どれだけの時が過ぎたのだろう。 あのことに気づいてから。 浩之ちゃんのことが好きだ、と。 でも、あの人は振り向いてはくれない。 私はいつも、あの人の背中を見つめるばかり。 その背中も、時々見えなくなりそうで。 寂しくて。 切なくて。 でももうそれも終わり。 全部、私の押しが弱いせいだったんだ。 気持ちを伝えられないのも。 遠ざかる背中を引き止められないのも。 でももうそれも終わり。 私、変わるから。 きっと、変われる。 この、通販で買った「セイカクハンテンタケ」を使えば、きっと。 ****************************** くま「ども。いやぁ〜、ええ話やな〜」 川崎「こらこら。無理矢理ギャグにしといて何を言うか」 くま「ギャグじゃないよ」 川崎「え?」 くま「シリヤス(偽シリアス)だよ」 川崎「新しい言葉を作るな」 くま「分類しようがないものをいくつか書いたからね。便利だよ、 この言葉」 川崎「確かに、ジャンル分けで苦しんでたなあ」 くま「それでは、また」 タイトル:恋心 コメント:あかりの切ない想い、届けます。 ジャンル:シリヤス(偽シリアス)/TH/あかり