ザ・女帝 投稿者:あかすり 投稿日:3月30日(木)00時41分
「長瀬ちゃん、喉が渇いちゃったよ。」

「水道ならそこにあるよ、瑠璃子さ―」

ぺちっ!

「……チョップは痛いよ、瑠璃子さん。」

「…長瀬ちゃんが悪いんだよ。」

「水道が嫌ならちょっと歩いたとこに自販機が―」

「行け。」

「………」

「喉が渇いちゃったよ…。カラカラだよ。」

「…わかったよ。じゃあ、120円ちょうだ―」

「買え。」

「…瑠璃子さん…頼むよ…。」

「………」

「瑠璃子さん…お願いだから―」

「ごめんね、長瀬ちゃん。今、ドル紙幣しか持ってないの。」

「………」

「…ジャスト3分だよ。」

「………(走+涙)」




「やれやれ、困っちゃったよ。長瀬ちゃんは。」

…はぁはぁ、ぜぇぜぇ……

「…る、瑠璃子さん。はい…『最強野菜』…。」

「………」

「…の、飲まないの…?」

「…ふぅ…長瀬ちゃん。『お汁粉ドリンク』だよ、長瀬ちゃん。」

「………」

「もう1回だよ、長瀬ちゃん。」

「………」

「お兄ちゃんは毎日行ってくれるよ。」




「………くうっ!!!(走+泣)」


長瀬祐一、その青春は重い。