真・鬼伝説 第一章 海辺の惨劇 後編 投稿者: くま
川崎編

なんだ、ここ?
だだっ広い空間が広がっている。
あれは・・・、
檻、だ。
中に何かいる。
見たことのない生物だ。
いや・・・待てよ?
なんだか、見覚えがあるような・・・。
!!
『鬼』だ。
あのときと同じ・・・。
ずっと忘れていた。
思い出したくなかったんだ。
鬼は、檻を軽々と破壊して外に出てきた。
殺される。
そう思った。
だが、違った。
鬼は、俺の体に触れると、周りの空気にとけ込むように、消えた。

耕一編

「さっきの青年、倒れたけどどうしよう?」
「鬼にならないうちにボテ殴りにしましょう」
「それはやばいって」
笑顔で怖いこと言わないで下さい、千鶴さん。
「あ、右手が鬼に・・・」
「早めに殺るのが吉ですよ」
「だからやばいって」
自分が元凶のくせに抹殺しようとするんだから。
「な・に・か・い・い・ま・し・た・?」
やべ、声に出てた。
「この人、右腕だけしか鬼にならないな」
「起こしましょうか」
「う・・・う〜ん」
気がついたようだ。
「なんじゃああぁ、こりゃああ!?」
古いし、他の人がもう使ったネタだよ。
「あなたは、地球を守る平和の戦士、エルクゥに選ばれたんですよ
」
千鶴さん、どういう言い訳だ。
だいたい、「平和の戦士」って矛盾気味で怪しいぞ。
とりあえず、俺は青年に鬼とかキノコとかの説明をした。
「あ、俺、川崎涼って言います」
「俺は柏木耕一」
「柏木千鶴です」
「柏木梓」
「それじゃ、何か困ったことがあったらここに連絡してくれ」
「はい。どうもありがとうございました」
この出会いが、俺たちの運命を大きく変えることになろうとは、こ
のときは知る由もなかった。

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くま「ども。後編です」
川崎「あの終わり方、いいの?続き書かないといけないよ?」
くま「ネタはあるよ。一応」
川崎「自分の首絞めてるだけだ」
くま「ちなみにこれ、『ORANGE』のジャケット見てて思いつ
いたんですね」
川崎「初めはただ単に千鶴さんのアイス食べた人が苦しむだけだっ
たのに、どんどん話が大きくなったなぁ」
くま「シリアスになりそうな設定を作っておいてギャグになるとこ
ろがすごく俺らしいね」
川崎「いいのかそれで」
くま「それじゃレス」
ROSSOさん。
 言うのを忘れてましたが、俺が月島と聞いて思い出すのは「耳を
 すませば」です。
 何せ、ヒロインの名前が月島雫ですからねぇ。
久々野さん。
 すみません、しばらくはこれにかかりっきりになりそうなので、
 まとめられるほど短編は書けないです。
sphereさん。
 見ての通り、真・鬼伝説はギャグです。
 第二章もすごいことになってます。
 キャラ多すぎです。
vladさん。
 俺、プレゼント?(ちがうって)
 俺、ケガ人?(だからちがうって)
くま「それでは、また」

タイトル:真・鬼伝説 第一章 海辺の惨劇 後編
コメント:川崎、鬼になる。
ジャンル:コメディ/痕/川崎