ある日、俺はとある空き地に来ていた。 なんでかって? とりあえず、いきさつはこうだ。 朝学校に着くと、下駄箱に一通の手紙があったのだ。 おいおいラブレターか?嬉しいけど俺にはあかりっていうれっきとした彼女がいるんだよな〜などと思いつつ手紙を見てみると、 「空き地に来い」 と明らかに男の字で殴り書きしてあったのだ。 「・・・・・・」 ちょっとガッカリしてしまったが(!)、なんか喧嘩売られてるみたいでムカついたので言われた通りやってきた・・・というわけだ。 「・・・にしても遅いな・・・誰か知らねーけど自分から呼び出しといて何やってんだ・・・。」 もしかして矢島か?あいつまだ諦めてねーのかよ。まああんな奴自己流パンチで一発だけどな。 それともセバス?あいつとうとう俺と決着を付ける気になったか。 ふふん、望むところだぜ。 などと、いろいろ勝手な事を考えていると・・・ プシューーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! 「!!!」 突然俺の後ろで煙が吹き出した! パンパンパパパンパパパンパパパン、パンパンパパパンパパパンパパパン・・・ 「これは・・・ロッ○ーのテーマ!?」 そして、徐々に薄れてきた煙の中から姿を現したのは・・・ 「ふはははははぁ!待たせたな浩之ぃ!」 「て、てめえは・・・超三流駄文書きのイリュージョン!」 「超三流って言うなああああああぁぁぁ!!!」 「・・・って言うかなんで塀に登ってんだてめえ・・・。」 「ふっヒーローとはかっこ良く登場するものなのだよ・・・とうっ!」 あ、跳んだ。 「ぬおっ!?」 ズシャァ! ・・・着地失敗してるし。 お前はどっかの正義オタクか。 「・・・ふっふっふっ、弘法も筆の誤り・・・。」 「かなり違うと思うが・・・で?俺になんの用だよ?」 「ああそうだ、浩之!お前に一言物申ーーーす!」 ・・・江○2:50かお前は。 「浩之、お前確かあかりに朝食作ってやろうかって言われた事あったよな。」 「そういやあったなそんな事。」 「その時お前どういう理由で断ったか覚えてるか?」 「・・・なんだったっけ。」 「お前はなあ、7時起きが辛いからって断ったんだよ!」 「そうだっけ。」 「そうだよ!で、今日俺がお前に言いたいのはこの事なんだ!」 「はあ?」 「7時起きが辛いだとお?てめえ、俺がいつも何時に起きてるか分かってんのかよ!」 「さあ。」 「6時だぞ6時!てめえはなあ、俺よりも1時間も遅くに起きてしかもそれであかりの手料理まで食えるんだぞ! こっちはこの時間に起きても学校にギリギリなんだぞ!なんなんだよこの差は!」 「それはおめえが片道1時間半のとこにある学校に通ってるからだろ。こちとら片道15分だ。」 「うるせえ!てめえも俺を見習って6時に起きやがれ!」 ・・・アホらし。逆恨みもいいとこだ。 「言いたい事はそれだけか?なら俺は帰るぜ。」 「ふっふっふっ・・・このまま無事ですむと思ってるのか?俺を怒らせた罪は重いぞ・・・。」 そういうと奴は、どこからかノートパソコンを取り出した。 「!!!ま、まさかそれは・・・。」 「そう!これぞ作者のみの力!作者の特権!俺がここに文章を打ち込めば、お前はその通りの行動をしてしまうのだ!」 「・・・てめえ・・・。」 「ふっふっふっ・・・これからお前に恥ずかしい事をさせてやる・・・とびっきりのな・・・。」 「・・・や・・・めろ・・・。」 「そしてそれがあかりに見つかってあかりはお前に幻滅してしまうのだ・・・。」 「やめろ・・・。」 「さらに運の悪い事に志保にも見つかって・・・もうお前は学校どころか地球上にもいられなくなるだろうなあ・・・クックック・・・。」 「やめろ・・・やめろ!」 