ある夏の日。 隆山に、破壊の神が降臨した。それは、飽くなき欲望を伴ってきた。 この世をすべて喰い尽すために・・・。 「いいわね?いくわよ、三人とも」 赤毛の背中に物騒な剣を背負った女がそう言った。 それに答えた三人の若者。 それぞれ名を、長瀬祐介、柏木耕一、藤田浩之 という。 そして、四人は黒い穴の中に飛び込む。 破壊の神が待つ、闇の中へ・・・。破壊の神を倒すために・・・。 「バラバラに攻撃しては駄目よ。攻撃を一点に集中しなくては」 もうどれだけ彼らは戦っただろうか。すでに其の身はボロボロで、 もはや気力だけで立っている状態である。破壊の神は、其の身を 何回も変えて彼らに襲い掛かってきたのである。もう、この一撃で 倒さなければ彼らに後はない。 「ようーし、それならやってやるぜ!」 浩之が吠える。 「おれたちの力をうけてみろ!」 耕一が叫ぶ。 「僕たちの想いは誰にも、負けない!」 祐介が絶叫する。 三人の力が一つになり、不可解な力を呼ぶ。 「「「いっっっっっけぇぇぇぇ!!!!」」」 不可解な力は、破壊の神を翻弄する。 「いまだ!ティリア!」 浩之が叫ぶ。 「止めの一撃を!」 耕一も叫ぶ。 「勝利は目の前だ!」 祐介も叫ぶ。 三人の声援を受けてティリアは、フィルスソードを振りかぶる。 「でぇ〜〜〜〜〜〜〜〜や〜〜〜〜〜〜」 破壊の神の頭から腰にかけて真っ二つに叩き切る。そうして破壊の 神の肉体は散華した。破壊の神の肉体が激しい光に包まれる。 その時、一筋の光が下界−つまりは祐介たちの世界−へ突き抜けて いったのをティリアは見た。だがあまり気にも止めていなかった。 何せ、破壊の神を追い払ったために、今居る世界が崩れかかっているの だから・・・。 こうして、「災い」は、世の中に放たれたのである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− いかがでしたでしょうか?三校史演義。まぁ、なんか真面目チックになったけど、 次回からは、学園ギャグ物になる(予定)です。 えーと世界観は、ジャスティ○学園と、炎の転○生と、番長○園!をミックスして います。わからない人はごめんなさい。ともかく、熱くて、笑いあり、涙あり、恋愛 ありのものにしてみせます。 あと、もし、登場人物の一人になってみたいという奇特な方(笑)がおられましたら、 どんな名前で、こういう役割で、どの陣営に就きたいか書いてください。多分其の願は かなうと思います。 そういうところで、でわでわ〜。