おはようございます、耕一さん。 …どうしたんです?顔色が悪いみたいですけど… え?変な夢を見たんですか? へぇ…どんな夢です?聞かせてもらえませんか? 1、話す 2、寝たふり 3、抱きつく ―1―→ …俺は夢を見ていた。 夢の中の俺は千鶴さんと結婚してて、二人暮しで、とにかくラブラブだった。 「ねぇ、耕一さん。今日の朝御飯は何にします?」 う〜ん、笑顔が眩しい。 「そうだなぁ……何がいいかなぁ。(にへら)」 「カレーなんてどうです?」 「カレーもいいね〜、でも一昨日もカレーだったよね?」 「そういえばそうでしたね……困っちゃったなぁ…。」 「…千鶴さんが決めていいよ。千鶴さんの料理はどれも美味しいし。」 「もぉ、耕一さんったら!(ぽっ)」 …なんだ、幸せじゃん。 現実的にゃ絶対ありえない……いや、なるべくならあって欲しくないやりとりだ。 …しっかし、まぁ…幸せだよな………幸せ………幸せか… …へぇ、そんな夢を見たんですか…もぉ、耕一さんったら夢の中だと正直なんだから… そうだ!久しぶりにこれから朝御飯を作ってあげますよ! いえいえ、遠慮しなくていいんです。 美味しい朝御飯を作って………そして……(…らぶらぶで…そんでもって結婚しちゃったり!!) ………あら?どうしたんです?さっきから俯いて…気分でも悪いんですか? …?…泣いてるんですか?…どうしたんです、ホント? そんな、涙ながらに喜ばなくっても…… あらら、ますます勢いを増して…… どうしたんです? …何をそんなに泣いてるんですか、耕一さん?