「俺を怒らせた罪の重さ、とくと知るがいい!」 「やめてくれーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 その時! スッパーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!! 「!!!」 かなり小気味いい音が空き地に響き渡った。 「ハアッハアッハアッ・・・。」 そこには、肩で息をしながら特大ハリセンを握り締めている人影と、地面に頭から突っ込んでいるイリュージョンがいた。 「お前は・・・アシスタントのMじゃねえか!」 そう、その人影こそ、このバカ作家のアシスタント兼飼い主のMだったのだ。 Mは、しばらく息を整えた後、俺の方に歩いてきた。 「浩之さん・・・ですよね?どうもウチのバカがご迷惑をおかけしました。」 「え・・・あ、いや。」 「それでは、私たちはこれで失礼します。」 「あ、ああ・・・。」 あまりに突然の出来事なので、俺は何も言う事が出来なかった。 「さあ!帰りますよ先生!」 「は、放せM!この恨み晴らさないでおくべきかーーーー!」 「SS書き途中でほっぽりだして抜け出しておいて何言ってるんですか!それに学校の宿題もまだ終わってないでしょ!」 「おのれ浩之!覚えてろーーーーー!!!」 Mに引きずられて、イリュージョンは去っていった・・・。 「・・・なんだったんだ一体・・・。」 「あ、いたいた。浩之ちゃーーーん!」 「ん・・・ああ、あかり。」 「こんなところにいたんだ・・・も〜、あたしに黙ってどっか行っちゃうんだもん、心配しちゃったよ。」 「ああ、すまねえ。」 「ねえ、こんなところで何やってたの?」 「ああ・・・いや、なんでもない。」 さすがに、作者に会ってたなんて言えねえよな・・・。 「?」 「それよりも、ホラ、早く帰ろうぜ。」 「・・・うん!」 俺達は、夕暮れの中を並んで歩き出した。 今日の事は忘れよう・・・一刻も早く忘れるべきだ。 ちなみに、電柱の陰で俺達の姿を恨めしそうに見てた奴がいた事を、ここで付け加えておこう。 ちゃんちゃん♪ ============================================ イ「・・・」 M「・・・先生、何か言う事は?」 イ「タイトル通りだ・・・。」 M「・・・まったく、先生も血迷いましたね。」 イ「・・・今の生活が悪いんだ・・・今のゆとりのない生活が俺を狂わせたんだ・・・。」 M「自分のチンケな頭を棚に上げて・・・早く感想書いて下さい。」 イ「そうだな・・・。」 <覚醒 〜前編〜>川村飛翔様 初めまして! エディフェルの想いが痛い程伝わってきます・・・。 後編、楽しみにしてます! MIO様 初めまして! <(E)> 一体どんなポーズなんでしょう・・・。 思わずグ○グ○を思い出してしまいましたよ! <ロボット二人・・・> 二人が食べたケーキはどうなるんでしょうか・・・。 後で長瀬さんが腹の中から取り出して食べるとか? 千○衛さんみたいに。(笑) <超人あかり> あかりインパルスの内容を見て思わず吹き出してしまいました。 浩之ちゃん・・・壊れちゃったんでしょうか? <隆山事件簿 〜呪詛の棲む匣(後編)〜>いち様 初めまして! かなりブラックですね・・・。死者の怨念が人々を操るなんて・・・。 ビクビクしながら先を読んでいました。 M「それから、闘魂秋吉様、仮面慎太郎様。あんなクズみたいな駄文に感想を書いて下さってどうもありがとうございます!」 イ「感想を見ると私もやる気が出てくるな。」 M「次ぐらいには出来るんでしょうね・・・雅史話。」 イ「う・・・で、出来るさ!・・・多分・・・。」 M「それでは、また会いましょう♪」 イ「さらばだ!」