「あっち読んだら、もうこんなの読めないよ・・・あ、でも、書いてるじゃん(笑)」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 第6回 「真実の代償」 「マルチさん?」 「は・・・はぃぃぃ」 セリオの問いかけにやや、びびるマルチ。 「聞きたいことがあるのですが・・・」 「な、な、何でしょうか?」 「どうして皆さん、私に怯えているのですか?」 「え・・・あ・・・はぃぃぃぃ・・・すみませんですぅ・・・」 「・・・私が至らないせいでしょうか?」 「そ、そんなことないですぅ。セリオさんは、優秀ですぅ」 「言ってみただけです」 「・・・・・・・・・・・・・・そ、そうですか・・・・」 キッパリとセリオに言われて、引きつるマルチ。 「でも、本当は・・・人間に嫌われるようでは、メイドロボット失格ですね」 心なしか、肩を落としているように見えた。 「人のお役に立ちたいと思って行動していれば・・・」 「これっぽっちも考えたこと、ありませんでした・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・そ、そうですか・・・・」 あっさりとセリオに言われて、更に引きつるマルチ。 「それだから・・・いけないんですよね・・・」 やはり、寂しそうに呟いていた。 「私は、失敗作なんでしょう・・・」 「そ、そんな・・・セ、セリオさんは私なんかよりもよっぽど・・・」 「マルチさんと比べるレベルにある事自体、メイドロボットとして駄目なのでしょう ・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・そ、そうですか・・・・」 毅然と言い放つセリオに、気のせいか、引きつり方がいびつになってくるマルチ。 「第一、マルチさんに慰められるような状態にあることは・・・」 「セ・・・セリオさん・・・・」 声が、震えている。 「・・・・・と、まあ、心にもない悪口を言ってしまいました。申し訳有りません。 少し、心が歪んでいたようです・・・」 「な、なんだ・・・そうだったんですか・・・」 ちょっと拍子抜けたような顔になるマルチ。 「単純っていいですね」 「へ?」 そして、更に分からない顔をする。 「少しだけ、気が晴れました。今日も、頑張りましょう」 「はいぃぃぃ」 二人は結構仲がいい。今まで散々の友情の危機を乗り越えていた。 「よぉ、セリオ」 「浩之さん・・・こんにちわ」 いつもより更に目つきを悪くした浩之が、いつものバス停の前で待ち合わせをして いるセリオの前に現れる。何故か、頬に大きな痣が出来ていた。 「こないだ、うちの学校に来たんだって?」 「はい」 「で・・・あかりに会ったんだって」 「神岸あかりさんですね・・・はい」 「で、何か言わなかったか?」 「情緒、不安定のようでしたが・・・」 「あくまで惚ける気だな・・・」 苛立たし気に、舌打ちをする。悪役っぽい。 「?」 「雅史にも会ったんだって」 「はい」 「志保にも会ったんだって」 「はい」 「レミィにも、委員長にも、葵ちゃんにも、琴音ちゃんにも、理緒ちゃんにも、芹香 先輩にも会ったんだって」 「はい。皆、マルチさんに紹介して頂きました」 「で・・・何て言ったんだ」 「?」 小首を傾げるセリオ。 「誰も、俺と口をきかないんだ・・・志保はいいとしても、あかりは寝込んじまうし ・・・マルチまで俺を怯えたように見るし・・・何、吹き込んだんだよ」 「科学的な分析結果を直接、確認しただけですが・・・?」 「・・・・・ほお・・・」 「何か、不都合でも?」 「・・・セバスチャンがいきなり、俺を殴ったんだ。どうしてだか、分かるか?」 「いいえ」 あっさりと首を横に振る。 「・・・・・お前なぁ・・・」 「事情は把握できませんが、兎に角、分かったことが一つあります」 「何だよ」 「女に餓えているのですね」 ・ ・ ・ 「セリオさん・・・先に帰ったのでしょうか?」 ポツリと一人残されたバス停で、セリオを待ち続けるマルチ。 この後、セリオを知る者は、誰もいない・・・。 ・ ・ ・ そして、浩之はどうなったかと言うと・・・ 「で、どうして私なのよ?」 「知るかぁぁぁぁぁぁぁ――――――っ!!!!!!!!!!!!」 たらしの全勢力を傾けて、残ったなかから吉井をゲットした。 「他には岡田、松本、橋本、矢島しか選択肢が残っていなかったんだから、仕方ねぇ だろっ!!」 〜ハッピーエンド〜 BGM「はじまりの予感」 <おしまい> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「勧善懲悪SS(笑)、遂に完結かな?」 「悪人ってセリオの事?、浩之の事?」(綾香) 「さぁ?(笑)」 「唐突にだけど・・・これで終わり?」(梓) 「まさた様のが格好いい話になって来たので、見苦しいバッタもんもどきは退散・・ ・って言うか、まぁ・・・いいじゃないか(笑)」 「無責任ね・・・(笑)」(梓)