夏の日  悪夢きたる・・・ 投稿者:きたみちもどる
 そは突然やってきた。
何の前触れもなくやってきた。
ガディムより強く、千鶴さんの怒りよりも恐ろしいものが・・・。
時代は、夏の話に遡る・・・



 隆山の街に起こった事件。
事件と言うほど事件にはならなかったが、その当事者達の胸の中に何時までも残るで
あろう事件。
異世界の破壊の神が光臨せし事件。
その過程において、破壊の神の眷属との争いがあった。
そこで、これは起こった・・・・・。

「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜っ!!」
「柳川さん!!」
「おいっ、大丈夫か?」
敵の一撃を喰らい、叫び声をあげる柳川。
それを目撃した佐藤雅史と藤田浩之は、ほぼ同時に柳川に声をかける。
「ふっ・・・大丈夫だ・・・これしきの傷・・・っっっ・・・」
最後の方は、声にならないようだった。
「いくら、『鬼』とはいえこのままだと危険だよっ!」
雅史が叫ぶ。
「月島さんも、さっきの闘いで消耗しちゃってるし・・・」
横を見ながら雅史が続けて言う。
そこには、肩で息をしている月島(兄)の姿があった。
「仕方がねぇ、オレがやってやるぜっ!!」
ばっと、前に出る浩之。
「頼むよ、浩之・・・」
雅史が、
「油断するなよ・・・」
柳川が、
「君に任せたよ・・・」
月島(兄)がそれぞれ声をかけてくる。
「おう任せとけっ!いくぜっ!ラルヴァ野郎!!!ひぃ〜さっっっっっつ!!!!」
何かしら身構える浩之。
ラルヴァと呼ばれた存在も、威圧を感じたらしくどことなしに脅えているようだった
「見よう見まね・・・・・」
「!!!!!!!!!っっ」
「アクアシャワァァァァ〜!!」
しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜






その瞬間・・・・全世界の全ての時が止まった・・・・・。
空条○太郎か若しくはDI○かあるいは香港の会社社長か誰かが(あるいは三人同時で)
時を止めた様に・・・・・。


その様な状況下で、柳川がかろうじて動き、浩之にこう告げた・・・。
「藤田浩之・・・公然猥褻罪で逮捕する・・・」


こんなのが、勇者でいいのか?

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どもども、きたみちもどるです。
このネタは、突然昨日の晩に閃き、単時間で仕上げたものです。
前から思っていたりもしたんですけどね(笑)。
でわでわ、今日はこの辺で・・・。