『セリオちゃんとマルチちゃん』 投稿者:久々野 彰

『(即興劇場)セリオちゃんとマルチちゃん』
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 ある日の帰りのバスの中での会話。
「セリオさん、セリオさん・・・」
「何ですか?。マルチさん」
「セリオさんって笑わないんですか?」
「笑わないのではありません。笑えないのです」
「え?」
「笑ってみせましょうか」
「はいぃ、お願いしますぅ!」
「・・・・・」
「!?」

 ニヤリ・・・

「もう一度、笑って見せましょうか?」
「い・・・いいですぅ・・・(ドキドキドキ)」


 翌日の会話。
「セリオさん、セリオさん」
「何ですか?。マルチさん」
「セリオさんって泣かないんですか?」
「泣かないのではありません。泣けないのです」
「え?」
「泣いてみせましょうか?」
「はいぃ、お願いしますぅ!」
「・・・・・」
「!?」

 だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・

「もう一度、泣いて見せましょうか?」
「い・・・いいですぅ・・・(ポトポト・・・)」


 その翌日の会話。
「セリオさん、セリオさん」
「何ですか?。マルチさん」
「セリオさんって怒らないんですか?」
「怒らないのではありません。怒れないのです」
「え?」
「怒ってみせましょうか?」
「はいぃ、お願いしますぅ!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

「もう一度、怒って見せましょうか?」
「グスン、ヒック・・・グスグス・・・」


 また翌日の会話。
「セリオさん、セリオさん」
「何ですか?、マルチさん」
「セリオさんて私の事どう思っているんですか?。何も言ってくれませんが・・・」
「言わないのではありません。言えないのです」
「え?」
「言ってみせましょうか?」
「はいぃ、お願いしますぅ!」
「この学習能力の全くないポンコツ。目障りだから消えろ。この薄ら馬鹿が」
「・・・・・」
「もう一度、言・・・」

 バスを降りて泣きながら走り去って行くマルチ。彼女のそれからを知るものはいな
い・・・。

                           <完>
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「風見様のに刺激されて作ってみました」

 あ、ども。久々野です。
 ちょっと疲れてます。それなのに、昨日読みかけのおねーさんの耳読んで(何回目
だ?)、「やっぱりセリオはえーなぁ・・・」などと感慨に耽ってます。
 はっきり言って、馬鹿です・・・。