真・鬼伝説 第一章 海辺の惨劇 前編 投稿者: くま
川崎編

俺は今、海に来ている。
ここは有名な温泉地らしい。
おっ。
遠くの方に、アイスキャンデー売り発見。
なんだか昔懐かしい自転車で来ている。
売り子は、髪の長い女性と、髪の短い女性と、男。
男はどうでもいいが、女性は二人とも美人だ。
「アイス一つ」
「150円になります」
ん?これ、コーンのアイスだ。
ま、いいか。
一口食ってびびった。
この味は、表現できんよ。
強いて言うなら、え〜と、
「異次元の味」。
よく見たらなんかすごい色してるし。
とりあえず俺は、ぶっ倒れた。


耕一編

俺は今、海に来ている。
梓と初音ちゃん(今日は来てないけど)の作ったアイスを売りに、
だ。
これが評判が良くて、数年前から毎年売りに来ている。
今ではこの浜の名物だ。
お、お客さんだ。
「アイス一つ」
「150円になります」
千鶴さんが応対する。
あれ?
「なあ梓、あんな色のアイスあったか?」
「え?あんなの作ってない」
「あの色ってさぁ・・・」
「うん、まろで・・・」
「「毒キノコ」」
!!
もしかして・・・。
すすすぅ〜〜〜〜〜〜っ
「どこいくんだ千鶴姉」
こっそりとこの場を離脱しようとしていた千鶴さんの襟首を梓が掴
まえた。
「あのね、梓と初音があんまり楽しそうに作ってるものだからつい
、作ってみたくなっちゃって・・・てへっ」
「てへっ・・・じゃ、なぁ〜〜〜〜〜〜〜いっ!!営業禁止になっ
たら、これを楽しみにしてたお客さんに、なんて言ったらいいんだ
よ〜〜〜〜〜〜っ!!」
少しひどい気もするが、ほんとにそれを心配しなくてはいけないの
だ。
「ご、ごめんなさ〜い、つい出来心だったんですぅ〜〜〜〜」
もうメチャクチャだ。・・・と、そういえば。
「ねえ、千鶴さん、アイスにキノコか何か入れた?」
「え、ええ」
「それ、何のキノコかわかります?」
「ちょっと待ってくださいね・・・こんな事もあろうかと、キノコ
図鑑を持ってきてるんですよ」
「それなら最初から調べておけ〜〜〜〜〜って言うか作るなぁ〜〜
〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
「で、何のキノコですか?」
俺はさりげなく梓のツッコミを無視した。そうしないと話が進まな
いから。
「あ、ありました、ありました。名前はオニヘンゲタケ。何でもこ
こ、隆山にしか生えてない貴重なキノコで、食べた人を鬼に変えて
しまうそうです」
・・・恐いことをさらっと言うな、この人は。
「しかし、どうやって人を鬼に変えるんだろう?」
「何でも、体内に取り込まれたキノコの菌糸が寄生して、宿主の細
胞を変化させるそうです」
「グ・・・グロいな・・・」
「でも、もしかしたらエルクゥ達も元々は寄生されてああなったの
かもしれませんよ」
「じゃ、俺達も?嫌すぎるぅ〜〜〜〜〜〜〜〜」
「そうだ!!菌糸だから水虫の薬とかで治りませんかねぇ?」
「「なわけあるかい!!」」
どさっ。
あ、さっきの客が倒れた。

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くま「ども」
川崎「やっっっと俺の出番が来たか」
くま「いろいろあって、一度書き直したから」
川崎「しかし、真・鬼伝説は言い過ぎだろ」
くま「他に浮かばなかった」
川崎「そんじゃ、レス」
sphereさん。
 黄金パターンを作ろうと思って、「シリヤス」を立ち上げました。
 次回作は未定。
BEETさん。
 楓ちゃんは読経できるって、絶対。
へーのきさん。
 鳴く「さばみそ」は我が家だけです。多分。
vladさん。
 MSXネタになると妙に燃えてしまう俺。
 余計な事だったかなー、と思ってました。
くま「それでは、また」

タイトル:真・鬼伝説 第一章 海辺の惨劇 前編
コメント:鬼の概念を根本から覆す作品。
ジャンル:コメディ/痕/川崎