俺こと柏木耕一は、楓ちゃんと愛を確かめあった。 肌と肌とのふれあいの中、俺は前世の記憶を取り戻す。 そしてその後、楓ちゃんから思いも寄らない真実を告げられるのだった。 「・・・・じゃあ、俺の中の鬼が目覚めようとしてるのか?」 「はい。私たちが原因なのか、それとも他の要因があるのかは解りませんが・・・。 確実に耕一さんの中の鬼は目覚めようとしています。もしも千鶴姉さんがそのことを 知れば、あなたを・・・」 「あなたを、殺さなくてはいけません」 ドアの外からの、突然の声。 ドアが開け姿を現したのは、はたして千鶴さんだった。 「立ち聞き、してたの?」 俺は、苦笑混じりに言った。反応はない。 ・・・・・なんか、目に殺気がこもってるような・・・。 「耕一さん、あなたを殺します」 え、何?本気?ちょ、ちょっと待って。 ぺらぺら(台本をめくる音) 「ち、千鶴さん!!ここでは、まだ本気をださなくてもいいんですよ!!」 「・・・・」 いかん、完全に目がマジだ・・・。 「耕一さん」 「はい?」 「私、耕一さんがこの部屋に入った時から、ドアの外にいたんですよ」 「!☆〒◇♂△?」 と、いうことは・・・・ 「だから・・・・」 「あなたを殺して、私も死ぬーーーーーー!!!!」 「NOーーーーーーー!!」 GAME OVER