贖罪の●室 投稿者:あかすり 投稿日:6月14日(木)18時21分
 深夜の校舎――
 僕と瑞穂ちゃんは毒電波の力で太田さんを始めとした女生徒たちを洗脳した
 月島さんと対峙していた。

「香奈子ちゃん!!」
「ダメだ、瑞穂ちゃん!」
「ふふふ、太田さんはもう僕の人形だよ…」
「…………」


「なんで……なんで…香奈子ちゃんが…?」
「そうだ!なんで太田さんをこんな目に!?」
「ふふふ、君たちは何も知らないんだな………いいだろう、説明してあげよう」
「………(ぴくっ)」


〜回想モード〜

「太田さん、悪いけど僕は君には興味が無いんだ」
「そんな………」
「…そういうワケで…じゃ」
「待って!!」
「…しつこいな、君も」
「三百万…」
「へ?」
「三百万持って来てッ!!」
「オイオイ、なんで僕が…」
「言いふらすわよ!あなたが妹さんと(ぴー!)や(ばきゅーん!)とか
 …(だだだだだ!)とかもしてたってコト!」
「困るなァ…、けど証拠が…」
「あるわ」
「へ!?」
「これ…」
「…写真?………げげっ!!これは僕が瑠璃子の制服を盗み着している…!!」
「望遠カメラって性能イイのよ…」
「…ぬぅ」
「この写真をバラまかれたくなければ三百万用意してッ!!」
「し、しかし………三百万も急には…」
「あなた、大病院の院長の親類でしょ!?親に泣きついてでも用意しなさいよ!」
「そ、そんな…」
「生徒会長も大変ねぇ………コレも乙女を傷つけたバツよッ!」
「(ドコが『乙女』やねん)………仕方ない…(ちりちりちりちり)」
「…そう、それで……………うっ!!?」
「………(ちりちりちりちり)」
「…………タクヤサンハスバラシイスチューデントデス」
「よしッ!」







「………というワケだ」
「………ウソ……ウソよぉっ!香奈子ちゃんがそんなバリバリ悪役な…」
「そうだそうだ!それじゃ月島さんより悪役じゃないか!」
「そういわれてもなァ……あ、裁判のために録音しておいたテープが…(ごそごそ)」
「…………(焦)」
「あった。じゃ、再生す―――…ごふッ!!?」
「か、香奈子ちゃん!!」
「太田さん…」
「…ミズホゴメンネ…ミズホゴメンネ…(証拠隠滅…証拠隠滅…)」








―太田さん、アンタもうダメだ