***注:パクリかもしれません。つーか、パクリ。*** *** 多分ネタバレは無い・・・と思います。 *** *** いや、ちょっとだけ有った・・・ *** 「ん〜・・・」 「お、どないしたんや?辛気くさい顔して」 「由宇か。いやな、俺の所にこんなのが届いたんだ」 そう言って和樹が取り出したのは一通の手紙だった。 見るからに上質の紙で作られた封筒である。 裏を見ると『リーフファイト実行委員会』と印刷されている。 「なんや、和樹のとこにも届いとったんか」 「おれの所にもって・・・由宇にも届いてたのか?」 「ウチらだけやのうて詠美とか牧さんとことか・・・ウチらの知り合いには殆ど届いとったはずや」 「そうか・・・」 「で、なに悩んどるんや?」 「いや、俺・・・武器っていうか・・・技がな・・・」 「はぁ?」 「ほら、由宇はあるだろ?ハリセンとか炎のGペンとか・・・こみパカタログとか」 「和樹も使えば?カタログ」 「それはそうなんだが・・・他に、な」 「性格豹変なんかは?アレの時なんかもう・・・」 「わーーー!?言うな!それ以上は言うな!!」 「む〜・・・よしっ!ちょっと待っとき!ウチが探してきたる!!」 「あ、おい!?」 「和樹は原稿描いとくんや、ええな?」 そう言うと由宇はカバンを掴んで部屋から飛び出していった。 「・・・大丈夫か?」 和樹は誰かに問うわけでもなく、呟いた。 「今帰ったで!」 「ああ、おかえ・・・」 ドン 「・・・りって、なんだそれ?」 「ちょうどピッタリのがあったんや、開けてみい!」 「え〜と、・・・砥石にライダーグローブに伊達メガネに丸ペンに・・・ステンレス定規ぃ!?」 「どや、バッチリやろ」 「い、いや・・・ダメだと思うぞぱくりは・・・」 「ぱくりやない、オマージュや!」 「・・・てゆうか、なんで知ってる?」 「知ってるんや」 「いや、そうじゃなくてだな」 「文句は聞かん。さあ、早速研ぐんや」 「は?」 「グダグダ言わんとはよ研げ」 「い、今からか?俺にはまだ原稿が・・・」 「研げ」 「だから原こ」 すぱぁぁぁん 据わった目をした由宇がどこからか取り出したハリセンで和樹の後頭部をひっぱたく。 そして 「研げ」 「・・・はい」 その日から三日三晩、彼の部屋からはすすり泣きと何かを研ぐ音、そして景気のいい打撃音が続いたという。 ちなみに入稿に間に合ったかは別のお話・・・ -------------------------------------------------------------------------------- アルバトロスといいます。 ・・・初投稿です。 やっぱり常連の皆さんみたいにはいきませんねぇ・・・ これが経験の差と言うやつですか・・・ 読み返して見て『・・・』が多い。どうしたものでしょうか。 *元ネタわかりますか?14,5年前なんですけどね。 子供心にかっこいいと感じた覚えが有ります。