浩之ちゃんが朝起きたらクマになってたらしくて、そのまま学校に連れてきた んだけど、宮内さんが来たとたんにどこかへ行っちゃったの。 宮内さんを食い止めろって言われたんだけど、どうすればいいのかなぁ。 「Huntingー。Huntingしたいヨー」 「ええ加減に、しなさい!!」 あ・・・。 志保がハリセンで宮内さんを叩いた。 でも、ハリセンなんてどこにあったんだろう。 「保科さん、ありがと」 「ええよ、別に」 ・・・・・・。 いつも持ち歩いてるのかなぁ。 「ハッ!!ココはダレ?ワタシはドコ?」 「・・・保科さん、ハリセン」 「冗談デス・・・」 浩之ちゃん、どこ行ったのかなぁ。 俺は、先輩に呼び止められていた。 [イケニエとかそういうのはちょっと・・・] 「・・・・・・」 嫌ですか、って・・・。 [当たり前です] 「・・・・・・」 そ、そんなに悲しそうな顔されると、つい・・・。 [死なない程度なら、いいかな・・・] 「・・・・・・」 本当ですか、って今更嘘ですとは言えんだろ。 メチャメチャ喜んでるし。 「あら、姉さん」 綾香だ。 「いいクマ連れてるわねぇ。練習用に貸してくれない?」 「・・・・・・」 「ダメ?一度でいいからやってみたいのよねぇ・・・クマ殺し」 なんか、うっとりとしてるし・・・。 誰か、この姉妹を止めてくれ・・・。 ドガシャアァッッッ!! ハデな音を立ててブロック塀に突き刺さったのは、サッカーボールだった。 「浩之は誰にも渡さない!!浩之は僕のものだ!!」 雅史・・・、助けてくれるのはいいが、そういう(ありがちな)台詞はよせ。 「お嬢様に手出しすることは、このセバスチャンが許しませぬぞー!!」 やっぱり来た。 暑苦しいぞ、セバスチャン。 俺の格好も十分暑苦しいけどな。 ん、背中にチャックが・・・。 なんちゃって。 くい。 不意に、手を引っ張られる感じがした。 あかり・・・? 「浩之ちゃん、逃げよう?」 チラリと先輩と綾香を見る。 「あら、いいわねー若い人は」 「・・・・・・」 また次の機会にお願いします、か・・・。 男二人は・・・、 「まだまだ!!」 「甘いわー!!」 まだやってやがる。 当初の目的を完全に忘れてやがるな。 [じゃ、行くか] 「うん!!」 その後俺は、体育館裏でシメられた。 誰にやられたかは、あえて言うまい。 *********************************** くま「ども。なんとなく、書きました」 川崎「二作目が一作目よりデキが悪いってのはよくあることだからねぇ」 くま「というか、前半の<なにげに楽しい学園生活>みたいのが書いてみたか った」 川崎「しかし、明日から夏休みだねぇ。どうすんの、ネットは」 くま「・・・大学、通うか?」 川崎「大変だ・・・」 くま「それでは、また」 タイトル:浩之、クマになる・続き コメント:クマである必要があるのか?これ・・・。 ジャンル:コメディ/TH/浩之