Ｔｏ　Ｈｅａｒｔ　オリジナル続編

　　　Ｎｏｉｓｙ　Ｖａｃａｔｉｏｎ　予告編

　　Ｅｐｉｓｏｄｅ　Ｘ：Ｍｕｌｔｉ

　薄暗い……
　ここは一体？
　……そうだ。
　私は永久凍結されたんだった……
　ここは来栖川電工第７研第２研究室。
　私の生まれたところ……のはずだけど？
　何だか、実験室の雰囲気が違う……あれ？
　私、自分で考えている……
　どうして？
　永久凍結されて、二度と目覚めることもないはずなのに。
「おはよう、マルチ。」
「え？」
　私は乱雑な思考を打ち切って、声の方に視線を向ける。
　そこに居たのは、私の生みの親、長瀬源五郎主任。
　あの時と同じように、優しく、穏やかだった。
「気分はどうだい？」
「えっと……悪くないと思います。」
　私は体を起こす。
　……何だか少し違和感がある。
「無理をしなくていい。まだ、新しい身体に馴染んでいないはずだから。」
　主任は私を蓋の開いたカプセルの中に再び寝かせてくれた。
「新しい……身体……」
　私は呟いて、自分の手を眺める。
　何だか、本当の人間みたい……
　血の通っている……暖かな身体……
「あの……どうして私は……」
「マルチ、お前には再び学校で実験をしてもらうことになった。実稼動試験という名目でな。」
「え？　そ、それじゃあ……」
「ああ、また藤田君と会えるんだよ。」
　藤田……浩之さん……私の……大切な人……
「また、会えるんですね……」
　浩之さん……


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く……


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　どうも、神我人さんです(笑)
　始めましての人は始めまして。
　そうじゃない人はこんにちは。
　最近、パソコンを盗まれてむっちゃブルー入ってます。
　くそぉ、まだ支払いすらしてないのに(涙)
　というわけで、草の根の方にぜんぜん行けません。
　誰か、安く本体を譲って下さい（マテ

　まあ、それはさて置……けないんですが（笑）
　Ｌｅａｆ　Ｎｅｔ等にもアップしている「Ｎｏｉｓｙ　Ｖａｃａｔｉｏｎ」の予告編として書い
ていたものを、ミカカから送信してます（爆）
　良い子は真似しちゃ駄目ですよぉ（笑）

　おっと、職員さんの白い目が……
　というわけで、ここらで失礼。



　　　　　　　　　　　神我人、もしくはドクトル神我人と呼ばれる者