ヒロくま3(浩之、クマになる3) 投稿者: くま
確か前回の最後は、くま浩之が体育館裏であかりにシメられるオチ
だったと思う。
そんで、それを(体育館裏に連れ込まれる所だけ)見ていた矢島は
・・・。

「くっそ〜、藤田め〜。くまになってあかりさんの気をひこうなど
とは、卑怯千万!!」

あ、「くま」の表記ですけど、めんどくさいんでひらがなで行きま
す。

「何とかしてあかりさんの気を引かねば・・・。おっ?」
目の前には、「雅史屋」の看板が。
「なんだここ?」
非常に怪しげな店内。店の外観はそこらの駄菓子屋のようなのに、
店内は千畳敷きの部屋みたいな広さだった。
「いら〜っしゃぁ〜い」
なんだかホ○好きそうな店員が声を掛けてきた。
某SS作家がモデルだとは言わないで置こう。
本人に許可を取っていないし、みんな言わなくても誰だかわかるだ
ろうから。
ねぇ、樋口さん?(すいません。本当にすいません!!)
まぁ、そんなことはおいといて。
「あんた、悩んでるね?」
ギクッ!!
「しかも、恋の悩みだろう?」
ギクギクッ!!
「な、なにを・・・」
「隠さなくてもいい。みんなわかってるんだからね」
店員はニヤリと笑った。
「そんなあなたに『くまクマ茸』!!」
「はぁ?」
「これを食べて一晩眠れば、翌朝にはくまになっているという・・
・。これであの娘のハートをげっちゅ〜!!」
大丈夫か?作者。
「そんな物であかりさんの気を引くなど、言語道断!!だいたい効
果があるかさえ怪しいではないかっ!!」
店員の話術にはまっていることに気づかない矢島。
効果を疑うってことは、使いたいと思ってるってことだろうが。

三時間後。

矢島は、一本のキノコを大事そうに抱えて家路を急いでいた。
「こ、これで・・・、『チョイ役』から『脇役』にクラスチェンジ
できるかも・・・」
・・・志が低いねぇ。
これだからチョイ役は・・・。

翌朝。

「おお〜〜〜っ!!ふふふ・・・、藤田の奴め、覚悟しろよ?これ
で互角だからな・・・」
互角じゃないと思うぞ?俺は。
だいたい何をもって互角というのかが・・・。
「いってきま〜すっ!!」
まあ、ナレーションの言うことを聞く奴とは思ってないが。
これだからチョイ役は・・・。

「ふっ、町の人がみんな見てるぜ・・・」
そりゃそうだろうな。
くまが走ってたら。
ちなみに、浩之の場合は通学路で会う人たちは顔見知りだから大丈
夫だ。(本当か?)
本当だ。
駅に着いた。
矢島は、電車通学と言うことにしておく。
「今日は狭いわねぇ・・・」
「何だ?あのくま」
「早く降りて欲しいぜ・・・」
みんなそんなことよりくまがいることに驚いた方がいいと思うが、
矢島に冷たい視線が集まる。
「くそっ、藤田の陰謀だな?」
んなわけねーだろ。

学校に着いたらしい。
もう、どうでもよくなってきたが。
「藤田〜〜〜〜!!勝負しろ〜〜〜!!」
[何だ、矢島か。どうしたんだ?その着ぐるみ]
「着ぐるみじゃない!!本物だっ!!」
[なら何でしゃべれるんだ?]
作者がさっきミスに気づいたが直すのが面倒だったことは秘密だ。
「あれ?矢島君」
「あ、あかりさん!!」
「偽物は嫌。」
ガビ〜〜〜〜ン。
仮面ライダーにおけるライダーマンみたいなもんか。

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くま「ども。苦情は覚悟です。特に・・・店員の方(笑)」
川崎「悪ふざけもここまでやると気持ちいいね」
キルシュ「流石、無法な投稿者、ですね」
くま「まあ、以前も他のSS作家を出した作品もあったから大丈夫
   でしょ」
川崎「こんな非道い扱いにはしないと思うが・・・」
くま「そうか?」

今週のスペシャルサンクス(パクってごめんね、の意)
 仮面慎太郎さん 『くまクマ茸』他
 vladさん 『チョイ役』『脇役』
 AEさん 『ヤジマ・ザ・ベアー』

くま「それでは、また」

タイトル:ヒロくま3(浩之、クマになる3)
コメント:矢島、くまになる。それが愛と言えるのか?
ジャンル:ギャグ/TH/矢島