黄泉の国から‘98ー再会ー 投稿者: くま
俺は、後悔していた。
目の前に出された、千鶴さんの手料理。
その原因は、俺が梓とケンカして、
「今日は飯作ってやらないからな!」
と言わせてしまったことにある。

今更謝っても、この料理から逃れることはできないだろう。
核のボタンは押されてしまったのだ。
楓ちゃんの視線が痛い。
初音ちゃんはこっちを見ないようにしている。
ああ・・・。
梓が、ニヤリと笑った。

千鶴さんは楽しそうだ。
なにせ、梓の「飯作らない宣言」を聞いた瞬間、台所へ直行したぐらいだ。
「さあ、食べましょうか」
千鶴さんの明るい声が俺の心に風を吹かせる。
料理を口に運ぶ途中、俺は
「人は何故同じ過ちを繰り返すのだろう・・・」
と考えていた。

・・・・・・。
目の前には、花畑が広がっていた。
向こうから駆けてくる一つの人影が見える。
「ダリエリ・・・?」
「久しぶりだな、ジローエモン。いや、今は柏木耕一だったか」
やけに親しげだな、コイツは。
「ん?どうした?そうそう、俺は今地獄の門番をやってるんだぞ」
お前の近況など聞きたくもない。
「ところでお前、死因はなんだ?事故や病気ってわけじゃなさそうだし、お前
を倒せる鬼がいるとも思えんが・・・」
「実は・・・」

「ハッハッハッ。そうかそうか、リズエルの料理の下手さは有名だったからな
ぁ。あれでもう何人も三途の川を渡ってるぐらいだ。よし、俺が上に掛け合っ
て、お前を元に戻してもらうからな」
「ダリエリ・・・」
いい奴だったんだな、顔に似合わず。

「これが書類だ」
「何から何までありがとう」
俺たちは、堅い握手を交わした。
「もう戻って来るなよーーーー」
「俺は刑期が終わって出所する人か!?」
持つべきものは親友だな。

気がつくと、そこは風呂だった。

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くま「ども。頭痛いときに書いたんで、かなりわけわからんです」
川崎「あのオチはどういうこと?」
くま「意味はないですけど・・・、深読みしようとすればできます」
川崎「なにそれ」
くま「夢オチといえば・・・」
川崎「あれの続き?」
くま「こじつければ。でも一応別ものってことで」
川崎「なんなんだ結局・・・」
くま「それでは、また」