」
「えっ?」
ガイエルの言葉に耳を疑った。
「鬼の回復力を弱める、鬼を殺すための刀だ。もう必要ないからな」
「ガイエル・・・」
「俺はもう帰らせてもらうぞ」

ガイエルが帰った後、俺はみんなにキルシュのこと、「監視者」の
ことを話した。

「そんな人たちがいたのか・・・。俺達も出来るだけ協力させても
らうよ。同じエルクゥの血を引くものとして放っておけないしね」
「僕達も協力させてもらいます」
「俺達も」
「・・・しょうがねえなぁ」
「ふふふ・・・ありがとう」
「あ、さっきの続きだけどどうする?」
「宴会」
「森川由綺ライブ」
「サイクリング」
「お料理を・・・」
「却下」
もういいって。


「・・・・・・」
「・・・・・・」
「今回もあたし達出番無かったわね」
「そうですね・・・」
「ど〜してこの超絶美少女の志保ちゃんの出番が無いのよぅ?」
「あの・・・、そういう性格が問題なんじゃ・・・」
「何か言った?姫川さん」
「い、いえ・・・」

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くま「ども。以外と早くネタ出来ました」
川崎「しかし今回もシリアス系の設定作ってこれか」
くま「シリアスが続くとつらい」
川崎「しかし台詞が多少シリアスしてるな」
くま「そうだなぁ・・・」
川崎「ちなみに、ガイエル=ファルケ(Geier falke)
   はドイツ語でオオハヤブサのことです」
くま「感想(一部)、そしてレス」

vladさん。
 「蜜柑」ギャグ作家の使命ですよ、ギャグは。
 「裏・鬼伝説」は、「真」で没にしたけどもったいないと思った物を出すと
 ころです。あれはあれで終わりで、「その二」をやるかどうかも決まってま
 せん。
 「第三章」は全体は現在の話で、冒頭だけが回想になります。散歩に出るあ
 たりはもう、既に現在です。わかりにくかったですかねぇ。
 いつも感想や質問、有り難うございます。かなり役に立ってます。
 <最強への道>
 丹下段平。(字、合ってるか?)
 古堂のイメージが、ね。
 あ、アクシズさんに先越された。
 ちなみに、俺もいつも格闘(戦闘)シーンで困ってます。
 そんなときに英二さんがワナ仕掛けてくれるわけですよ。
 便利。

仮面慎太郎さん。
 >へへっ、地獄への道連れは、この雅史とやOE本だけにしようぜ! (仮)
 爆笑。
 童話のオリジナルって、グロいらしいですね。
 <リーフ童話・龍神の玉(TH編)>
 あの・・・これ下さい・・・。
 >朝起きるとクマになるという、くまクマ茸
 ・・・勝手に使ってますけど。
 しかし、うちの浩之がクマになったのはどうしてだろうねぇ。
 いまだにわからん。
 ラストが意外と(失礼)まともですねぇ。

アクシズさん。
 ウルトラマン・・・?わからんのよ。

ROSSOさん。
 「きょうはだ〜れだ?」、ありがとうございます!!

おばQさん。
 かっこいい・・・?
 俺が?
 この、俺がかっ!?
 (違うと思う)

UMAさん。
 レ、レスしきれん・・・。
 (自分のせいだけど)
 インタビュアー、俺です。
 こんな危険な仕事、ほかのキャラにやらせられないでしょ?
 >2カ所両方読まないと繋がらないお話は避けた方がいい
 了解です。

久々野さん。
 「蜜柑」そうですか、考えてましたか。
 「血のように(略)」柳川の鬼もねぇ・・・。
           作者の馬鹿ぶりに、あきらめている頃でしょう。

ここからは図書館の方。本家も見ていると判断しました。
ギャラさん。
 <痕拾遺録 第一話「鬼がきたりて」>
 エルクゥのネーミングですが、俺は見ての通りドイツ語から取っ
 ています。第二外国語の辞書って、単位取っちゃうと使わなくな
 る運命だからね。俺が使ってる奴は、動植物の名前にマークが付
 いてて探しやすいです。
 この方式のネックは、発音記号が読めないとカタカナに直せない
 ことです。俺は経験測で何とか読んでますが。後、ドイツ語は発
 音に独特のパターンがあるので楽です。ちなみに、英語は止めた
 方がいいかも。マイナーな単語を探しにくいから。
 何にせよ、9人は大変だ・・・。
 <雅史改造計画(の、感想)>
 俺が初めてアクアシャワーを見たのは、浩之でした。
 トラウマです。
 タイガーショットも間抜けですな。>「浩之直伝!!」
 
くま「それでは、また」

タイトル:真・鬼伝説 第四章 鬼を狩る者
コメント:宿命から逃れるため、鬼を狩る男。そして・・・。
ジャンル:コメディ/ALL/川崎