イジメ、カッコワルイ、 投稿者:あかすり 投稿日:3月2日(木)11時35分
「なぁ…葵ちゃん、ちょっと頼まれてくれないか。」

「え…、私は構いませんけど…何ですか?」

「いやさぁ…教えて欲しいんだ。…カツサンドの作り方を。」

「ええッ!?」

「どうしたんだ、葵ちゃん?」

「い、いえ…その…カ、カツサンドですか…?」

「そう、カツサンド。美味しいよね、カツサンド?」

「え、えぇ。お、美味しいです。」

「食べたいなァ〜、葵ちゃんのカツサンド。」

「…そ、そんな…。」

「見たいなァ〜、葵ちゃんのカツサンド。」

「…い、嫌…。」

「葵ちゃんのカツサンドが欲しいなァ〜!!」

「…そ、そんな…ヒドイです、藤田先輩…。」

「で、どうなの?作ってくれる?」

「わ、わたしは…」

「………どうなのかなァ〜?」

「……そ、その……」

「カァツゥサァンドォ〜。」

「……ご、ごめんなさいッ!ごめんなさぁ〜いぃ!!」

「あっ!?ちょっ、待って!葵ちゃん、冗談、冗談だってば!!葵ちゃぁ〜〜〜ん!!」





 葵ちゃんは行ってしまった…。

ちょっとしたジョークだったのに………ぐすん。