私は、貴方が好きです。 大好きです。 とても、大好きです。 私が貴方に出会ったのは、いつだったのでしょうか?。 私が貴方を知ったのは、いつ頃だったのでしょうか?。 貴方は、とても純粋な瞳をしてました。 キラキラして、まるでエメラルドかサファイヤのような、深みがかった綺麗な瞳の 色をしてました。 貴方は私のことをどれほど、知っていたのですか?。 財閥の家に生まれ、令嬢と呼ばれている私まで、ですか?。 魔法を信じて、人に変わり者扱いされている私まで、ですか?。 それとも・・・無口で、こんなに気弱な・・・でも、強情な私まで知っているので しょうか?。 何故だか、貴方には私のことを全て知っているような、全て知られてしまっている ような恥ずかしい錯覚を覚えます。 貴方の瞳には、私の全てが写し出されてしまっているような気がして、とても恥ず かしい気分になっていることを貴方は知っているのでしょうか?。 私は、貴方が好きです。 初めは、普通に嬉しかっただけなんです。 私の事を、自然に接してくれました。 私の趣味を、馬鹿にしないで付き合ってくれました。 そんなに優しくしてくれた貴方に、私は何が出来たでしょう。 私は、貴方の親友を呼ぶことが出来ませんでした。 私は、貴方にいいところを見せたくて、失敗ばかりしてきました。 正直、落ち込みました。 迷いました。 悩みました。 もしかしたら、仕方なく付き合ってくれているんじゃないかって怖くなりました。 貴方がいない事を、怖がりました。 貴方が笑ってくれない事を、恐れました。 貴方の優しい声が聞けなくなる事を、とても嫌がりました。 どうして、こんなにも貴方の事を考えてしまっているのでしょう。 魔法を失敗するのも、 家の廊下で躓いて転ぶのも、 食事の最中に怒られるのも、 いつも・・・貴方の事を考えていました。 貴方が喜んでくれることがしたい。 貴方が笑ってくれることをしたい。 貴方が楽しんでくれることをしたい。 貴方が――私を見てくれることが、したい。 そう思うようになりました。 でも、私には普通の人のような話が出来ません。 自分から話し掛ける勇気すら、ありません。 だから、私に出来ることを頑張りました。 精一杯、頑張りました。 貴方が喜んでくれるように。 貴方が笑ってくれるように。 貴方が楽しんでくれるように。 ・・・貴方がいつまでも、私といてくれるように・・・。 私は魔法を捜しました。 私の為に、探しました。 いつまでも、貴方といられるように。 いつまでも、貴方がいてくれるように。 私は貴方が好きだから。 ずっと、ずっと大好きです。 いつまでも、いつまでも大好きです。 私は、卑怯な人間です。 自分のことばかり考えていました。 貴方が私のことを考えてくれていたのに、 私は貴方のことではなく、自分のことばかり考えていました。 貴方が私を「好き」と言ってくれた時、とても・・・とても嬉しかった。 私は貴方が好きだから。 とても、嬉しかった。 でも・・・ 私はそんな貴方に何か出来たでしょうか? あんなにも私にいろいろしてくれた貴方に、私は―― 私に色々なものを与えてくれた貴方。 貴方はそんな貴方に何かしたい―― してあげたい―― だから―― ――私の知っている魔法。 ――私ができる本当の魔法。 貴方は受け取ってくれたでしょうか。 本当の私は、あれくらいしかできません。 あれぐらいしか、できません。 でも、本当の魔法だから。 心を込めた、私の魔法だから。 これからも、私は貴方を好きでいます。 ずっと、・・・ずっと好きでいます。 だから、これからは貴方が困ってしまった時にだけ、使います。 貴方が受け入れてくれた、私の魔法を・・・。 ――私を好きでいてくれて、とても嬉しいです。 <完> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「くぅぅぅぅぅぅ――っ!!!!。浩之の科白入れてえ――――っ!!!!!!!」 「この(独白)形式で芹香さんをやるのは・・・難しいんじゃない?」(由綺) 「・・・無謀」(はるか) 「うぅ〜ん・・・どうだろう?。芹香さんの言葉遣い、間違ってないかな?」 「芹香さんのファンの方、出来ましたらその辺の指摘お願いしますね」(美咲さん)