マルチエリオン 裏:第拾九話 投稿者:ぎあ


はじめに
本日、いや昨日のPM3:00。私は会議に参加していました。
突然、頭の中にマルチエリオンが降臨。(笑)以下にその内容を記します。
マルチエリオン第拾九話は、「葵の戦い」ですが、降臨した内容は全然違うため
そちらは、別の方にお願いしたいと思います。
内容はただのエバ拾九話パロディです。
かなり、(本人が)壊れているため、見苦しい点ご容赦下さい。
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柏木千鶴は、マルチ初号機の中で、オペレータの声を聞いた。
「エントリー・スタート。」
ぶううんんんん・・・・・。
音とともにスクリーンが反応。と、全てが赤色に変わる。
「うっ。」千鶴が口をおさえる。
「パルス逆流、A10神経接続拒否。」
「私じゃ、ダメなのね。・・・・だめなのね。ゆるせない。」
ゴオォっと風が吹いた。(BGMがかわる)
千鶴の体が怪しく光りだす。
「パルス再逆流、鬼モード展開。ああっ、マルチが侵食されていきます。」
オペレータの声を聞き、長瀬は唸った。
「千鶴は、零号機で待機。初号機には、瑠璃子を載せろ。」
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月島瑠璃子は、マルチ初号機の中で、オペレータの声を聞いた。
「エントリースタートします。」
ぶううんんんん・・・・・。
音とともにスクリーンが反応。が、やはり赤色に変わる。
ちり・ちり・ちり・ちりちり・ちりちりちりちりちり・・・・・。
「パルス濁流、A10神経接続拒否。怪電波発生。」
オペレータの声を聞き、長瀬は頭を抱えた。
「・・・・・。」
長瀬の脳裏に少女の顔が次々と浮かぶ、沙織、瑞穂、梓、楓、初音・・・。
「もう、いい。・・・瑠璃子は、ジオ・フロント外で待機。初号機は、ダミーモップで再起動。」

しばらくしてオペレータが叫ぶ。
「ダミーモップ搭載完了。探査針打込み完了。」
「コンタクト・スタート。・・・・・パルス消失。」
長瀬は、つぶやくようにいった。
「つづけろ。あいつらより、マシだ。もう一度108からやり直せ。」
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(場面展開)
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ヒロユキは、マルチ初号機の中で、叫んだ。
「動け、動け、動け、動け、動けぇ。」
使徒は、バッテリーぎれとなったマルチに執拗なまでの攻撃を加えている。
「動け、動け、動けよ。今動かなければ、なんにもならねぇじゃねぇか。
 もう、そんなのいやなんだよ。」
ドクン。
鼓動音がきこえた。
ドクン・ドクン・ドクン・・・。
「うらああああぁぁぁ〜〜〜〜。」
あたりに咆哮がひびきわたった。

覚醒したのは、初音だった。
・・・・・・・。
・・・・・・・。(汗)
(ひとつ前の選択肢まで戻る)

「うええぇぇぇんん。」
あたりの泣声がひびきわり、マルチが目を開いた。大粒の涙を流しながら。
「やめて、くださぁぁ〜〜〜い。」
使徒のするどい触手をマルチの手が遮る。
切られたのは、使徒の触手だった。
触手は、マルチの指の間から細い帯状となって地面に落ちる。

「マルチ初号機、再起動。・・・・信じられません。初号機のシンクロ率400%を超えてます。」
オペレータのりおが叫ぶ。
「彼女がめざめたんだわ。」眉だけをつりあがらせて、あかりが言った。
周りには、発令所を非難した主要キャラ達がいる。
ただ、月島瑠璃子の姿はそこにはなかった。

「・・・・・・・・・・。」
「『ありえないって。』先輩は言ってます。」葵が言った。横には芹香がいる。
「・・・・・・・・・・。」
「『オリジナルDVDなしに彼女は、めざめない』って言ってます。」
芹香は、その場にしゃがみ込むと地面に魔法陣を書き始めた。
綾香は、そんな姉を見つめたまま、こう言った。
「こうなったら、彼女は誰にも止められないわ。」

「ううっ。ヒロユキさぁん。私、ヒロユキさんだけのためにお役にたちたいですぅ。」
マルチは、そう叫ぶと、N2ミートソースを使徒にぶちまけた。
ひるんだ使徒に向かって、だぁーっと突進するマルチ。
その手にはポジトロン・フライパンとプログ・はしがにぎられている。
マルチは、細く切られた使徒の触手をはしでかきあつめ、フライパンで炒めはじめた。
苦しむ使徒。
「だめ。ヒロユキちゃん。油をひかないと・・・。」あかりが叫ぶ。
「俺にどうしろっていうんだ。」ヒロユキは、ストーリーについていけないでいた。
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「せんべい?」
「・・・・・」
「ミートせんべい?」
「ううっ。ずみまぜ〜〜ん。」
ミートせんべいと化した使徒は、動きを止めていた。
コアは、すでに輝きを失っている。
使徒は、沈黙した。

「ううっ。ヒロユキさ〜ん。どこにいるんですかぁ〜〜〜〜。」
「中だ。中。おまえの中だ。」
「ううっ。声はすれども姿は見えず。ふえええぇぇぇ〜〜〜んんん。」
使徒を倒してもマルチの暴走(?)は、おさまらない。
「ぐす。シトさん。シトさん。おいしいってどんなかんじですかぁ?」
バリ、バリ。
マルチは、泣きながら使徒を食べはじめた。

「食ってる。ミートせんべいを食ってる。」志保が言った。
「うっっ。」全員が口を押さえる。

「マルチの覚醒と開放。リーフがだまっちゃいないな。」
雅史は、わけのわからない微笑みをうかべながらつぶやいた。

「はじまりましたな。」セバスチャンである。
「全ては、これからだ。」長瀬は、そう言いながら不敵な笑みを見せた。

END